2023年2月(北東から撮影)
日本郵便・JR西日本・大阪ターミナルビル・JTBは、JR大阪駅西側の「旧大阪中央郵便局a跡地」に「JPタワー大阪」を建設しており、入居するホテルの名称を「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection」に決定した。
- 名称 THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection
- (大阪ステーションホテル、オートグラブ コレクション)
- 所在地 大阪市北区梅田3丁目2番2号
- 面積 36,500㎡(ホテル)
- 客室数 418室(30階~38階)
- 客室面積 40㎡(標準客室)
- 付帯施設 宴会場(7F)、レストラン(29F)、フィットネスジム(30F)
- 開業 2024年夏
- その他 マリオット ボンヴォイに参加(旅行プログラム)
ロビーランンジ(29F)
客室イメージ
地下1階~地上6階の商業施設の名称は「KITTE大阪」で、2024年7月に開業する予定
建物の規模は、地上39階・高さ188m・延床面積約23万㎡・事業費967億7800万円、設計は日建設計、施工は梅田3丁目計画建設工事共同企業体(代表者 竹中工務店)が担当する。
地図
JPタワー大阪 物件概要
2023年2月(南東から撮影)
ペデストリアンデッキは、JR大阪駅の南側の「サウスゲートビルディング」と接続される。
名称 | JPタワー大阪 |
住所表示(住居表示) | 大阪市北区梅田3丁目2-4 |
用途 | オフィス、ホテル・店舗(飲食・物販)・劇場(1,200席)・公衆浴場 |
敷地面積 | 12,893.31㎡ |
建築面積 | 9,800.00㎡ |
延床面積 | 229,000.00㎡ |
容積率の算定の基礎となる延床面積 | 合計193,500.00㎡ |
(オフィス101,500㎡) | |
KITTE大阪(商業施設44,000㎡) | |
SkyシアターMBS(劇場6,000㎡) | |
(ホテル36,500㎡・418室) | |
階数 | 地上39階・地下3階・塔屋2階 |
高さ | 188.00m |
構造 | 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造 |
建築主 | 日本郵便・JR西日本・大阪ターミナルビル・JTB |
設計 | 日建設計 |
施工 | 梅田3丁目計画(仮称)建設工事共同企業体(代表者 竹中工務店) |
着工 | 2020年7月解体着手・2020年9月30日本体工事着工 |
竣工 | 2024年3月31日 |
商業施設開業 | 「KITTE大阪」2024年7月 |
ホテル開業 | 2024年夏 |
2023年2月(南東から撮影)
2023年2月(南西から撮影)
南側低層部の最大幅は約160mと巨大で、主として商業店舗「KITTE大阪」(地下1階~6階)約150店舗となる。
西側の6Fは1,200席~1,300席の劇場で、9Fには屋上庭園が設置される。
東側の11階~27階はオフィスフロアで基準階貸出面積は約1,200坪(約4,000㎡)と広い。
2023年2月(西から撮影)
建築計画のお知らせ
南側立面図
配置図(低層部の最大幅約160m)
南東側(ヒルトン側)完成予想図
北側から見た完成予想図 出典(JR西日本)
出典 大阪市
1Fホテル正面玄関のイメージ(出典 JR西日本ホテル)
- 高層階にJR西日本ホテルズが「マリオット・インターナショナル」と提携し「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection(418室・標準客室面積40㎡)」を2024夏に開業する予定。
- 日本のホテルとして4軒目の「オートグラフ コレクション ホテル」となる。
- メズム東京、オートグラフ コレクション
- ザ・プリンス さくらタワー東京、オートグラフ コレクション
- ザ・プリンス 京都宝ヶ池、オートグラフコレクション
計画ホテル概要
