2025年大阪・関西万博「大阪メトロ(仮称)夢洲駅」の内部デザイン決定、北港テクノポート線(中央線延伸)2024年度完成予定

ホーム階(出典 大阪港トランスポートシステム)

大阪港トランスポートシステムは北港テクノポート線(コスモスクエア~夢洲)の「(仮称)夢洲駅」の内部デザインを発表した。

「(仮称)夢洲駅」は、2025大阪・関西万博や大阪IR(2029年予定)の最寄駅となる。

設計は大阪市高速電気軌道・安井建築設計事務所が担当する。

通路長通路幅
ホーム階約150m
コンコース階約190m約17m

 

コンコース階(出典 大阪港トランスポートシステム)

ラッチ外コンコース階 改札前円形広場(出典 大阪港トランスポートシステム)

 

2022年4月撮影

2025年の大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」へは、すでに地下鉄の海底トンネルが完成している。

ただ、完成しているのは海底トンネル部分だけなので、夢洲駅まで開通するには3kmの地下鉄線路の敷設工事や「(仮称)夢洲駅」駅舎工事など事業費669億円(従来計画540億円)と7年の工期が必要になる。

延伸すれば、大阪駅からは大阪メトロ「本町駅」で中央線に乗り換え所要時間約30分で万博会場にいけるようになる。

 

2022年4月撮影

2022年4月撮影(夢洲を南から撮影)

2022年4月撮影(夢洲新駅)

大阪メトロ中央線「コスモスクエア駅」から夢洲方面を撮影

 

2025年の大阪・関西万博の開催地「夢洲(大阪市此花区)」へのアクセス計画

延伸計画建設費距離所要時間完成時期
大阪メトロ(中央線)延伸計画669億円(従来計画540億円)約3km大阪駅~万博会場30分2024年度
阪神高速道路淀川左岸線2期(シャトルバス専用道路)1800億円4.4km新大阪駅~万博会場20分2024年度

 

出典 日本国際博覧会協会

出典 国土交通省

大阪メトロ「夢洲駅」の位置(出典 大阪メトロ)

 

夢洲 (出典 大阪市)

 

以前発表された「夢洲新駅」のデザインから変更か?

今回発表された新駅デザインから考えると以前の計画は変更された可能性が高い。

以下は以前の記事

大阪メトロ夢洲駅(今後、関係者と協議・調整)

  • 「(仮称)夢洲新駅」では、自動運転の「モビリティー」に乗り換える構想がある。
  • 右側の緑の縁取りのある車両が「大阪メトロ中央線」と思われる。
  • 左側の全面ガラス車両は、島内の「自動運転モビリティー」と思われる。

 

出典 日本国際博覧会協会

2025年に開催される大阪・関西万博のアクセス手段として大阪メトロ「中央線」の延伸、阪神高速道路淀川左岸線2期(シャトルバス専用道路)などの整備が進んでいる。

2025年大阪・関西万博 開催概要

テーマいのち輝く未来社会のデザイン
コンセプト未来社会の実験場
会期2025年4月13日(日)~2025年10月13日(月)/184日間
会場大阪市花区の人工島「夢洲」
会場面積155ha
アクセス大阪メトロ中央線(北港テクノポート線)延伸・新駅設置予定
経費1,850億円(会場建設)
800億円~830億円(運営費)
来場者数2,800万人
入場料(予想)4,800円(当日・大人)

 

北港テクノポート線建設事業概要

北港テクノポート線計画は、地下鉄中央線コスモスクエア駅から、夢洲駅(仮称)、舞洲駅(仮称)を経由して、新桜島駅(仮称)に至る7.3kmの地下鉄路線。

 

JR桜島線延伸計画

JRユニバーサルシティ駅の西から地下化し、舞洲を経由し、夢洲までへ約6kmを延伸する計画。総工費は1,700億円かかるが、大阪駅から乗り換えなしで舞洲、夢洲(約22分)に行くことができる。

2022年4月現在、計画は進んでおらず、2025年の大阪関西万博には間に合わない。IR(統合型リゾート)の誘致が正式に決定すると、計画が進むと予想されている。

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