完成予想図(変更の可能性あり)
JR西日本は、現在の「JR大阪駅」に隣接する「うめきた2期地区」の地下に「JR大阪駅(地下ホーム)」を2023年3月18日に開業する。
2023年1月撮影
大阪駅(地下ホーム)の概要
名称 | JR東海道線支線地下化「駅部工区」 |
施設名 | JR大阪駅(地下ホーム) |
敷地面積 | 約12,500㎡ |
階数 | 地上3階 |
店舗面積 | 約3,750㎡ |
形式・規模 | 島式ホーム2面4線 |
ホーム長さ | 240m |
施工 | 大鉄・清水JV |
事業費 | 690億円(地下化工事が540億円、新駅設置が150億円) |
開業 | 2023年3月18日 うめきた(大阪)地下駅 開業 |
2023年春 | (改札内連絡地下通路 供用開始・大阪駅 西北新駅ビル新改札口 暫定供用開始) |
2024年夏 |
|
2025年春 | 全面開業(商業施設含む) |
2031年春 | なにわ筋線開業 |
特急「はるか」「くろしお」が乗り入れ
区間 | 改正後 | 特急本数(改正後) | 改正前 |
大阪=関西空港 | 47分(特急はるか) | 1日上下30本 | 67分(関空快速) |
大阪=和歌山 | 57分(特急くろしお) | 1日上下1本 | 90分(紀州路快速) |
特急料金一律390円(平日ネット予約)
2023年3月中旬~2023年4月28日の平日にネット予約「e5489」で全区間一律特急料金を390円「J-WESTチケットレス390」で販売する。
区間 | 特急指定席 | J-WESTチケットレス(特急料金) | J-WESTチケットレス390(特急料金) |
大阪=関西空港 | 1,520円 | 650円 | 390円 |
大阪=和歌山 | 1,520円 | 750円 | 390円 |
大阪=京都 | 1,190円 | 550円 | 390円 |
大阪=草津 | 1,730円 | 750円 | 390円 |
当ブログ試算では、大阪=関西空港は乗車券1,210円+特急料金390円=1,600円(片道)となる。
また、大阪=京都は乗車券570円+特急料金390円=960円(片道)となる。
「おおさか東線」が乗り入れ
現在、新大阪~久宝寺駅間で運転している「おおさか東線」の列車が「大阪駅(うめきたエリア)」に乗り入れる。普通列車上下各67本、直通快速上下各4本。
区間 | 改正後 | 改正前 |
大阪=南吹田 | 8分 | 12分 |
大阪=JR淡路 | 10分 | 14分 |
大阪=城北公園 | 13分 | 17分 |
大阪=JR野江 | 16分 | 20分 |
出典(JR西日本)
うめきた2期地区の西側を走行する地上の貨物線路をJR大阪駅寄り(東寄り)に変更し地下化する。
現行のJR大阪駅から最短50mの場所に、地下新ホームと地上駅舎を設置するもので、東海道線支線地下化事業全体の事業延長は2.4km・総事業費690億円。
ただし、駅前広場・連絡デッキ等は2024年夏頃に一部供用開始する。
さらに、地下駅の直上部(地上)の地上3階建ての商業施設(延床面積約9,200㎡)は、2023年12月中旬に着工し、2025年3月末に竣工する予定。
2023年1月(東側・グランフロント大阪側の地上出入口か?)
2022年11月
エレベーターのようなものが設置されている。位置から推測すると地下ホームの真上ではなく、地下改札口を出たところかもしれない。
2023年1月(西側の地上出入口か?)
2023年1月(駅前ロータリーの進入路か?)
