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松本関経連会長「神戸空港は貧弱で国際空港として恥ずかしい」

2019/06/03

神戸空港(筆者撮影)

2019年5月11日、関西3空港懇談会が開催され、神戸空港の国際化が2025年までの中期的な検討課題となった。

はたして、神戸空港は国際化するのか?

引用・参照 日経新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45516530R30C19A5ML0000/

 

松本関経連会長

松本関経連会長は、2021年に関西で開催されるワールドマスターズゲームズまでの短期での実現は無理と判断した。

さらに、「神戸空港は貧弱で、国際空港というには恥ずかしい」と判断。現在の小規模なターミナルビルの拡張や道路、新交通システムのアクセス強化を国際線就航の条件とした。

つまり、神戸空港に国際線を就航させるためには、「新国際線ターミナル」と「空港アクセス」の改善が必要ということだ。

当ブログの試算では、「新国際線ターミナル」の建設費は100億円以上、空港アクセスのポートライナーの8両化に700億円~800億円、アクセス道路の改修に100億円以上がかかり、合計1,000億円かかると思われる。

神戸市は、ポートライナー8両化は費用がかかりすぎるため積極的ではないが、それ以外でも数百億円の費用がかかる。

 

関西エアポートの考え

関西エアポートの山谷佳之社長も「国際チャーター便なら今のターミナルでもできるが、それで国際空港と言えるのか。20~30便飛ばないと、国際空港としての運営は難しい」と、小規模な国際化には反対している。

さらに、「関空から神戸に便が移るだけでは、関西全体の航空路線が増えるわけではないので意味がない」と主張する。

 

コメント

国際線を1日20便~30便就航するなら、2国間の航空協定を締結し、相手国にも同じ枠を割り当てることになる。

韓国・中国・台湾などのLCCが参入すれば、スカイマークが神戸空港国際線に参入したとしてもかなり経営的に難しいのではないか?

海外の大手エアラインが神戸空港に拠点を作るとすると年間数億円の費用がかかり、関空と2重投資になる。

国際線1日20便~30便とは、ボーイング737型機で試算すると年間100万人~150万人となる。

関空の国際線が100万人単位で神戸に移ると、関西エアポートとしても全体の利用者は増加せず、費用が2重にかかるだけでメリットはない。

神戸空港がいくら三宮から近いからと言っても、今まで関空を利用しなかった人が新規で年間100万人~150万人も神戸空港国際線を利用するとは思えない。

神戸空港の国際化は、事実上困難と思われる。

 

神戸人は、夢みたいな話を期待するよりも、三宮周辺の再開発に注力すべきだ。

しかし、三宮の再開発は関係者の調整が難航して全く進んでいない。

したがって、神戸は2025年まで、三宮再開発も神戸空港国際化もできず、このまま古びて行くだけだろう。

 

出典 関経連

関経連の表には「神戸空港の国際化検討」すら記載されていない。

文章で「神戸空港については、(略)、関西空港・伊丹空港を補完する観点から、国際化を含む空港機能のあり方等について関係機関との検討を行う。」としている。

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