完成予想図(変更の可能性あり)
JR西日本は、現在の「JR大阪駅」に隣接する「うめきた2期地区」の地下に「JR大阪駅(地下ホーム)」を2023年3月に開業する。
2022年5月(南西から撮影)
2022年5月(北東から撮影)
右の大きな構造物は、横に開口部があるので、地下駅の出入り口かもしれない。その他の小さい構造物は、上に開口部があるので「天窓」または「換気塔」かもしれない。
2022年5月(北東から撮影)
2022年5月(北東から撮影)
出典(JR西日本)
うめきた2期地区の西側を走行する地上の貨物線路をJR大阪駅寄り(東寄り)に変更し地下化し地下新ホームを設置するもので、東海道線支線地下化事業全体の事業延長は2.4km・総事業費690億円。
出典(JR西日本)
JR大阪駅(地下ホーム)」の規模は島式ホーム2面4線・ホーム長さ240mで、現在、大阪駅を通過している関空特急「はるか(9両または6両)」や南紀特急「くろしお(6両)」がこの大阪駅地下ホームから発着する予定。
現在、JR大阪駅を発着する関空快速の所要時間64分だが、関空特急「はるか」は48分で関空と結ぶ予定。
「うめきた(大阪)駅」の概要
名称 | JR東海道線支線地下化「駅部工区」 |
施設名 | JR大阪駅(地下ホーム)概要 |
敷地面積 | 約12,500㎡ |
階数 | 地上3階 |
店舗面積 | 約3,750㎡ |
形式・規模 | 島式ホーム2面4線 |
ホーム長さ | 240m |
施工 | 大鉄・清水JV |
事業費 | 690億円(地下化工事が540億円、新駅設置が150億円) |
開業 | 2023年春 うめきた(大阪)地下駅 開業 |
2023年春 | (改札内連絡地下通路 供用開始・大阪駅 西北新駅ビル新改札口 暫定供用開始) |
2024年夏 |
|
2025年春 | 全面開業(商業施設含む) |
2031年春 | なにわ筋線開業 |
出典(JR西日本)
連絡通路
グランフロント大阪 経由で接続
JR大阪駅からグランフロント大阪(南館)経由でJR大阪駅(地下ホーム)に接続する。但し、このルートでは一回改札を出る必要がある。
写真の突き当りがJR大阪駅(地下ホーム)
「左 大阪駅地下ホーム : 右 既存大阪駅ホーム」出典(JR西日本)
既存の大阪駅のホームを西側(写真では手前)に延長し西側1階に「新改札口」が設置されるが、「改札内連絡通路」が設置されるので改札を出ることなく「大阪駅地下ホーム」へ行けるようになる。
JR大阪駅(地下ホーム)概要
出典(JR西日本)
コンコース階(地下)
ホーム階(地下)
中津付近
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影)
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影・別角度)
2022年3月(中津付近から御堂筋方面を撮影)
年 | 最速所要時間 | 運賃 | 本数/h(予想) |
2022年現在 | 56分(関空特急はるか+大阪環状線天王寺駅乗換)/64分(関空快速) | 1,870円 乗車券1210円+特急券(自由)660円/(関空快速1210円)
| JR(関空特急はるか1本/h・関空快速4本/h) |
2023年3月 | 48分(関空特急はるか) | 2,200円(予想) 乗車券1210円+特急券(自由)990円 | JR(関空特急はるか2本/h・関空快速4本/h) |
2031年春 | 40分(最速38分の可能性も) | JR(関空特急はるか2本/h・関空快速4本/h)・南海(ラピート2本/h・空港急行4本/h) |
当ブログの予想では、特急乗車距離が50kmを超えるため、特急料金が一段階高くなると思われる。
現在、新大阪駅止まりとなっている「おおさか東線」も「大阪駅地下ホーム」への乗り入れを検討している。
また、2031年春開業の「なにわ筋線」に関空快速(8両)が乗り入れる予定が、2023年春の大阪駅地下ホーム開業時に乗り入れるかどうかは、発表されていない。
ただ2023年春時点では、JR大阪駅(地下ホーム)~JR大阪環状線「福島駅」の間は一部単線のままなので、1時間に上下線合計8本の関空快速をすべて乗り入れさせるのは困難なような気がする。
2022年3月

2022年3月
2022年3月現在、大阪駅の地下ホームの工事の8割は完了している。
2022年3月
JR西日本
2022年3月(ホームの延長工事がはじまっている)
JR西日本
2022年3月撮影
「うめきた2期」(2022年3月)
「うめきた2期」(2022年3月)拡大
JR東海道線支線地下化・新駅設置事業
出典 鴻池組
工区 | 距離 | 建設会社 |
北1工区 | 725m(掘割320m+トンネル405m) | 奥村・鉄建JV |
北2工区 | 310m | 錢高・西松JV |
北3工区 | 305m | 鴻池・前田建設JV |
駅部工区(島式ホーム2面4線) | 240m | 大鉄・清水JV |
南1工区 | 420m | 大林・浅沼JV |
南2工区 | 340m(掘割) | 大成・大鉄JV |
合計 | 2,340m |
別の資料では、事業延長約2,400mとなっている。
2022年3月
出典 大阪市
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影)
2022年3月(中津付近から新御堂筋方面を撮影)
2022年1月(阪急線の高架下を撮影)
北1工区と北2工区の間の地下トンネルは完成していると思われる
北1工区の工事計画
(写真とは逆に、北から南を見たイメージ図)
出典 大阪市
2019年9月
2019年9月(中津付近を北方向に撮影)
2019年9月(中津付近を南方向に撮影)
阪急電鉄の鉄橋が見える。
2019年9月(北1工区を撮影)
中津の高さ1.4mのガード下、従来の線路は撤去され現在は「仮線」となっている。
2019年9月(北1工区を撮影)
高さ2.6mのガード下
2019年9月(北1工区を北方向に撮影)
左側(西側)に地上線があったがすでに撤去され、右側(東側)に「仮線」が設置されている。
左側(西側)に新線(掘割+地下)を建設する。
2019年9月(駅部工区と北3工区)
2019年9月(駅部工区と北3工区)
2019年9月(南1工区と駅部工区)
2019年9月(南1工区)