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「大阪マルビル」建替計画、高さ192m・延床面積7万㎡以上か?2030年春完成を目指す

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出典 大阪府

2024年7月31日、大阪市は都市計画審議会を開き、現在解体工事中の「大阪マルビル」の新たな完成イメージを公開した。

また、大阪府もJR大阪駅前の「大阪マルビル跡地」(梅田一丁目中央地区)を都市再生特別地区(都市再生緊急整備地域)に変更する予定。

最高限度は192m、容積率は2,000%まで緩和される予定で、大阪マルビルの敷地面積「3,244.62㎡」から試算すると容積対象延床面積は約6万5000㎡となる。

さらに、容積率対象外面積も含めると総延床面積は7万㎡以上になると予想される。

大阪マルビルは日本初の円筒形の高層ビルとして1976年に完成したことから、円筒形の形状を引き継ぎ、階段状に3つの円筒を積み重ねた構造となる。また「マルビル」の名称も残す方向で検討している。

    • 低層部の高さ:95m
    • 中層部の高さ:145m
    • 高層部の高さ:192m

2024年6月

新しい「大阪マルビル」には、「高級ホテル」「円形のコンサートホール」「先端技術を取り入れた博物館」が整備され、2030年春に開業する予定。

アクセスは、JR大阪駅から徒歩3分。

地図

 

 

変更後

  • 高質な宿泊機能
  • にぎわいを創出する文化機能等の導入
  • 世界とつながる国際的なイノベーション拠点を形成
  • 地下から地上のにぎわいを 連続する立体結節空間や滞留空間を備えた回遊性の高
    い歩行者空間等の整備を図る

 

多目的広場(700㎡)を設置する。

地下連絡通路(長さ80m)も設置する。

建替の方向性
  • 建て替え計画では、地上30階建て、高さ約124mの現状の建物から高さ192mに高層化する予定
  • 「大阪マルビル」は、「大阪第一ホテル」を中心として、飲食店や物販店舗など35テナントで構成されていたが、施設の刷新とともにこれまでになかった新たな機能も付加させる予定
  • 具体的には、多目的に利用できる大型ホールや、高機能オフィスの設置など、賑わい創出の場、文化交流の場を設置する予定
  • 2025年4月13日から2025年10月13日の大阪関西万博開催期間中は、万博会場へアクセスするバスのターミナルとして敷地を提供する予定
  • 特徴的な円筒型のデザインと「マルビル」の名称は残す方向で検討している

 

地上部分のみ解体か?

個人的な予想ですが、解体期間が建物の規模の割に短い。

したがって、今回の解体工事は地上部分の解体だけで、地下部分は、新築工事の時に撤去と杭工事を同時に行う可能性があると思う。

 

バスターミナルとして暫定利用

2025年4月13日から2025年10月13日の大阪関西万博の開催期間中は、万博会場へのアクセス・バスのターミナルとして利用される。

したがって、2024年10月末に解体を完了して、その後、バスターミナルとして整備されると予想される。

 

当ブログの予想
  • 低層部:円形コンサートホール・博物館・商業施設
  • 中層部:オフィス
  • 高層部:高級ホテル(1室あたり面積40㎡~50㎡・約200室~250室)

左の「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」の高さは約190mで、新「大阪マルビル」も同じ高さの約192mになると予想される。

 

大阪マルビル解体工事

2024年6月

2022年5月13日、大和ハウス工業と大阪マルビルは、JR大阪駅前の「大阪マルビル」(大阪第一ホテル・460室)を建替えると発表した。

現在の建物は1976年竣工で、地上30階建て、高さ123mだが、建替により高層化する方針。

解体施工は、フジタが担当する。

ちなみに、大阪マルビルは、旧フジタ工業(現 株式会社フジタ)が設計・施工を担当した。

2023年5月31日全館閉館し、2023年夏に解体工事に着手し、2030年春の完成を目指す。

労働関係成立票の期限は「2024年10月31日」

 

2024年6月

北から撮影

北から撮影

東から撮影(別日)

南から撮影(別日)

 

2023年10月

2023年10月(北から撮影)

2023年11月

2023年11月(北西から撮影)

 

旧・大阪マルビル 概要

2019年撮影

名称 旧・大阪マルビル
所在地 大阪市北区梅田一丁目9番20号
敷地面積 3,244.62㎡
建築面積 2,546㎡
延床面積 41,069.4 ㎡
構造 鉄骨造(一部SRC造)
階数 地上30階・地下4階・塔屋3階
高さ 124m(塔屋部分を含む)
直径 約30mの円筒形ビル
設計 フジタ工業(現 株式会社フジタ)
施工 フジタ工業(現 株式会社フジタ)
着工 1973年10月16日
竣工 1976年3月31日
開業 1976年4月16日
全館閉館 2023年5月31日
ホテル 460室(客室は10階~29階)
テナント数 35店舗

 

2023年9月(北から撮影)

2023年9月(南から撮影)

2023年9月(西から撮影)

2023年9月(北から撮影)

現地看板

 

隣接する超高層ビル

梅田DTタワー」の概要(道路を挟んだ東側)

名称 梅田DTタワー
所在地 大阪市北区梅田一丁目10番
敷地面積 3,609.27㎡
建築面積 1,613.8㎡
延床面積 47,613.18 ㎡
構造 鉄骨造(一部SRC・RC)
階数 地上27階・地下4階・塔屋2階
高さ 130.0m
設計 竹中工務店
施工 竹中工務店
着工 2000年11月
竣工 2003年1月
開業 2003年3月
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