2022年3月撮影(旧本館の南部分)
日本生命保険は、2018年に移転・閉院した旧日生病院の跡地(大阪市西区)に商業施設「(仮称)フレスポ阿波座」を開業する。
建物全体(4筆)の敷地面積は約1万3000㎡、店舗面積は4,079㎡で、2021年12月に着工し、2022年12月の開業を見込む。
アクセスは、大阪メトロ中央線「阿波座駅」から徒歩3分。
地図
フロア構成(当ブログ予想)
フロア | 内容 |
1階 |
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2階 |
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3階 | 駐車場(60台以上) |
隣接敷地 |
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長年にわたり医療サービスを提供してきた実績も踏まえ、健康や医療をテーマとした施設とする。
「心も体も、より健康になる」がコンセプトで、クリニックモールやスーパーマーケット「スーパー万代 フレスポ阿波座店」、ドラッグストア、テニスコートなどの入居を見込む。
施設内には幼稚園の設置も予定する。健康寿命を延ばす情報の提供などにも取り組む考え。
引用 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF264T20W1A520C2000000/
2022年3月撮影(旧本館の北部分を西から撮影)
敷地は4筆に分かれているが、商業施設は旧本館の南側に建設され、中央通りに近い旧本館北側は平面駐車場または「テニスコート」になるのではないか?
2022年3月撮影(旧本館の東側を撮影)
- 大和リース(大阪市)と土地賃貸契約を結び、大和リース(大阪市)が商業施設の開発・運営をする。
アクロスプラザ(筆者撮影)
写真は、同じ大和ハウスグループの大和情報サービスが全国展開している「アクロスプラザ(2階建)」だが、この建物の3階(屋上)に駐車場を設置したようなイメージになるのではないか?
「阿波座医療モール」で画像検索すると完成予想図を掲載したサイトが見つかると思います。
旧日生病院本館跡地の再開発概要
読者の方から「クリニック開業物件サイト メディカフィット」に物件情報が掲載されているとの情報を頂きました。ありがとうございます。2階平面図も掲載されています。
施設名 | 旧日生病院本館跡地の再開発計画 |
敷地面積 | 約6,500㎡?(本館跡地のみ・当ブログ試算) |
2階の「阿波座医療モール」は調剤薬局の他6区画を募集しているようだ。
建設予定地の敷地は4筆に分かれるので、数棟の建物が機能別に建設されるのではないか?
例えば「旧本館は商業施設棟+クリニック棟+テニスコート」「旧予防センターは幼稚園棟」「駐車場」などが各々、別の敷地に建設されるのではないか?
旧建物4棟の敷地面積は合計で約13,500㎡と思われる。(当ブログ試算のため、合計面積は一致しない。)
敷地 | 敷地面積(当ブログ試算) | 新用途(当ブログ予想) |
旧本館 | 約6,500㎡? | クリニックモール、スーパーマーケット、ドラッグストア・駐車場・テニスコート? |
旧別館 | 約2,500㎡? | 駐車場? |
駐車場 | 約2,000㎡? | 駐車場? |
旧予防センター | 約1,200㎡? | 幼稚園? |
- 「旧日生病院」の解体工事は2019年12月15日に完了しており、解体工事は竹中工務店が担当した。
2022年3月(旧予防センター)
2022年3月(駐車場)
2022年3月(左は旧別館・右は旧本館)
- 労災保険関係成立票の期間は2022年2月28日まで
- 道路占有許可証の期間は2022年10月31日まで
当ブログの推測では、労災保険関係成立票の期間は更新されていると思われる。道路占有許可証の期間の2022年10月31日から予想すると2022年秋か冬開業ではないか?
旧日生病院 概要
施設名 | 旧日生病院 |
所在地 | 大阪市西区立売堀6丁目3番8号 |
敷地面積 | 13,533㎡ |
延床面積 | 26,718㎡ |
階数 | 地上7階・地下1階 |
病床数 | 350床 |
なお、新病院は2018年4月30日に旧病院から北へ約350mの大阪市西区江之子島に移転開業した。
2019年10月
2019年10月(旧本館)
2019年10月(旧本館)
2019年10月(旧別館)
2019年10月(旧予防センター)
2019年10月「左は旧別館」「右は旧本館」
2022年春以降、JR大阪駅周辺では、大阪梅田ツインタワーズ・サウス、旧大阪中央郵便局、うめきた2期などが開業し、合計で数十万㎡のオフィスが新規で供給される。
そのため、大阪メトロ「阿波座駅」から徒歩3分とアクセスは悪くはないが、JR大阪駅周辺と比較するとオフィスのニーズは少ないと予想される。
一方、大阪市西区は落ち着いた雰囲気で人気の住宅地になっており、生活関連施設のニーズが高まっている。