神戸市は、2022年6月、灘区の王子公園の再整備基本方針(素案)の見直し案を市議会に示した。
- 廃止予定の「遊園地」を存続(動物園と合計8haを維持)
- 「遊園地」に建設予定の立体駐車場は、大学用地の北側に変更
- 廃止予定の「テニスコート」は2面存続
- プールは廃止
- 相撲場は廃止
- 新スタジアムに練習用の陸上4トラックを整備
- 大学用地を4haから3.5haに縮小
神戸市は王子公園の再整備で「現在の面積と同程度の面積を確保する」として、遊園地の廃止を撤回した見直し案を示しました。https://t.co/ElsONutH8W
— 毎日新聞 神戸支局 (@mainichi_KOBE) June 13, 2022
神戸市王子公園 概要
名称 | 神戸市王子公園 |
敷地面積 | 19.2ha |
開園 | 1950年 |
施設 | 王子スタジアム、王子動物園など |
用途地域 | 第2種住居地域(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 60%(当ブログ調べ) |
容積率 | 200%(当ブログ調べ) |
最寄駅 | 阪急神戸線「王子公園駅」駅前 |
再整備案(2022年6月)
現在 | 再整備後 | |
王子動物園・飼育エリア(7ha) | ⇒ | 王子動物園・飼育エリア・遊園地(合計8ha) |
遊園地(約1ha) | ||
王子スタジアム(約4.2ha) | ⇒ | 大学(約3.5ha)+立体駐車場(0.7ha) |
王子スポーツセンター(約5ha) | ⇒ | 王子スタジアム(約5ha) |
エントランスゾーン(約1ha) | ⇒ | エントランスゾーン(約1ha) |
その他(約1ha) | ⇒ | その他(約1ha) |
合計(約19.2ha) | ⇒ | 合計(約19.2ha) |
変更前 出典 神戸市PDF
コメント
特定の大学誘致が前提ではないか?
神戸市の王子公園再整備素案では「アメリカンフットボールの専用競技場」となっている。
引用 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20220613/k00/00m/040/119000c
大学誘致なのに、なぜ「アメリカンフットボールの専用競技場」なのか?
特定の大学の誘致を前提としている再整備案ではないか?
新スタジアムなどの建設費は?
敷地面積5haの競技場であることから少なくとも数千席の観客席が設置されるのではないか?
そうなると建設費は20億円以上かかると思う。
さらに、現在の王子スタジアムの撤去、立体駐車場の建設、王子動物園の整備など合計で50億円~100億円はかかると思う。
大学の延床面積は最大7万㎡か?
間違っているかもしれませんが、当ブログ調べでは、現在の王子公園の用途地域は「第2種住居地域」で容積率は200%なので敷地面積3.5haから計算すると延床面積は約7万㎡になる。
教職員・学生の数は5,000人~6,000人規模もありえると思う。
大学の経済効果は?
神戸市の担当者は「神戸は学生が多いが、就職を機に東京などに出ていってしまう」と発言しており大学誘致に経済効果があるかは疑問。
引用 産経新聞 https://www.sankei.com/article/20160329-INCRKFR3BJTHFR5K3DATH3VM4/
また、京都市も大学生が多いが住民税非課税のため京都市の財政悪化の要因の一つとされる。