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【G20サミット大阪】米中貿易摩擦は解決するのか?

インテックス大阪

2019年6月28日(金)から29日(土)に、大阪市内の「インテックス大阪」で「主要20か国・地域(G20)首脳会議」が開催される。

このG20サミットに出席するため、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平主席が来日し、大阪で米中首脳会談を行い、米中貿易摩擦が解決すると期待する人もいる。

しかし、米中貿易摩擦は、短期間で解決する問題ではない。

 

米中貿易摩擦の本質

米中貿易摩擦の原因は次世代移動体通信「5G」を巡る覇権争いと見る向きもあるが、実際は全く違う。

また、「貿易不均衡」や「中国政府による強制的な合法・違法な技術移転」も本質的問題ではない。

当ブログの理解では、米中貿易摩擦の原因は「基軸通貨」を巡る覇権争いと思う。

 

基軸通貨のメリット

現在の基軸通貨はアメリカドルであり、イメージとして、アメリカ政府が紙に100ドルと印刷すれば、それで日本からレクサスなど高級車を輸入できる。

日本はアメリカに高級車が売れたと喜んでいるが、その対価としてもらうのは、100ドルと書いた「紙きれ」に過ぎない。

極端な言い方をすれば、「基軸通貨」とは「葉っぱ」をお金に変える魔法のようなものだ。

アメリカは貿易赤字だが、紙に100ドルと印刷して支払えばいいから基本的には問題はない。

しかし、日本が通貨供給量を2倍に増加した場合、1ドル=100円が1ドル=200円になって、ドルに交換すると結局同額のドルしか調達できない。

さらに、ドル決済はアメリカ国内の銀行が行うので、アメリカの銀行に中国との取引を禁止すれば、中国は国際決済ができず、食料や石油が輸入できなくなってしまう。

また、中国は約300兆円の外貨準備高を米国債として保有しているが、アメリカ政府が中国が保有する米国債を凍結すれば、その瞬間、中国はドル決済ができなくなってしまう。

つまり、アメリカの力の源泉は、「ドルが基軸通貨である」だ。

 

中国の2050年の目標

中国は2050年までに人民元を基軸通貨にしようとしている。

そうなれば、中国はいつでもアメリカや日本が保有する人民元を資産凍結し、貿易決済できなくできる。

独裁国家である中国がこのまま成長すれば、世界中が中国の言うことを聞かざる負えなくなる。

これが、当ブログが考える「米中貿易摩擦の本質」だ。

 

1980年代の日米貿易摩擦

1981年 日本対米自動車自主規制
1985年 プラザ合意(円高誘導)
1986年 日米半導体協定締結
1988年 BIS規制(銀行の自己資本比率)
1996年 日米半導体協定終了

1980年代、日本の自動車、電気製品が世界中に輸出されるようになった。

このままでは、日本がアメリカを追い抜く可能性があると見たアメリカは、日本経済の成長を止めるような対日貿易交渉を行った。

1985年のプラザ合意により円高になり、日本国内の製造業は海外進出するようになった。

結局、日米貿易摩擦は約15年かかって、日本の製造業、金融業が衰退したことで終息した。

米中貿易摩擦も、10年~20年かかると思われる。

 

日米貿易摩擦の結果

1980年代の日米貿易摩擦の結果、韓国や台湾に日本の技術が流出し、1990年代から韓国、台湾などの電気製品、精密機器メーカーが成長した。

中国では、1987年、元中国人民解放軍の技術者が「ファーウェイ」を設立した。

そして、1988年、鴻海精密工業が中国に進出した。実は、「ファーウェイ」のスマホは「鴻海精密工業」の中国の生産設備で製造している。

中国共産党は、日本の技術を台湾経由で中国に移転しようとしたと思われる。

その台湾側の企業が「鴻海精密工業」であり、中国側の受け皿企業が「ファーウェイ」だったと思われる。

また、中国は1992年、韓国と国交正常化する。これも、1980年代から韓国に流出した日本の技術を持つ韓国メーカーを中国に進出させ、技術移転させる目的があったと思われる。

 

コメント

日本のSIMフリースマホ市場は、「ファーウェイ」と「シャープ」が競っている。「ファーウェイ」が失速すれば、「シャープ」のスマホが売れる可能性がある。

しかし、アメリカが「鴻海精密工業」をも規制対象とすると「シャープ」も影響を受け失速する可能性もある。

 

米中貿易摩擦など歴史的な覇権争いが起きているのに、神戸人って、関空までの60分に不満を言って、関空の勢いを削ごうとしている。

今、現実に起こっている世界的な流れを見れば、神戸人のやってることはあまりにも小さく、遅い。

神戸人は世界を俯瞰する視点を持つべきではないか?そうでないと、神戸はこのまま衰退するしかない。

 

記事の内容は、当ブログ管理人が考えたもので、信じるか信じないかはあなた次第です。

ここまで、お読みいただき、本当にありがとうございます。

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