【2020年5月末】スカイマーク現預金+融資枠=280億円【銀行融資枠300億円・資金繰り】

神戸空港

国内第3位の航空会社「スカイマーク」は、新型コロナウイルス感染拡大により搭乗率が大幅に低下している。

2020年2月の搭乗率は80.6%、3月は55.2%、2020年4月の航空運賃収入は前年比-90%減少と予想される。

スカイマークの月間の平均固定費は70億円なので、飛行機が運航できなくても毎月70億円の資金が流出することになる。

2020年3月末で現預金残高は120億円まで減少し、2020年4月には月間85億円の資金流出があり現預金残高は35億円まで減少した。

但し、別枠で銀行融資枠300億円あるので2020年秋までの資金繰りには問題はないと思われる。

 

スカイマーク資金繰り(当ブログまとめ)
年月現預金残高銀行融資枠合計月間資金流出額
2020年3月末120億円300億円420億円
2020年4月末35億円300億円335億円-85億円
2020年5月末300億円280億円-55億円?

2020年5月末で「現預金+銀行融資枠」の合計で280億円あり、2020年5月の月間現金流出額は55億円と予想される。今後、毎月55億円の資金流出があっても2020年10月末までの資金繰りに問題はないと思われる。

銀行融資(当ブログまとめ)

銀行名融資枠期間
三井住友銀行100億円
みずほ銀行100億円2015年9月29日~2020年9月29日
りそな銀行100億円

ちなみに、2020年5月11日~22日は「運休1,578便(経由便を除く)」、「運航264便」で運休率は約85%に達する。

コメント

スカイマークはほとんど国内線なので国際線の落ち込みの影響がないと見られてきた。しかし、2020年4月の日本政府の非常事態宣言により、国内線も80%程度運休していると見られ、毎月の固定費70億円の負担が重くなっている。

但し、2020年6月19日から都道府県を跨ぐ移動自粛が解除されたので2020年6月~7月の搭乗率30%~50%、2020年8月の搭乗率50%~80%まで回復するかもしれない。

 

政府支援の可能性

国土交通省は2010年に破綻したJALを救済したが、2015年に破綻したスカイマークは救済しなかった。2020年6月現在、政府・国土交通省がどう判断するかは全く分からない。

以前の記事で「アフターコロナは政府(官僚)支配が強くなる」と書いたが、航空会社を支援するかしないかも国土交通省の官僚次第ということになる。

JALの再生は民主党が関与し、ANAについては自民党との結びつきが強いと言われる。

やなり、ANA、国土交通省、自民党の思惑が重要になるかもしれない。

一般的に官僚は前例主義と言って、前回の判断を重視する傾向がある。

日本の大手2社の2020年4月の航空運賃収入は前年比-90%と大幅に減少したと予想される。しかも、国際線の回復は当面見込めないので、国内線で売上を上げるしかない。

もし、羽田空港の国内線発着枠が増えると国際線機材も国内線に投入して売上を上げることができる。

国土交通省にとっても大手2社の売上高がいち早く回復すると、政府の支援金額の合計額を少なくでき、国民の批判をかわせると考えるかもしれない。

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