神戸阪急(神戸市三宮)
日本百貨店協会が発表した2019年11月の全国百貨店売上高は、全国で前年比-6.0%と引き続き2019年10月の消費税引き上げの影響が残り低迷している。
特に神戸市は前年比-11.1%と2か月連続で日本最悪の減少幅となっている。一方、広島市は前年比-3.2%と減少幅が最も少なかった。
この結果、2019年11月の月間売上高は、神戸市約110億円に対して広島市は約105億円となり、いつ逆転してもおかしくない状況になっている。
ちなみに、2019年10月の月間売上高は、神戸市の月間百貨店売上は94億円、広島市は82億円で12億円の差があったが、1か月後の11月には5億円まで差が縮まった。
神戸市は「人口減少」「地域経済低迷」「三宮再開発の遅れ」などにより、全国で最も元気がないので応援したいと思います。
また、為替レートが円高元安に動いたことから、中国人観光客の免税品売上高は前年比-5.3%となり、大阪市-6.9%、福岡市-7.5%と中国人観光客のインバウンド消費の多い都市も振るわなかった。
2019年11月 月間百貨店売上高
地区 | 売上高(億円) | 前年比増減率(店舗数調整後) |
全国 | 4,937億円 | -6.0% |
東京 | 1,423億円 | -4.7% |
横浜 | 316億円 | -4.7% |
名古屋 | 300億円 | -5.5% |
大阪 | 684億円 | -6.9% |
京都 | 203億円 | -7.6% |
神戸 | 110億円 | -11.1% |
札幌 | 131億円 | -6.1% |
仙台 | 66億円 | -4.3% |
広島 | 105億円 | -3.2% |
福岡 | 174億円 | -7.5% |
神戸医療産業都市って経済効果あるのか?
神戸医療産業都市は、日本最大級のバイオメディカルクラスターらしいが、神戸市全体は人口減少しているし、デパート売上も低迷している。本当に経済効果があるのか?
神戸空港に経済効果はあるのか?
神戸空港の2019年10月の利用者数は過去最高を記録したが、神戸市のデパート売上は全国最悪の減少幅となっている。
個人的な意見だが、大阪府民が運賃の安いスカイマークに乗るために神戸空港を利用することが多いと思う。そして、三宮を素通りして神戸空港に向かうので、神戸空港の経済効果は少ないと思う。
つまり、神戸空港の利用者が過去最高となっても神戸経済は低迷したままで、「神戸空港の利用者過去最高」という言葉に踊らされ「神戸が成長している」と錯覚し、それが逆に神戸の再開発が遅れる原因になっているのではないか?