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なぜPCR検査が受けられないのか?【新型コロナウイルス肺炎】

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日本の新型コロナウイルス肺炎のPCR検査数は累計1,017件(2020年2月25日現在)とかなり少ない。

病院の医師が保健所に検査依頼をしても拒否されることがほとんどだ。厚生労働省が意図的にPCR検査数を少なくしているのは事実だと思う。

なぜだろうか?

 

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検査精度の問題

新型コロナウイルス肺炎は、感染直後は上気道(鼻腔、咽頭など)の炎症を起こし、その後に下気道(気管支、肺など)で肺炎を引き起こし重症化する。

感染直後の上気道の炎症だけの場合はウイルス量が少なく「陰性」となる場合がある。したがって、肺炎を発症してからでないと検査しても精度が上がらない。

当ブログの予想では検査精度は50%~70%だと思う。

 

試薬不足?

名古屋市によると「(PCR)検査ができるのは1日20人で、検査のための試薬が1週間でなくなりウイルス検査ができなくなる」という。20人×7日=140人分しか名古屋市衛生研究所にないことになる。


感染症指定医療機関の病床が少ない

厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症を2020年1月28日に指定感染症に指定したので、感染は原則「感染症指定医療機関」に入院させないといけなくなった。(法19条第1項ただし書きで緊急の場合は一般病院に入院させることができる。)

しかし、例えば北海道では感染症指定医療機関の感染症病床は24医療機関の94床しかない。2020年2月25日現在、北海道の新型コロナウイルス肺炎感染者は35人で残り61床となっている。

しかも、新型コロナウイルス肺炎以外の患者が使用している場合もあり、病床が不足している。

感染症病床が不足すると一般病床に入院させることになるが、神奈川県の相模原市中央病院のように院内感染を引き起こし逆に感染を拡大させる可能性がある。

また、中国では医療従事者が感染し死亡した例があり、一般病院や医師会が賛成するかどうか疑問がある。

つまり、PCR検査をして「陽性患者」が多数出れば、入院先を見つけるのが困難になり医療が混乱する可能性がある。

結局、感染者の8割は軽症(一般的な風邪と同じ)で自宅療養だけで治癒する。それならば軽症者はPCR検査せずに、自宅療養しても同じことだ。そして、重症者についてのみPCR検査をする体制を今のうちから構築するつもりだと思う。

 

初動の見込み違い

日本は2020年1月31日に中国湖北省(武漢)発行の中国旅券を所持する外国人の入国を拒否したが、諸外国と比較すると遅かった。

厚生労働省は「新型コロナウイルス肺炎」をインフルエンザ程度と軽くみていたのだろう。

しかし、PCR検査を多数実施して感染者が多くなれば、厚生労働省の見込みが間違ったことになり厚生労働省の幹部は責任を取らないといけない。

つまり、キャリア官僚が築き上げたエリート人生が終わることを意味する。そのため絶対にPCR検査の対象を拡大することはない。

 

致死率

感染率(基本再生産数)はインフルエンザの2人に対して「新型コロナウイルス肺炎」は4人と感染力は強い。

しかし、ダイヤモンドプリンセス号の感染者約690人中死者は4人で致死率は0.57%となる。ただ、亡くなった人は80代だったので、全世代の致死率はインフルエンザと同じ程度の0.1%~0.2%と予想することもできる。

つまり「新型コロナウイルス肺炎」の致死率はインフルエンザと同じ程度だから軽症者はPCR検査する必要はないと何とか言い訳することができる。したがって厚生労働省は検査体制を変更することなはい。

 

PCR検査されないと何が問題か?

新型コロナウイルス肺炎の初期症状は普通の風邪と同じで、8割は軽症で治癒するが、発病後1週間で急速に症状が悪化して肺炎により死亡することがある。

重症化した後にPCR検査しても5時間~6時間かかるので午後に検査を持ち込まれると検査結果は翌日になる場合がある。

そうなると病状が悪化して間に手当が合わなくなる。また「新型コロナウイルス肺炎」という検査結果がないと「HIV治療薬」などを投薬することができず手遅れになることがある。

 

まとめ

厚生労働省は「新型コロナウイルス肺炎」の感染力、致死率はインフルエンザと同じと予想して重傷者のみPCR検査を行うと事前に決定していたのだと思う。

しかし、PCR検査の対象を軽症者まで拡大すると、厚生労働省の間違いを認めることになるので変更しないだろう。

また、今後、感染症の拡大が予想され軽症者をPCR検査する余裕がなくなるので、今からその時を想定して「軽症者のPCR検査をしない体制」を変更する気がないだろう。

 

当ブログ試算

感染症 感染者数 致死率 死者
インフルエンザ 1,000万人 0.1%以下 2,000人~10,000人
新型コロナウイルス感染症 1,000万人(厚生労働省の予想?) 0.1% 10,000人
4,000万人 0.1%以下 40,000人
6,000万人 0.15% 90,000人
8,000万人 0.20% 160,000人

厚生労働省の予想は、インフルエンザと同じ感染者1,000万人、死者10,000人程度ではないか?

しかも感染者の8割は軽症(一般的な風邪の症状が1週間続く)なので、あえてPCR検査をする必要はない。また感染拡大すれば重症者で手一杯となるので今のうちから「軽症者はPCR検査しない」体制を作って変更しないつもりだろう。

しかし、新型コロナ肺炎の感染力はインフルエンザよりも強く、感染者数は6,000万人で致死率0.15%なら死者は90,000人になる。

厚生労働者は感染者6,000万人~8,000万人になるとは想定してないと思う。したがって、想定外のことが起こればとんでもない事態になるかもしれない。

今後、感染が拡大しても厚生労働省は「感染者の8割は軽症(普通の風邪)」だからPCR検査はしないだろう。重症者のみPCR検査をする方針に変化はない。

結局、感染しても政府は何もしない。自分で治すしかない。

厚生労働省の官僚からすれば、逆に「感染者の8割は軽症(普通の風邪)」なんだから、PCR検査したがる国民の気持ちや不安を理解できないのだろう。

こういう時に安倍首相が全面にでて国民の不安に向き合うべきだが、安倍首相は厚生労働省の幹部から「感染者の8割は軽症(普通の風邪)で、致死率もインフルエンザと同じ」とレクチャーされて納得しているのだろう。

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