2023年1月
出典(JR西日本)
JR大阪駅(地下ホーム)
出典(JR西日本)
コンコース階(地下)
ホーム階(地下)
大阪駅(うめきた地上部分)概要
名称 | うめきた(大阪)駅 |
敷地面積 | 約12,500㎡ |
延床面積 | 約9,200㎡ |
階数 | 地上3階 |
店舗面積 | 約3,750㎡ |
ビル主要用途 | 歩行者広場、商業施設、連絡デッキなど |
駅前広場主要用途 | 観光バス・タクシー乗降場等 |
開業時期 | 2024 年夏頃 一部供用開始(駅前広場・連絡デッキ等) |
2025 年春頃 全面開業(商業施設含む) | |
建物設置者 | JR 西日本不動産開発株式会社 |
商業施設運営者 | JR 西日本大阪開発株式会社 |
出典(JR西日本)
連絡通路
JR大阪駅(地下ホーム)の規模は島式ホーム2面4線・ホーム長さ240mで、現在、大阪駅を通過している関空特急「はるか(9両または6両)」や南紀特急「くろしお(6両)」がこの大阪駅地下ホームから発着する予定。
JR大阪駅を発着する関空快速の所要時間は現行64分だが、関空特急「はるか」は48分で関空と結ぶ予定。
JR大阪駅(新改札口)
「左 大阪駅地下ホーム : 右 既存大阪駅ホーム」出典(JR西日本)
既存のJR大阪駅のホームを西側(写真では手前)に延長し、エスカレーターで地下2階に下り「改札内連絡通路」を経由して改札を出ることなく「大阪駅地下ホーム」へ行けるようになる。
また西側1階には「新改札口」も設置される。
2023年1月(JR大阪駅のホームの西側延長部分)
2023年1月(JR大阪駅のホームの西側延長部分)
グランフロント大阪 経由で接続
2022年6月
JR大阪駅からグランフロント大阪(南館)経由でJR大阪駅(地下ホーム)に接続する。但し、このルートでは一回改札を出る必要がある。
2022年6月現在、以前の壁は撤去され、石膏ボードのような素材で仮に塞がれている。
以前の写真(突き当りがJR大阪駅地下ホームとなる予定)
年 | 最速所要時間 | 運賃 | 本数/h(予想) |
2022年現在 | 56分(関空特急はるか+大阪環状線天王寺駅乗換)/67分(関空快速) | 1,870円 乗車券1210円+特急券(自由)660円/(関空快速1210円)
| JR(関空特急はるか1本/h・関空快速4本/h) |
2023年3月 | 47分(関空特急はるか) | 2,200円(予想) 乗車券1210円+特急券(自由)990円 | JR(関空特急はるか2本/h・関空快速4本/h) |
2031年春 | 40分(最速38分の可能性も) | JR(関空特急はるか2本/h・関空快速4本/h)・南海(ラピート2本/h・空港急行4本/h) |
当ブログの予想では、特急乗車距離が50kmを超えるため、特急料金が一段階高くなると思われる。
また、2031年春開業の「なにわ筋線」に関空快速(8両)が乗り入れる予定が、2023年春の大阪駅地下ホーム開業時には乗り入れしないと思われる。
これは、2023年春時点では、JR大阪駅(地下ホーム)~JR大阪環状線「福島駅」の間は一部単線のままなので、1時間に上下線合計8本の関空快速をすべて乗り入れさせるのは困難と思われる。
過去画像
2022年11月
2022年6月(北から撮影)
2022年6月(南東から撮影)
2022年6月(南西から撮影)
2022年6月(南西から撮影)
中津付近(2022年3月)
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影)
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影・別角度)
2022年3月(中津付近から御堂筋方面を撮影)
過去写真
2022年5月
2022年5月(南西から撮影)
2022年5月(北東から撮影)
2022年5月(北東から撮影)
2022年3月

2022年3月
2022年3月現在、大阪駅の地下ホームの工事の8割は完了している。
2022年3月
JR西日本
2022年3月(ホームの延長工事がはじまっている)
2022年3月撮影
「うめきた2期」(2022年3月)
「うめきた2期」(2022年3月)拡大
JR東海道線支線地下化・新駅設置事業
出典 鴻池組
工区 | 距離 | 建設会社 |
北1工区 | 725m(掘割320m+トンネル405m) | 奥村・鉄建JV |
北2工区 | 310m | 錢高・西松JV |
北3工区 | 305m | 鴻池・前田建設JV |
駅部工区(島式ホーム2面4線) | 240m | 大鉄・清水JV |
南1工区 | 420m | 大林・浅沼JV |
南2工区 | 340m(掘割) | 大成・大鉄JV |
合計 | 2,340m |
別の資料では、事業延長約2,400mとなっている。
2022年3月
出典 大阪市
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影)
2022年3月(中津付近から新御堂筋方面を撮影)
2022年1月(阪急線の高架下を撮影)
北1工区と北2工区の間の地下トンネルは完成していると思われる
北1工区の工事計画
(写真とは逆に、北から南を見たイメージ図)
出典 大阪市
2019年9月
2019年9月(中津付近を北方向に撮影)
2019年9月(中津付近を南方向に撮影)
阪急電鉄の鉄橋が見える。
2019年9月(北1工区を撮影)
中津の高さ1.4mのガード下、従来の線路は撤去され現在は「仮線」となっている。
2019年9月(北1工区を撮影)
高さ2.6mのガード下
2019年9月(北1工区を北方向に撮影)
左側(西側)に地上線があったがすでに撤去され、右側(東側)に「仮線」が設置されている。
左側(西側)に新線(掘割+地下)を建設する。
2019年9月(駅部工区と北3工区)
2019年9月(駅部工区と北3工区)
2019年9月(南1工区と駅部工区)
2019年9月(南1工区)