京都府の交通事故死者数は、2018年1月1日~7月26日までで18名で、前年同期間の37名から-19名減少している。
減少率(前年同期比)は-51.4%で、47都道府県で最大の減少率となっている。
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京都府の交通事故死者数が減少した理由
京都府警は2016年7月、事故の多発する場所、時間、高齢者の居住実態などが地図上に表示する「交通事故分析システム」を導入しており、その成果かもしれない。
従来の地理情報(GIS)に基づく交通事故分析システムは、事故の発生地点を表示する図、発生密度を濃淡で表示する図などに分かれ、様々に図を見比べる必要があった。
新しい地理情報(GIS)に基づく交通事故分析システムは、各種の情報を1枚の図に表示できるようになり、視覚的に把握しやすくなった。
例えば、高齢者が多数訪問するスーパーを「交通安全モデル店舗」に指定し、半径500mエリアで高齢者宅を訪問し事故も防止活動を行い、その効果を検証することもできるようになった。
京都府内の交通事故死者数
年 | 交通事故死者数 |
平成20年(2008年) | 102 |
平成21年(2009年) | 101 |
平成22年(2010年) | 96 |
平成23年(2011年) | 103 |
平成24年(2012年) | 106 |
平成25年(2013年) | 70 |
平成26年(2014年) | 69 |
平成27年(2015年) | 87 |
平成28年(2016年) | 60 |
平成29年(2017年) | 66 |
平成30年(2018年7月26日まで) | 18 |
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関西の府県の交通事故死者数
府県名 | 2018年7月26日まで | 2017年(年間) |
滋賀県 | 18 | 55 |
京都府 | 18 | 66 |
大阪府 | 70 | 150 |
兵庫県 | 78 | 161 |
奈良県 | 18 | 40 |
和歌山県 | 18 | 38 |
コメント
京都府は交通事故死者数が半減しているが、兵庫県は関西地方で一番交通事故死者数が多い。