(出典 三井不動産)
三井不動産は大阪府門真市に「三井ショッピングパーク ららぽーと門真」と「三井アウトレットパーク 大阪門真(MOP大阪門真)」の複合型商業施設を2023年春に開業する。
なお、「三井ショッピングパーク」と「三井アウトレットパーク」の複合施設は全国初となる。
これに伴い「三井アウトレットパーク 大阪鶴見(MOP大阪鶴見)」は2023年3月12日(日)に閉館し、「三井アウトレットパーク 大阪門真(MOP大阪門真)」として移転し、店舗数を70店舗から100店舗に拡張する。
全体の敷地面積は約16ha、延床面積は約25haで、4街区に分かれて開発されている。
アクセスは、京阪・大阪モノレール「門真市駅」から南へ徒歩約8分。
地図
建物配置図(出典 三井不動産)・左が北方向(門真市駅)
街区名 | 施設名 | 敷地面積 | 事業者 |
A街区 |
| 116,700㎡ | 三井不動産 |
B街区 | 分譲マンション(11階建・155戸) | 5,600㎡ | 三井不動産レジデンシャル |
C街区 | (仮称)コストコ ホールセール門真倉庫 | 34,000㎡ | コストコホールセールジャパン |
D街区 | 東和薬品オフィス | 7,700㎡ | 東和薬品 |
合計 | 164,000㎡ |
2022年5月(店舗棟4階建)北から撮影
施設名 | フロア | 店舗数 | 画像 |
ららぽーと門真 | 1階と3階 | 150店舗 | ![]() |
MOP大阪門真 | 主に2階 | 100店舗 | ![]() |
- 3Fに、フードコートを設置する
- 建物中央には吹き抜けのセンターコートを設置する
A街区の「商業施設棟」(ららぽーと門真)と(三井アウトレットパーク 大阪門真)、及び「立体駐車場2棟(4,300台)」の建設が進んでいる。
- 「ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」の規模は、敷地面積12ha、店舗数250店、地上4階建、延床面積約10ha、基本設計は石本建築事務所、実施設計・監理は竹中工務店、施工は竹中工務店(商業棟)が担当する。
- 駐車場棟2棟は6層7段、延床面積2棟9ha、駐車台数4300台で、基本設計は石本建築事務所、実施設計・監理は竹中工務店、施工は綿半ソリューションズが担当する。
- (仮称)コストコホールセール門真倉庫店は2023年夏以降に開業する。
2022年5月(店舗棟4階建)北西から撮影
2022年5月北から撮影(左:店舗棟4階建)・(右:駐車場棟)
2022年5月北から撮影(駐車場棟6層7段)
2022年5月西から撮影(駐車場棟)
2022年5月(西駐車場棟を拡大)6層7段まで到達している
2022年5月南西から撮影(左:西駐車場棟・右:商業棟)
2022年5月西から撮影(左:西駐車場棟・右:商業棟)
西側の前面道路(中央環状線)から建物までかなりの空間があるが、ここに「モノレール(仮称)松生駅」が建設される予定。
敷地 | 用途 | 棟数 | 延床面積 | 高さ | 階数 |
A敷地 |
| 3棟 | 105,000㎡(商業棟)・93,000㎡(立駐2棟) | 26m・24m | 地上4階(商業業)・地上6階(立駐2棟) |
B敷地 | 共同住宅 | 155戸 | 2022年10月末予定 | 未定 | 11階 |
C敷地 | 商業施設(コストコ門真)・ガソリンスタンド | 2棟 | 46,900㎡(商業業)・700㎡(ガソリンスタンド) | 19.5m | 地上3階(商業業)・地上1階(ガソリンスタンド) |
D敷地 | オフィス | 1棟 |
ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真 物件概要
出典 三井不動産
施設名 | ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真 |
計画名 | 門真市松生町計画 |
所在地 | 大阪府門真市松生町204番3他 |
敷地面積 | 116,700㎡ |
延床面積 | 196,800㎡(商業施設103,000㎡・立体駐車場93,800㎡) |
構造 | 鉄骨造(店舗棟)・鉄骨造(立体駐車場棟) |
階数 | 地上4階建(店舗1階~4階)・6層7段(立体駐車場2棟) |
店舗数 | 約250店舗 |
店舗面積 | 約66,300㎡ |
