2022年11月(南東から撮影)
日経不動産マーケット情報によると「信和不動産(大阪市)は、大阪市中央区道頓堀の土地2,001㎡を取得した。30階建て複合ビルの開発をめざす。」
2022年11月現在、駐車場のままで、動きは見られない。
土地買収の経緯
「旧ニュージャパンなんばビル」の土地(約2,500㎡)を、リーガル不動産が取得し、東側(500㎡)と西側(2,000㎡)に分筆し、信和不動産が西側の2,000㎡を取得したと見られる。
出典 信和不動産
アクセスは場所は、Osaka Metro「なんば駅」、近鉄・阪神「大阪難波駅」から徒歩2分、JR「難波」駅から徒歩6分という好立地。
信和不動産「道頓堀二丁目開発」
名称 | 信和不動産「道頓堀二丁目開発」 |
所在地 | 大阪市中央区道頓堀二丁目12番1(他7筆) |
用途 | 複合ビル |
敷地面積 | 2,001.46㎡ |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
容積率 | 500%(当ブログ調べ) |
階数 | 地上30階 |
アクセス |
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地図
以下は過去写真
2022年4月(南東から撮影)
2022年4月(南から撮影)
2022年4月(東から撮影)
2022年4月(北から撮影)
大阪市中央区道頓堀の「旧ニュージャパンなんばビル」は、2019年3月31日に営業を終了した。その後、解体工事が完了し、駐車場として運用されている。
今後の予想
駐車場の隣接地のビルを買収できるかどうかによって、開発の規模が違ってくると思う。
理想としては、隣接地のビルも買収して、敷地面積約2,800㎡に拡大してすることだと思う。
しかし、リーガル不動産にとって、買収交渉が長期化するとコストがかかるので、信和不動産に敷地の一部2,000㎡を売却したのだと思う。
また、信和不動産としても、隣接ビルを買収できない場合のことを考えて、比較的開発しやすい形状の2,000㎡だけを購入したのかもしれない。
信和不動産のHPを見ると、今回の買収について下記のように記載されている。
- 観光地として不動の人気を誇る「道頓堀」ですが、国内観光客はもちろん、「Osaka Free Wifi」が整備されるなど、訪日外国人観光客が快適に観光できる環境になっています。
- 関西国際空港から南海難波駅まで直通約45分です。
- 大阪グルメを楽しめる「なんば」、ショッピングを楽しめる「心斎橋」、歴史を感じることのできる「大阪城」にもほど近く、まさに大阪の中心と言えるでしょう。
個人的な感想ですが、「観光」というキーワードが繰り返し出てくることから、ホテルを主体に低層階を商業施設とする「30階建て複合ビル」の可能性が高いのではないか?
当ブログ調べでは、容積率は500%なので、緩和されて800%~1,000%程度、延床面積は最大2万㎡程度か?
商業施設の規模やホテルのグレードにもよるが、中級グレードのホテルならば客室数は400室~500室程度ではないか?
延床面積を2万㎡とすると、30階建てなので、単純に割り算すると1フロア当たり約667㎡となる。
したがって、比較的スリムな形状になるのではないか?
旧ニュージャパン難波店解体工事概要
施設名 | 旧ニュージャパン難波店 |
所在地 | 大阪市中央区道頓堀2-3-28 |
敷地面積 | 約2,160㎡ |
階数 | 地上9階・地下1階 |
解体 | 大和ハウス工業 |
解体完了予定 | 2020年7月 |
- 「ニュージャパンなんばビル」(サウナと飲食店)は築60年と老朽化し、2019年3月31日に閉館した。
- 2019年7月、リーガル不動産が100億円弱でニュージャパン観光から取得したと報道された。
以下は過去の情報です。
解体工事現場に掲示されている広告「YANUSY(ヤヌシー・家主)」はリーガル不動産とZUUが共同で運営する「賃貸不動産のオーナー向け情報サイト」で、本物件も投資用不動産として再開発されると思われる。
大阪市内ではビジネスホテルが多数建設されているが、訪日外国人向けの3人~4人対応のキッチン付きコンドミニアムは少ない。したがって、客室面積30㎡~50㎡の長期滞在用の投資用コンドミニアムなどになるのではないか?