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関西3空港懇談会 神戸空港国際化は2019年春以降に検討か?

2018/12/26

「関空、伊丹空港、神戸空港のあり方」を話し合う「関西3空港懇談会」が2018年12月24日に8年ぶりに開催された。

神戸空港の発着枠は現在、国内線のみ1日60便(30往復)に制限されているが、神戸空港の規制緩和について井戸兵庫県知事が下記のように提案した。

神戸空港 現在の運用 規制緩和案
運用時間 午前7時~午後10時(15時間) 午前6時~深夜0時(18時間)
発着枠 1日60回 1日120回

しかし、今回の3空港懇談会では具体的な「神戸空港の規制緩和」は決定されず、次回2019年春に開催される「3空港懇談会」に持ち越されたと見られる。

井戸兵庫県知事、久元神戸市長は、2021年のワールドマスターズゲームズ、2025年の大阪万博までに段階的に神戸空港の国際化を期待しているとされる。

また、松本関経連会長は、伊丹空港について遅延便が午後9時以降に着陸できるよう提案した。

また、関西空港については、年間23万回の発着回数を超えて使えるよう求める発言があった。

 

参照・引用

サンテレビ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181224-00010000-suntvv-l28

 

神戸新聞

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201812/0011930751.shtml

 

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現在の関西3空港の役割分担

空港名 役割分担
関西国際空港 関西の基幹空港であり、国際線が就航するのは関空に限定する。
伊丹空港 国内線の基幹空港で、騒音対策のため、発着回数は1日370便、運用時間は7時から21時までの14時間とする。
神戸空港 150万都市神戸及びその周辺の国内航空需要に対応する地方空港で、運用時間は7時から22時までの15時間、1日の発着回数は60回が上限とする。

コメント

2017年度の関西空港の利用者数は、2,880万人(国際線2,190万人・国内線690万人)、国際貨物は83万トンだった。

伊丹空港は3,000mと1,828mの滑走路2本で年間利用者数1,570万人となっている。

伊丹空港はすでに発着枠を使い切っているので、関空のバックアップはそもそも無理。

神戸空港も2,500m滑走路1本なので、関空のバックアップは無理。

結局、関空のバックアップのためには、3,000m滑走路2本の「新空港」が必要で、当然、そんな新空港を作るはずもない。

今回の関西3空港懇談会は、関空のバックアップを大義名分として、「伊丹空港の規制緩和」をするのが目的だったと思われる。

それは、2020年東京オリンピックに向けて、羽田空港は現在年間6万回の国際線発着枠が3.9万回増加することに関係あると思われる。

国際線はエコノミークラスが満席でも、ファーストクラスやビジエスクラスの搭乗率が低いと赤字になってしまう。

羽田空港の国際線発着枠が約1.7倍となるので、東京圏だけではファースト・ビジネス客が足りなくなると予想される。

そのため、伊丹空港の営業時間を延長して、関西からもファースト・ビジネス客を羽田空港に集中させるのが狙いと思われる。

ただ、伊丹空港は騒音問題があるので、簡単には運用時間の延長はできない。

そこで、まず神戸空港国際化の流れを作り、伊丹空港周辺自治体を焦らせ、伊丹空港の運用時間を延長させる魂胆と思われる。

国土交通省の本音は「伊丹空港の運用時間延長」なので、「神戸空港だけ規制緩和」して「3空港懇談会」が終了したのでは意味がない。

当ブログの見方では、2019年春以降も神戸空港の国際化検討を継続しながら、伊丹空港の運用時間延長を地元に飲ませるつもりと思われる。

したがって、神戸空港だけ国際化することは難しいかもしれない。

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