駐車台数 | 約4,300台 |
事業主 | 三井不動産 |
着工 | 2021年10月 |
竣工・開業 | 2023年春 |
設計 | 基本設計:株式会社石本建築事務所 実施設計・監理:株式会社竹中工務店 |
施工 | 店舗棟:株式会社竹中工務店 立体駐車場棟:綿半ソリューションズ株式会社 |
環境デザイン | 株式会社船場 |
最寄り駅 | 京阪・大阪モノレール「門真市駅」から南へ600m(徒歩8分) |
2022年5月南西から撮影(左:西駐車場棟・右:商業棟)
2022年5月南から撮影(左:西駐車場棟・右:商業棟)
南側の更地には(仮称)コストコ ホールセール門真倉庫が建設される予定で、「ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」よりも遅れて2023年夏以降に開業する。
2022年5月南東から撮影(左:西駐車場棟・中央:商業棟・右:東駐車場棟)
2022年5月北東から撮影(左:東駐車場棟・左:商業棟)
東駐車場棟は今後、右方向に建設していくと思われる。
2022年5月東から撮影(商業棟)
2022年5月(店舗棟前)東から撮影
国道163号線から進入する車線が1車線増加している。
2022年5月東から撮影
2022年5月北から撮影
建築計画の概要
京阪門真市駅(大阪モノレール門真市駅)から南に約600m徒歩8分だが、中環沿いの歩道は整備されており歩きやすい。駅直結ではないがアクセスはいい方だと思う。
2029年には、敷地に隣接するモノレール新駅「(仮称)松生駅」が開業する予定。
売上高は300億円~400億円か?
近畿地方の「ららぽーと」の売上高(当ブログまとめ)
店舗名 | 店舗面積 | 売上高 | 店舗数 | 開業 |
ららぽーと甲子園 | 60,000㎡ | 217億円(2015年) | 150店舗 | 2004年 |
ららぽーと和泉 | 55,000㎡ | 280億円(計画) | 218店舗 | 2014年 |
ららぽーとEXPOCITY | 71,000㎡ | 532億円(2017年度) | 312店舗 | 2015年 |
三井アウトレットパーク 大阪鶴見 | 9,300㎡ | 80億円 | 70店舗 | 1995年3月 |
ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真 | 66,300㎡ | 300億円~400億円(予想) | 250店舗 | 2023年春 |
ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真の店舗面積は66,300㎡で「ららぽーとEXPOCITY」の71,000㎡より若干狭い。
したがって、「ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」の売上高も「ららぽーとEXPOCITY」の532億円よりもやや少ない300億円~400億円程度ではないか?
大阪モノレール延伸事業(仮称)松生駅 追加設置
出典 大阪府
大阪モノレールは、大阪空港駅から門真市駅および彩都西駅の合計28kmが開通しており、すでに2029年開業予定で、門真市駅から南へ8.9km延伸することが決定している。
2021年9月、大阪府は、延伸距離はそのままで、新設駅を4駅から5駅に増加させると公表した。
具体的には、現在の終点である「門真市駅」の次に「(仮称)松生駅」を新設する。
「(仮称)松生駅」の東側では、三井不動産が「(仮称)ららぽーと門真(コストコ併設)」を建設している。
出典 大阪府
名称 | (仮称)松生駅 |
所在地 | 大阪府門真市松生町地内 |
駅構造 | 島式ホーム構造 |
駅延長 | 約100m |
出典 大阪府
過去写真
2021年2月(西から撮影)
2021年2月(北西から撮影)
2021年2月(南西から撮影)
敷地の西側は「中央環状線」に面しており、車アクセスが非常にいい(2021年2月撮影)
2021年2月(北西から撮影)
敷地北側も国道163号線に面しており、車アクセスがいい。
2017年3月末、三井不動産(本社 東京)は大阪府門真市内のパナソニックの工場の土地16ヘクタールを約200億円(推定)で取得していた。
パナソニックの工場は京阪「門真市駅」の北側とやや離れた南側の2ヵ所にあるが、今回売却されたのは「南門真地区」の工場で、AV製品を製造していた。
出典 パナソニックHP