阪急阪神HD「芝田1丁目計画」(大阪新阪急ホテル・阪急ターミナルビル・阪急三番街)を一体再開発2035年頃完成(延床面積30万㎡以上か?)

「大阪新阪急ホテル」(左)「阪急ターミナルビル」(右)

2022年5月20日、阪急阪神ホールディングスは「大阪梅田エリア」の国際的な競争力を高め、世界と関西をつなぐ「国際交流拠点」とすることを目指す「梅田ビジョン」を発表した。

その中で、「芝田1丁目計画」に着手することを正式に発表した。具体的には「大阪新阪急ホテル」と「阪急ターミナルビル」を高層ビルに建替、「阪急三番街」を全面改装する。

早ければ2035年ごろの開業を目指す。

また、すぐ近くのヨドバシ梅田タワー上層階に1030室のホテル阪急レスパイア大阪があることなどから、再開発地区にホテルが入るかは未定。

参照 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20220520/k00/00m/020/319000c

 

今後、行政機関との協議を加速し、早期の具体化を目指す。

引用 建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=142784

当ブログの解釈では、現行600%の容積率を行政がいくらまで緩和するか決定していないため、具体的な規模や完成予想図を発表できないのだと思う。

また、新阪急ホテル北側の道路(阪急大阪梅田駅の高架下道路)を拡張する構想があり、そのあたりの調整に時間がかかっているのかもしれない。

出典 阪急阪神HD

大学や研究機関を呼び込むほか、商業・飲食やエンターテインメント施設間の連携を強化することで面的なにぎわいを創出する。

引用 建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=142784

これらの再開発により、ターミナル駅としての機能を強化しながら、大阪梅田エリアの玄関口にふさわしい複合機能拠点を目指す。

 

(仮称)梅田コネクトロード

出典 阪急阪神HD

阪急阪神HDの「芝田1丁目計画」とJR大阪駅周辺や「うめきた2期」とを「ペデストリアンデッキ(空中歩道)合計約1.5km」で結び、梅田エリアの回遊性を高める。

出典(阪急阪神ビルマネジメント)当ブログで加工

 

当ブログ予想

2022年1月(阪急大阪梅田駅・阪急三番街方面を西から撮影)

当ブログ予想では、現在の「阪急ターミナルビル」と「大阪新阪急ホテル(南側部分)」を一体化し高層ビル(東西幅100m以上・高さは約180mか?)に建替すると思われる。

  • 「阪急三番街」と「阪急ターミナルビル」の敷地面積は合計約28,000㎡
  • 「大阪新阪急ホテル」の敷地面積は5,729㎡
  • 本再開発の合計敷地面積は約33,700㎡

現行の容積率は600%だが、1000%まで緩和されると延床面積は約34万㎡となり、梅田三丁目計画(旧大阪中央郵便局)と同じ1500%まで緩和されると約50万㎡となる。

さらに、大阪梅田ツインタワーズ・サウス(阪神百貨店・延床面積26万㎡)のように容積率2000%まで緩和されると延床面積約67万㎡という日本屈指の巨大再開発になる可能性もある。

ただ、最も可能性が高いのは延床面積30万㎡~40万㎡だと思う。

大規模改装する「阪急三番街」(駅施設とバスターミナル含む)の延床面積は約8万㎡なので、再開発ビル自体の延床面積は22万㎡~32万㎡ではないか?

ちなみに、「梅田三丁目計画」(旧大阪中央郵便局)の延床面積は22.7万㎡なので、それと同規模か1.5倍のビルが建設されることになると思う。

 

完成時期は?

