関西空港(筆者撮影)
関西3空港 利用者数(2019年8月)
2019年8月の関西3空港の利用者数は国際線と国内線合計で約481万人で前年比+4%の増加となった。
2019年8月は、日本全体の訪日韓国人数が前年比-48%の大幅減少となったが、関空国際線利用の外国人は前年比+5%と増加している。
関空についても韓国人客は減少しているかもしれないが、関空利用の訪日外国人全体が+5%と増加しており全体的に見れば影響は全くなかったと言える。
神戸空港は2019年8月から発着枠を増加させた影響で前年比+9%の大幅増加となった。
しかし、「羽田空港 – 神戸空港 – 長崎空港」の経由便客が増加している可能性もある。
また増便セール(片道3,500円)を実施したため一時的に利用者が増加した可能性もある。
2019年10月から減便する路線もあるので今後の見通しは不透明。
2019年8月 関西3空港の利用者数
空港名 | 利用者合計 | 国際線 | 国内線 |
関西空港 | 287万人(+4%) | 222万人(+5%) | 65万人(+3%) |
伊丹空港 | 160万人(+2%) | —— | 160万人(+2%) |
神戸空港 | 33万人(+9%) | —— | 33万人(+9%) |
合計 | 481万人(+4%) | 222万人(+5%) | 259万人(+4%) |
神戸空港
スカイマーク(東京)は、2019年冬ダイヤ(2019年10月27日~2020年3月28日)で神戸空港発着の便数を50便(25往復)から48便(24往復)へ2便(1往復)減便する。
2019年冬ダイヤ運航便数
航空会社 | 便数 | 発着枠 |
スカイマーク | 24往復(48便) | 40往復(80便) |
ANAグループ | 8往復(16便) | |
FDA | 3往復(6便)臨時便を含む | |
合計 | 35往復(70便) |
発着枠1日40往復(80便)に対して、実際に運航されるのは1日35往復(70便)となり、1日5往復(10便)の枠が余ることになる。
2019年8月の航空会社別神戸空港利用者数
航空会社 | 2019年8月 | 前年比 |
ANA | 38,675人 | 97.1% |
SKY | 242,201人 | 115.0% |
SNA | 27,042人 | 94.1% |
ADO | 14,140人 | 97.0% |
合計 | 322,058人 | 109.7% |
増便記念セール(片道3,500円)を実施したスカイマークだけが前年比115.0%と大幅に増加したが、他社は3%~6%の減少となっている。