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神戸空港規制緩和2018年4月以降に議論か?関西3空港懇談会、開催未定

2017/08/06

関西3空港懇話会

神戸空港の1日30往復(60便)規制を緩和するためには、地元合意が必要とされる。

(神戸空港の)規制緩和には地元合意が不可欠のため、近く再開見込みの関西財界や自治体で作る「関西3空港懇談会」での議論が鍵を握る。

引用 http://www.sankei.com/west/news/170725/wst1707250095-n1.html

要約すると、神戸空港の規制緩和するには、まず、「関西3空港懇談会」を開催して、「地元の合意」を形成することが必須になる。

関西3空港懇談会とは、関経連が事務局を務め、大阪府知事、大阪市長、兵庫県知事、神戸市長、関経連会長をメンバーとし、国土交通省も参加する会議で、2010年を最後に開催されていない。

新聞報道では、2017年内にも関西3空港懇談会が開催される見通しで、早けれは2018年4月の運営権売却時に神戸空港の規制緩和が実現するような論調だった。

しかし、ここにきて、「神戸空港の規制緩和議論は2018年4月以降にずれ込むとの見方」が浮上してきた。

 

当ブログで分析すると以下のようになる

神戸空港規制緩和を積極的に推進する派

  • 兵庫県知事
  • 神戸市長

 

神戸空港規制を容認する派

  • 大阪府知事
  • 大阪市長

 

条件付きで神戸空港規制容認する派

  • 関経連会長

 

立場が不明

  • 関西エアポート

 

2017年8月3日会合

関経連と関西広域連合(自治体)は2017年8月3日に大阪市内で意見交換をした。

この会合では関経連の松本会長は、

来年4月に神戸空港の運営権が民間に移った後に議論すべきだとの姿勢を示し、早期の懇談会の再開には慎重な考えを伝えた。

引用 https://mainichi.jp/articles/20170804/ddn/008/020/032000c

また、関経連松本会長は、「(神戸空港の)規制緩和には反対しないが、まずは安全性(関空機とのニアミス問題)を最優先」とする考えを示したようだ。

これを受け、松井大阪府知事も関経連の松本会長に同調し、2018年4月に運営権が関西エアポートに移転してから、関西エアポートの意見を尊重する旨の発言をしたようだ。

安全性について

関経連会長の松本正義氏(72才)は、住友電気工業社長で、兵庫県洲本市出身、関経連副会長にはJR西日本会長の真鍋精志(63才)が就任している。

真鍋副会長は、「安全の問題に取り組みながら、関西のインフラにかかわるプロジェクトに意見を言っていきたい」と発言している。

引用 http://www.sankei.com/affairs/news/170613/afr1706130017-n1.html

JR西日本の福知山線事故では最高裁で無罪になったが、JR西の歴代3社長が起訴された。

そういう経験を踏まえて、JR西の真鍋会長(関経連副会長)が「安全」というからには、専門家の分析がないと「安全」と判断できないだろう。

専門家は神戸空港の規制緩和について「安全」を判断するには、数か月はかかると思われる。

国際線について

関経連松本会長は、東京よりもアジアなど世界との結びつきを強める「ルック・ウエスト」を提言している。

そのために、関西とアジアの航空路線、利用者を増加させたいという意図があると思われる。

また、日本メーカーは工場の統廃合してきており、空港についても集約する方が効率的と判断していると思われる。

経済合理性から言えば、国際線は1空港に集約する方が効率的でコスト低減できる。企業経営者の視点からは1空港に国際線を集約することは常識だろう。

つまり、神戸空港に国際線を導入するのは、「政治的」意味しかない。

関経連松本会長が、経済原則に従うなら、神戸空港国際線はないが、政治的妥協をするなら神戸空港国際線はありえる。

 

神戸空港規制緩和の問題点

  • 神戸空港機と関空機のニアミス問題
  • 神戸空港規制緩和して3空港全体の利用者が増加するかどうか?

これらの問題を空港運営会社「関西エアポート」や「専門家」に分析してもらう期間が必要で、神戸空港規制緩和は早急に決定できないと思われる。

当ブログの分析では、関西3空港懇談会は2018年4月以降に再開される可能性が高いと思われる。

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