関西空港(筆者撮影)
関西3空港 年間利用者5,000万人へ
2019年上半期(1月~6月)の関西3空港の利用者数は2,562万人となり過去最高を記録した。
関西空港の総旅客数(国内線+国際線)は1,615万人で前年比+8%増加した。これは中国などアジアからのインバウンド客が増加してること、ハワイ向けLCC利用者の増加が要因と思われる。
関西エアポートでは、関西3空港(関空、伊丹、神戸)の年間総旅客数5,000万人を目標としており、下半期もこのままのペースで推移すれば2019年に目標を達成する見込みとなる。
2019年上半期 関西3空港の利用者数
空港名 | 利用者合計 | 国際線 | 国内線 |
関西空港 | 1,615万人(+8%) | 1,271万人(+10%) | 344万人(+2%) |
伊丹空港 | 790万人(+2%) | —— | 790万人(+2%) |
神戸空港 | 157万人(+1%) | —— | 157万人(+1%) |
合計 | 2,562万人(+6%) | 1,271万人(+10%) | 1,291万人(+2%) |
伊丹空港
ホテル増加の影響
大阪市内では2019年の1年間だけでホテル客室数が約10,000室増加する見込みで、ホテルに余裕ができたためインバウンド客が増加したと思われる。
逆に言うと、今まではホテル不足のため、インバウンド客が大阪に宿泊できなかった可能性がある。
インバウンド客は1週間~2週間の長期旅行することが多い。土曜日に満室になっていれば、長期の予約が取れずに旅行を控えることがある。
今後は、そういった長期滞在のインバウンド客も増加すると予想される。したがってキッチン付きのサービスアパートメントのような宿泊施設の需要が高まるかもしれない。
インバウンド客が増加したからと油断することなく、その先を見て動かないといけない。
神戸空港
先日、大阪メトロ御堂筋線の梅田駅で、「天王寺駅行」の電車は「なんば駅」に停車するのかと外国人に聞かれた。
大阪に住んでいると常識だが、外国人から見ると「説明不足」のことも多いと思う。
例えば、日本の電車内では日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語表示されている。
しかし、駅間1分の場合は15秒ずつしか表示されず、1回見逃すと次の駅に到着してしまう。
駅間の短い路線で、4か国語表示は本当に外国人の役に立っているのだろうか?
神戸空港、6月の旅客数が過去最多 仙台、茨城便が好調:https://t.co/wBeyke3R6q #神戸新聞 #kobeairport pic.twitter.com/F68jnGnpuj
— 神戸新聞 (@kobeshinbun) 2019年7月25日
神戸空港の6月の利用者は過去最高の約26万人と前年比1%増加だった。
関西エアポートの利用者数には「幼児」が含まれるが、神戸市の発表する数字には「幼児」は含まれない。