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そごう神戸店、阪急阪神百貨店に譲渡契約締結 2017年8月3日

2017/08/17

そごう神戸店、阪急阪神百貨店に譲渡へ

「そごう神戸店」の一部土地と建物も譲渡

2017年8月3日、阪急阪神百貨店(H2Oリテイリング)は、セブン&アイホールディングから「そごう神戸店の一部土地建物」と「西武高槻店の土地建物」の買収契約を締結した。

詳しく言うと、「そごう神戸店の一部土地建物」と「西武高槻店の土地建物」をセブン&アイの完全子会社「神高管理」が承継し、「神高管理」の発行済み株式のすべてをH2Oリテイリングが買収する。

買収金額は非公表となっている。

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そごう神戸店の土地と建物の所有者

そごう神戸店の土地と建物は以下の3社が保有している。

  • 「三宮阪神ビル」、阪神電鉄グループ所有
  • 「そごう神戸店の一部」、「神高管理」所有(H2Oが会社ごと買収)
  • 「さくら三宮ビル」、室町建物(株)所有

今後の展開

「そごう神戸店」という屋号は当面継続すると思われる。「そごう神戸店」の一部土地と建物もH2Oリテイリングに譲渡され、2017年10月1日に法律的な効力が発生する。

2018年春にH2Oリテイリングの阪神百貨店梅田本店が部分開業し、神戸地区での開発・投資余力が生まれるので、建て替えをする可能性もある。

なお、神戸阪急ビル東館(延床面積28,500平米)は「阪急電鉄(株)」が建替えするもので、同じグループではあるが、「H2Oリテイリング」ではない。

「そごう西神店」については、阪急阪神百貨店(H2Oリテイリング)に譲渡されると報道されていたが、譲渡されないことになった。

 

そごう神戸店の建替

阪急阪神グループの「阪急百貨店うめだ本店」は建替え工事が完了しており、現在は阪神百貨店梅田本店の建替え工事中で、阪神百貨店1期工事は2018年春に竣工する。

したがって、2018年春以降に、三宮地域の再開発に注力すると思われる。

神戸阪急ビル東館(阪急電鉄)の建替とともに、そごう神戸店も経営し、「阪急・H2Oグループ」として、相乗効果を期待できる開発となるだろう。

そごう神戸店の建替が検討されると思われるが、土地と建物の所有者は、「阪神電鉄グループ」、「H2Oグループ」、「室町建物(株)」の3社なので、合意形成に時間がかかる可能性がある。

 

H2O鈴木社長の発言(2016年11月10日)

3年以内は難しいが、阪神百貨店梅田本店の建て替えにめどが付いてから本格的に検討する

引用 http://www.saga-s.co.jp/news/national/10204/375363

「3年以内に建替えを完了するのは難しい」なのか、それとも「3年以内に建替えの検討をすることが難しい」なのかはっきりしない。

しかし、2021年に阪神百貨店梅田本店が全面開業するので、2018年~2019年ごろから「そごう神戸店の建替え」を本格的な検討を開始して、着工は2020年~2021年ごろかも知れない。

 

「そごう神戸店」の容積率は700%か?

出典 神戸市

神戸阪急ビル東館は高さ120mの超高層ビルに建替えされる。また阪神百貨店梅田本店も180mも超高層ビルに建替えられる。

そのため「そごう神戸店」も120m~150mの超高層ビルに建替えられると思う人がいる。

しかし、「そごう神戸店」の容積率は現在700%と思われるので、120m~150mのビルに建替えるのは困難と思われる。

ちなみに、神戸阪急ビル東館の容積率は700%と800%の区域にまたがって建設される。阪神百貨店梅田本店の容積率は2,000%に緩和されている。

 

神戸市の考え

そごう神戸店の売却の動きは、神戸市が進める三宮地区の再整備基本構想が後押しした側面もある。市は昨年9月の構想発表後、同地区の魅力を高めようと、対象エリアで商業施設などを運営する事業者らに、建て替えなどを働き掛けた。

https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201610/0009560278.shtml

三宮駅周辺は「特定都市再生緊急整備地域」に指定されており、容積率の緩和、道路上空利用制限の緩和措置や、金融支援も受けられる。

神戸市としては、これらの優遇措置を利用して、「そごう神戸店」の建替えを推進しようとしていると思われる。

現在工事中の阪神百貨店梅田本店も「特定都市再生緊急整備地域」にあり、道路上空を利用して建物を建設している。

「そごう神戸店」も本館と新館(LOFT)の道路上空を利用して建物を建設することもできる。

しかし、「そごう新館(LOFT)」の所有者は別なので、合意形成が必要になる。

 

そごう神戸店の売上高

「そごう神戸店」の名称については当面「そごう神戸店」を使用するが、その後の名称は、まだ決定していない。

そごう神戸店は三宮駅前という好立地を生かし、年間売上1,000億円を誇っていたが、平成28年2月決算では、ピークの半分以下の年商467億円まで減少していた。

店舗 売上 決算年度
そごう神戸店 467億円 平成28年2月
大丸神戸店 850億円 平成28年2月
阪急百貨店梅田本店 2,183億円 平成28年3月
阪神百貨店梅田本店 589億円 平成28年3月

 

 

そごう西神店

2017年5月11日、「そごう西神店」については、阪急阪神百貨店(H2Oリテイリング)に譲渡せず、食品中心の店舗に改装し引き続きセブン&アイホールディングが運営すると報道された。

  • 神戸市は「そごう西神店」が入居する神戸市所有のビルの賃貸料を2016年10月から2割値下げしており、2017年4月から3年間は合計で4割値下げする。
  • 2016年2月期の売上高は125億円とピークの1996年2月から半減している。
  • 神戸市営地下鉄西神中央駅の駅ビルの1F~5Fと屋上の一部に入居し、店舗面積は1万8000平米。

 

阪急阪神グループの「Sポイント」

阪急阪神グループの「Sポイント」もセンブイレブンで利用できるよう検討されている。

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