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【小説 第4回作品】B漁村物語、世界最先端の医術村になるまで

好評の小説ですが、第4回作品は、昔々(英語でいうと long long ago) 人口50人の漁村が、いろいろあって、21世紀には世界最先端の医術村になったという小説です。

実在の自治体、企業とは無関係です。

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とある漁村B村は、たまたま国際貿易港ができて、外国人が住むようになった。

B村民は外国人の下男下女として働いていたのだが、外国文化に詳しい日本人と自称しはじめ、となりの村を「ごちゃごちゃしている。下品。」と小馬鹿にし始める。

 

ある時、東に外国の「ねずみ村」が建設された。

B村には外国文化の香りがあると自称しているので、B村にも外国のテーマパークを誘致しようと海を埋め立てた。

しかし、外国テーマパークは、進出せず、「となり村」に建設されることになった。

実は、「となり村」の市場規模はB村の5倍だったのだ。

 

困り果てたB村は、医術村を埋立地に建設することにした。

しかし、医術村も全くうまくいかなかった。

そこで、医術に使うかもしれない「電動そろばん」施設の誘致し、建設すことになった。

 

世界一を自称するB村は、「電動そろばん」も世界一の性能にしたかった。

そのため、864台の「電動そろばん」を並べ、総延長1,000km以上の「エレキ線」で無理やり接続した。

そして、この「電動そろばん」は村の30,000世帯分の「エレキ」を消費するようになった。B村では、「エレキ代」を払えず、「電動そろばん」を稼働停止にする日もあり稼働率は悪くなった。

当然、「電動そろばん」の成果はほとんど上がっていない。

 

この、世界一の「電動そろばん」には、「エレキ代」以外にも問題があった。

世界一といっても「足し算」が世界一なだけだ。世界一の「足し算」に特化したため、逆に「引き算」をするには、使い勝手が悪くなった。

結局、「足し算」だけは世界一だが、「エレキ消費量」は多く、実用性も悪いという、とんでもない「電動そろばん」だった。

それでもB村は「電動そろばん」世界一という称号を得たことに満足していた。

 

その後も、B村は世界一の「医術村」の建設を進めたが、うまく行かなかった。

調度その時、「便茶屋」がB村にやって来て、進出したいと言ってきた。

B村は田舎者で医術は知らなかった。「便茶屋」の言いなりで、たくさんの金銀を渡し、「便茶屋」がB村の医術村に進出した。

ところが、「便茶屋」では、多くの死人が出てしまった。さすがに村民も騒ぎ出し、「便茶屋」は撤退していった。

 

このままでは信用がなくなると思ったB村長は、村の診療所を「医術村」に移転させ、いかにも「医術村」が成功しているかのように吹聴した。

これには、子飼いの「B瓦版屋」も加担し、医術村の進出企業は社員数1名~2名なのに、経済効果1,000万両とか、ありもしないことを村人に伝えた。

 

頭の悪い村人は、やっぱり、「B村は日本最先端や」と自慢し、増々、となり村を小馬鹿にするようになった。

そして、となりのA村に対して「生意気だ」と暴言を吐くようになった。

 

しかし、現実には、B村は経済効果のない「医術村」に年貢を使い果たし、B村民の生活は困窮していたのだった。

一方、A村は、村民を手厚く保護したため、B村からA村に逃亡する村民が多くなっていたのだ。

 

B村では、最近、村人エレキ掲示板が流行している。

頭の悪いB村民の中には、「B村には2階建の茶屋ができる。しかも階高が高いから実質3階建や」と自慢する者まで現れた。

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