神戸のデパートを応援したい。2019年10月百貨店売上高【神戸-24.1%】 

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神戸阪急(神戸市三宮)

日本百貨店協会が発表した2019年10月の全国百貨店売上高は、全国で前年比-17.5%と大幅に減少した。

これは2019年10月の消費税引き上げ前の9月の駆け込み需要(前年比+23.1%)の反動によるものと思われる。

神戸市は前年比-24.1%と日本最悪の減少幅となっている。大阪は-15.0%と全国平均より減少幅が少なかった。これは消費税が免税となる訪日外国人需要が下支えした可能性がある。

 

2019年10月 月間百貨店売上高

地区売上高(億円)前年比増減率(店舗数調整後)
全国3,863億円-17.5%
東京1,044億円-19.0%
横浜234億円-17.1%
名古屋244億円-17.4%
大阪587億円-15.0%
京都163億円-16.5%
神戸94億円-24.1%
札幌110億円-14.4%
仙台51億円-19.6%
広島82億円-15.7%
福岡149億円-13.6%

 

神戸のライバルは広島

神戸市の月間百貨店売上は94億円で、広島市の82億円に肉薄されている。

神戸市のライバルと思われていた横浜市は234億円、名古屋市は244億円と2倍以上の差になっている。

 

コメント

神戸市の百貨店売上高の大幅減少の原因は、三宮駅周辺の再開発の遅れと思われる。

そもそも、神戸のデパートの顧客は大阪~神戸間の住民であり、大阪へも神戸へもアクセスがいい場所に住んでいる。

そのため、再開発の進んだ大阪梅田で買い物する人が増加したのではないか?

 

神戸空港に経済効果はあるのか?

神戸空港の2019年10月の利用者数は過去最高を記録したが、神戸市のデパート売上は全国最悪の減少幅となっている。

神戸空港に就航するエアラインは安い運賃なので、大阪府民が神戸空港を利用しているのではないか?

そして、大阪府民は三宮を素通りしているのではないか?

神戸空港の利用者が増加しても三宮を素通りしているのでは、神戸市への経済効果はない。

神戸市は本当に神戸空港に経済効果があるか検証すべきではないか?

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