名称 | THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection (大阪ステーションホテル、オートグラブ コレクション) |
所在地 | 大阪市北区梅田三丁目2番2号 |
面積 | 約36,500㎡ |
客室数 | 418室(客室フロア 30階~38階) |
客室面積 | 40㎡(標準客室) |
付帯施設 | フィットネスジム(30階) |
レストラン(29階) | |
宴会場(7階) | |
開 業 | 2024年夏(予定) |
「オートグラフ コレクション ホテル」と聞くと「外資系ホテル」と思うかもしれないが、実は日本にある3ホテルはすべて日本企業(JR東・プリンスホテル)のホテルブランド。
海外から集客するため、外資系ホテルと提携して利用者を増やすことが目的と思われる。
用途別フロア構成(当ブログまとめ)
フロア構成(出典 JR西日本)
用途 | 階数 | 床面積(新) |
ホテル客室 | 29階~38階 | 36,500㎡(ホテル全体418室) |
フィットネス・大浴場 | 30階 | |
レストラン | 29階 | |
オフィス | 11階~27階 | 101,500㎡(オフィス全体) |
オフィスサポート | 9階 | |
ホテル(バンケット) | 7階~8階 | |
SkyシアターMBS(劇場) | 6階 | 6,000㎡(1,300席) |
ホテルエントランス | 地上1階 | |
商業施設 | 地下1階~地上6階 | 44,000㎡ |
駐車場 | 地下2階~地下3階 | 合計390台 |
機械室 | 10階、28階、39階 | |
合計 | 229,000㎡(容積対象面積約193,500㎡) |
北立面図
西立面図と東立面図
ちなみに、大阪梅田ツインタワーズ・サウス(写真は11F・ロビー)の1フロア当たりの貸室面積は約3,500㎡で、本物件はそれよりも広い4,000㎡。
旧局舎を利用したアトリウム(出典 JR西日本)
2021年3月撮影
「旧大阪中央郵便局の一部建物」が敷地中央に曳家により移動している。
「旧大阪中央郵便局の一部建物」
SkyシアターMBS(劇場)
出典 MBSメディアホールディングス
- 1,300席 2層式(2フロア)+ホワイエ(中層部西側6F)
- MBSが2016年5月まで運営していた「シアターBRAVA!」(OBP)の後継劇場で、演劇・ミュージカル・音楽・演芸を上演する予定。
位置図(出典 JR西日本)
JR高架下に地下通路を設置し「うめだた2期」地区へのアクセスできるようになる
(出典 JR西日本)
2023年1月(JR大阪駅から西を撮影)ホーム延長工事
2023年1月(JR大阪駅・桜橋口)
JR大阪駅のホームは西側に延長され、エスカレーターで地下の新改札口・地下通路に行けるようになる。
過去写真
2022年11月
2022年11月
2022年11月(南面を撮影)
2022年11月(南西から撮影)
2022年11月(南東から撮影)
2022年11月(北から撮影)
2022年11月(北から撮影)
2022年5月
2022年5月(南東から撮影)
2022年5月(南から撮影)
2022年5月(南西から撮影)
2022年5月(北から撮影)
2022年3月
2022年3月(東から撮影)
東面の低層階では「カーテンウオール」の設置が始まっている
梅田3丁目計画とは?
「旧大阪中央郵便局」と隣接していた「旧大弘ビル(JR西日本)」「アクティ西ビル駐車場(JR西日本)」も一体的に超高層複合ビルに建替える再開発計画となる。
旧東京中央郵便局ビルの建替え工事が歴史的建造物保存のため中断したこと、またリーマンショックの影響で、「旧大阪中央郵便局の建替事業」は2010年から事業が凍結されていた。
梅田3丁目計画の予定地(出典 大阪市)
事業計画地図
出典 大阪市
敷地面積等
土地 | 所有者 | 敷地面積 |
大阪中央郵便局 | 日本郵便 | 8,900㎡ |
大弘ビル+駐車場 | JR西日本+JTB | 4,000㎡ |
合計 | 12,900㎡ |