【神戸 閉店ドミノ】石井スポーツ神戸三宮店閉店セール、ラウンドワン新開地店2021年3月閉店、umieフードコート4店舗2021年1月閉店

石井スポーツ神戸三宮店(三宮オーパ2)が2021年1月15日から閉店セールを実施している。具体的な閉店時期は分からないが、HPには「完全閉店」と記載されている。

ラウンドワン新開地店も2021年3月31日(水)24時に営業を終了する。

さらに、神戸ハーバーランドumieの地下1階のフードコートの「ウミバル」「ガブリングステーキ」「サラダビッツ」「ペルグラーノ」の4店舗が2021年1月11日に閉店した。

umieでは他に

  • Butter Popcorn 2020年12月31日閉店
  • familiar(ファミリア)2021年1月3日閉店
  • STREAMER COFFEE COMPANY(ストリーマーコーヒーカンパニー)2021年1月17日閉店
  • 14+(イチヨンプラス)2021年1月17日閉店
  • TOTTI CANDY FACTORY(トッティキャンディファクトリー)2021年1月24日閉店
  • 「だし蔵 だし茶漬け」2021年1月31日閉店

 

新型コロナが原因で閉店したと思われる。

しかし、神戸の人口は減少しており三宮駅前の再開発も遅れているので、今後1年~2年先を考えると神戸で売上を回復することは困難と判断したのではないか?

東急ハンズ三宮店も2020年12月末に閉店、GAPストア三宮店も2021年1月17日に閉店しており、今後も神戸で閉店が続くと思われる。

 

神戸の人口

都市名2020年9月2019年5月2015年9月
福岡市160万3043人158万7500人153万8540人
川崎市153万9522人152万6630人147万5300人
神戸市151万7486人152万4749人153万7860人

2015年→2020年の5年間で福岡市の人口は約6.5万人の増加、川崎市は約6.4万人増加しているが、神戸市は逆に約2万人減少している。

  • 久元神戸市長は「人口規模偏重から脱却し、上質な街を目指す」と発言しているが、それは公務員的発想でしかない。
民間企業は人口減少により売上高が減少すれば「閉店」せざるを得ない。
そもそも「上質な街を目指す」と言っても人口減少により民間企業が撤退していては「上質な街」を目指すどころか、現状維持すらできない。
企業や店舗撤退により「神戸市民の生活の質」は下落し、それがまた人口減少を加速させる。
神戸は、いわゆる「負のスパイラル」「閉店ドミノ」の状態に陥っているのではないか?

実際、JR三ノ宮駅ビルの再開発が遅れ、買い物客は西宮北口、大阪梅田、大阪なんば、大阪心斎橋などに流出している。

三ノ宮駅で下車して三宮センター街を歩いて大丸神戸店に行くというパターンを前提とした神戸の再開発は見直すべき時期に来ている。

 

最低賃金問題
都市名最低賃金(2020年10月)
東京都1,013円
神奈川県(横浜市・川崎市)1,012円
大阪府964円
兵庫県(神戸市)900円
福岡県842円
佐賀県792円
長崎県793円
熊本県793円

人口の増加している神奈川県(横浜市、川崎市)の最低賃金は1,012円で、東京都の1,013円と1円しか差がない。

しかし、兵庫県(神戸市、西宮市、尼崎市)の最低賃金は900円で大阪府の964円と64円の差がある。

大阪府に近い西宮や尼崎からは、大阪で働いた方が時給がいいので、神戸には働かないと思う。こういうことの積み重ねで、神戸の人口は減少し、消費額は減少し、閉店し、衰退していっているのだと思う。

福岡県の最低賃金は842円で神戸の900円よりも低いが人口が増加している。これは、周辺の佐賀県、長崎県、熊本県の最低賃金が792円~793円と低いので相対的に福岡県で働く方が有利だからと思われる。

兵庫県も大阪府と同じくらいに最低賃金を引き上げないと、人口流出は続くと思われる。

しかし、兵庫県は南北格差があるので、兵庫県内一律で最低賃金を大阪並みに引き上げることは反発も多くできないだろう。

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