出典 大阪市
日本郵政・大阪ターミナルビル・JTBの3社はJR大阪駅西側の「旧大阪中央郵便局」の再開発計画「梅田3丁目計画(仮称)建設工事」について既存駐車場の解体に2020年7月に着手し、2024年3月の竣工を目指す。
建物の規模は、地上40階・高さ約188m・延床面積229,000㎡・事業費967億7800万円で、設計は日建設計、施工は竹中工務店・西松建設・錢高組JVが担当する。
訪日外国人の増加を受け「ハイグレードホテル(400室)」も設置し、1,200席の劇場も入居する。
2024年夏の「うめきた2期(北街区)」の完成前の2024年3月に竣工し、テナントを誘致する経営戦略と思われる。
2020年10月撮影
左の立体駐車場「大阪ステーションシティ西梅田駐車場(アクティ西ビル)」の解体が進んでいる。
2020年10月撮影
右の「旧大阪中央郵便局の一部建物」を今後、曳家により移動する予定。
名称 | 梅田3丁目計画(仮称) |
住所表示 | 大阪市北区梅田3丁目2-4 |
用途 | オフィス、ホテル・商業施設、郵便局・劇場(1,200席) |
敷地面積 | 12,893.31㎡ |
建築面積 | 9,800㎡ |
延床面積 | 229,000㎡ |
容積率の算定の基礎となる延床面積 | 193,500㎡ |
オフィス101,500㎡ | |
商業施設44,000㎡ | |
劇場6,000㎡ | |
ホテル(400室)・42,000㎡ | |
階数 | 地上40階・地下3階・塔屋2階 |
高さ | 188.00m |
構造 | 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造 |
建築主 | 日本郵便株式会社・大阪ターミナルビル・JTB |
設計 | 日建設計 |
施工 | 竹中工務店・西松建設・錢高組JV |
着工 | 2020年7月解体着手・2020年9月30日本体工事着工 |
竣工 | 2024年3月31日 |
アクセス
北側から見た完成予想図 出典(JR西日本)
2020年10月撮影
2020年10月撮影
南東側(ヒルトン側)完成予想図
JR大阪駅の南側の「サウスゲートビルディング」と空中デッキ(ベデストリアンデッキ)で接続される予定。
南立面図
北立面図
西立面図と東立面図
フロア構成(出典 JR西日本)
(出典 JR西日本)
用途 | 階数 | 床面積(新) |
ホテル | 29階~38階 | 42,000㎡(ホテル全体400室) |
オフィス | 11階~27階 | 101,500㎡(オフィス全体) |
オフィスサポート | 9階 | |
ホテル(バンケット) | 7階~8階 | |
劇場 | 5階~8階 | 6,000㎡(1,200席) |
商業施設 | 地下1階~地上6階 | 44,000㎡ |
駐車場 | 地下2階~地下3階 | 合計390台 |
機械室 | 10階、28階、39階 | |
合計 | 229,000㎡(容積対象面積約193,500㎡) |
以前の計画になかった「ホテル(42,000㎡)」を設置したことでオフィスと劇場の面積が減少している。劇場の規模は面積6,000㎡、1,200席で「MBSメディアホールディングス」が担当する。
位置図(出典 JR西日本)
JRの高架下に通路を設置し「うめだた2期」地区へのアクセスできるようになる。
出典 MBSメディアホールディングス
- 1,200席~1,300席 2層式(2フロア)+ホワイエ(中層部西側5F~8F)
- MBSが2016年5月まで運営していた「シアターBRAVA!」(OBP)の後継劇場で、演劇・ミュージカル・音楽・演芸を上演する予定。
「旧大阪中央郵便局」と隣接していた「旧大弘ビル(JR西日本)」「アクティ西ビル駐車場(JR西日本)」も一体的に超高層複合ビルに建替える再開発計画となる。
旧東京中央郵便局ビルの建替え工事が歴史的建造物保存のため中断したこと、またリーマンショックの影響で、「旧大阪中央郵便局の建替事業」は2010年から事業が凍結されていた。
梅田3丁目計画の予定地(出典 大阪市)
事業計画地図
出典 大阪市
敷地面積等
土地 | 所有者 | 敷地面積 |
大阪中央郵便局 | 日本郵便 | 8,900㎡ |
大弘ビル+駐車場 | JR西日本+JTB | 4,000㎡ |
合計 | 12,900㎡ |