神戸市、神戸医療産業都市の土地を外郭団体に10億円で売却し、10億円の補助金交付か?

新型コロナ対策で、大阪府内では大阪大学と大阪大学発バイオベンチャー「アンジェス」がDNAワクチンを開発しており、また同じく大阪大学発のバイオベンチャー「ビズジーン」が簡易検査キットを開発するなどのプロジェクトが進んでいる。

そこで、国と神戸市4,400億円(国3,700億円 神戸市700億円)投じた日本最大のバイオメディカルクラスター「神戸医療産業都市」はどうなっているかと調べてみた。

すると、神戸市が神戸医療産業都市の外郭団体「神戸都市振興サービス」に土地を10億円で売却し、同時に10億円の補助金を交付していることが2019年11月神戸市の「外郭団体に関する特別委員会」で追及されていることが分かった。

 

クリエイティブラボ神戸(建設中)完成予想図(出典 神戸市)

2019年11月神戸市「外郭団体に関する特別委員会」会議録によると「クリエイティブラボ神戸」の公募条件は当初から10億円の補助金を交付することを前提としており手続き上は問題はないと言う。

しかし、神戸市が10億円で土地を売却して、同額の10億円の補助金を交付するのは不可解だ。

そこで、いろいろと考えてみた。

 

ポーアイ2期の土地の販売実績を作りたかった?

クリエイティブラボ神戸建設予定地周辺

神戸ポートアイランド2期部分の分譲地は空き地が多く、神戸市の無計画な開発と批判されてきた。

そこで「10億円で土地が売却できた」という実績を作りたかったのではないか?

そもそも、30年間のラボ運営という公募条件から民間企業が購入するはずもなく、事実上「神戸市の外郭団体」しか購入しない案件で「10億円の補助金交付」という前提条件がつけられた可能性がある。

神戸医療産業都市は構想から20年も経過しているのに、いまだに民間企業が土地を購入する動きはなく、神戸市が外郭団体に土地購入代金と同額の補助金10億円を交付しないと売却できないありさまだ。

神戸医療産業都市の実態は順調とは言い難いが、なぜ神戸市は「神戸医療産業都市」にこだわっているのか?

 

隣接するKCMI(ラボ)の土地無償と条件を合わせた

神戸医療イノベーションセンター(KCMI)

驚いたことに、ポートライナー「京コンピューター駅」前の神戸医療イノベーションセンター(KCMI)の土地は無償提供されていたという。(2019年11月神戸市「外郭団体に関する特別委員会」会議録)

このため「クリエイティブラボ神戸」も隣接する神戸医療イノベーションセンター(KCMI)と同じ条件とするために、土地購入代金10億円と同額の10億円を補助金として交付したのではないか?

しかし、そうであるなら神戸医療イノベーションセンター(KCMI)と同じ「土地無償提供」でもよかったが、なぜ「10億円で売却し、10億円の補助金交付」するのか?

前述した「土地売却実績」作りのため以外の理由として、土地が外郭団体の所有になることがあるのではないか?

公募条件の30年間ラボ事業運営後、外郭団体は土地を自由に売却できるのではないか?その場合、神戸市から10億円で購入したことになっているので、土地売却益は外郭団体の資産になるのではないか?

 

民間企業の出資分?

「クリエイティブラボ神戸」の整備費は土地取得費を除いて39億円で、計画では民間企業も10億円を出資することになっていた。

神戸市の補助金も10億円で金額が一致するのは偶然だろうか?

 

まとめ

神戸ポートアイランド2期の「神戸医療産業都市」は多くの研究所などが建設されており、一見に順調に成長しているように見える。

しかし、よく調べてみると、神戸市が土地を無償提供したり、10億円で土地を売却し同額の10億円を補助金として交付するなど、不透明な資金の動きがある。

結果的に「神戸医療産業都市」は、神戸市から外郭団体への資金移動の隠れ蓑になっているではないか?

 

参照

神戸市「外郭団体に関する特別委員会」で神戸市の10億円補助金交付を追及した神戸市議会議員「岡田ゆうじ」氏のツイート

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