大阪府・市が大阪湾の人工島「夢洲」への誘致を目指す統合型リゾート(IR)。開発に意欲を示しているアメリカのカジノ大手3社の計画を比較しました。https://t.co/nKcjmLGDIz pic.twitter.com/MPX15lOaKD
— 日経関西 (@nikkeikansai) 2018年2月6日
米カジノ運営会社「MGMリゾーツ・インターナショナル」のジェームス・ムーレン会長兼最高経営責任者(CEO)は2018年2月6日、大阪市内で事業説明会を開き、統合型リゾート(IR)について大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)を最有力候補地にしていることを明らかにした。
大阪への進出を計画しているガジノ運営会社
会社名 | 売上 | アジアの進出都市 |
ラスベガス・サンズ | 約1兆2000億円 | シンガポール(マリーナベイサンズ)、マカオ (ザ・ベネチアン・マカオ) |
MGM | 約1兆円 | マカオ(MGMグランド・マカオ) |
ウィン・リゾーツ(WYNN resorts) | 約5000億円 | マカオ(ウィン・マカオ) |
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統合型リゾート(IR)建設予定の「夢洲」(ゆめしま)
出典 大阪市
出典 大阪市
なぜ大阪なのか?
日本は世界第3位の経済規模だが、カジノが禁止されていた。しかし2016年に「IR推進法」が成立し、カジノが解禁になることになったため、大手カジノ運営会社が日本進出を計画している。
東京はIR候補地に立候補していないため、日本第2の都市である大阪に進出希望が相次いでいる。
統合型リゾート(IR)は、音楽ライブやミュージカルなどエンターテイメント施設も建設することから、大都市からのアクセスがいいことが条件となる。
その点、関西都市圏の人口は約2,000万人と、世界8位の都市圏であり、IR設置場所として適している。
コメント
カジノ売上では、「ラスベガス・サンズ」と「MGM」が1兆円以上と多く、経営体力がある。
また、「ラスベガス・サンズ」はシンガポールの「マリーナ・ベイ・サンズ」を運営しているが、MGMはシンガポールには進出していない。
そのため、MGMとしては、大阪への進出意欲が強い。