報道によると、2035年頃の完成を目指す。2025年に解体着工して、工期は約10年(解体+新築)ということかもしれない。

ちなみに、大阪梅田ツインタワーズ・サウス(阪神百貨店)の1期と2期の工期は2014年~2022年の8年で、それよりも時間がかかる。

ということは、大阪梅田ツインタワーズ・サウス(阪神百貨店)並みの規模かそれよりも大きい可能性があると思う。

出典 「⻑期ビジョン-2040年に向けて」阪急阪神HD

本再開発は、阪急阪神HDの「⻑期ビジョン-2040年に向けて」に記載されており、ざっくりしたイメージでは完成は2031年以降~2040年と予想される。

 

再開発の規模を具体的に考察

「阪急ターミナルビル」の基準階面積は約2,180㎡で、西側の新阪急ホテルの南側部分(40m×40m=1,600㎡)まで含めると、合計3,780㎡になる。

周辺も含めれば、基準階面積4,000㎡は可能で、(新)阪急ターミナルビルは40階建なら延床面積は16万㎡になる。

これに三番街(+駅舎)の延床面積10万㎡と、新阪急ホテルの北側部分の延床面積約4万㎡で合計30万㎡になる。

 

当ブログの考察

「阪急ターミナルビル(建替)」「大阪新阪急ホテル(建替)」「阪急三番街(改修)」合計

階数高さ総延床面積内容(予想延床面積)
38階~40階182m32万㎡

(最大67万㎡)

オフィス(10万㎡)
大学(2万㎡)
ホテル(3万㎡)
商業施設(10万㎡)
駅舎(5万㎡)
バスターミナル(2万㎡)
  • ホテルは入居しない可能性もある

施設名階数高さ延床面積内容
大阪梅田ツインタワーズ・サウス38階建190m26万㎡オフィス

デパート

 

阪急ターミナルビル・阪急三番街・大阪新阪急ホテルの概要

施設名大阪新阪急ホテル阪急ターミナルビル阪急三番街
用途ホテル(961室)オフィス(低層階は商業施設)商業施設
竣工1964年1972年1969年
敷地面積5,729㎡約28,000㎡(当ブログ試算)
延床面積34,374㎡(推定)34,390㎡81,874㎡(駅施設も含む)
基準階面積約2,180㎡
階数地上11階・地下3階地上17階・地下4階地下4階・地上4階
高さ40m~50m76.53m

大阪新阪急ホテルは1964年開業で築58年、阪急ターミナルビルは1972年開業で築50年、阪急三番街は1969年開業で築53年と老朽化している。

阪急阪神HDとしては、少子化による沿線人口・通勤人口の減少が予想され、鉄道収益の増加が期待できないため、不動産収益に注力している。そのため、大阪駅・梅田周辺に付加価値を創造する経営戦略をとっている。

したがって、次期「梅田」再開発は「インバウンドを含めた国際化」と「スタートアップなどの新規事業を育てる機能」を目標とし、大規模なものとなる可能性がある。

 

劇場がない

現在のところ、オフィス、大学、ホテル、商業施設、駅舎、バスターミナルの設置が考えられる。

しかし、うめきた2期と差別化するには「劇場」が必要ではないか?

「梅田三丁目計画(旧大阪中央郵便局)」の劇場の規模は1,200席(6,000㎡)なので、それよりも大きい2,000席(10,000㎡)規模の劇場が必要ではないか?

 

東急歌舞伎町タワー

建物規模は、地上48階・高さ225mで、設計は「久米設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体」、施工は「清水・東急建設共同企業体」が担当する。

  • 900席の劇場「THEATER MILANO-Za」
  • 1,500名収容のライブホール「Zepp Shinjuku(TOKYO)」
  • 合計2,400名収容

 

「THEATER MILANO-Za」

(6F~8F 劇場 900席)

  • 舞台と客席の一体感を重視した設計。

 

「Zepp Shinjuku(TOKYO)」

(B1F~B4F ライブホール 1500名収容)

  • 新宿エリア最大級のキャパシティ1500名収容。
  • ソニーミュージックグループの持つ、Zeppホールネットワークの基盤を活用する。

 

 

本物件の東側の茶屋町地区では、東西道路を幅員12m(道路延長約150m)に拡張する計画があり、新阪急ホテル北側の道路(阪急大阪梅田駅の高架下道路)の幅員も拡張する可能性がある。

 

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