大阪公立大は「阪大・神大」を追い抜くつもりらしいが、森之宮キャンパスは中途半端過ぎる

出典 大阪市

日経新聞によると「2022年4月に大阪府大・大阪市大が統合して開設される『大阪公立大』は研究水準で大阪大をしのぐ存在」との思いがあるようだ。

引用・参照 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61415860Q0A710C2960E00/

郊外の大学は不人気?

東京の例だと、郊外の八王子に移転した「中央大学」は不人気になった。一方、東京都心に残った「青山学院大学」「上智大学」は人気と偏差値が上がっている。

そのため、中央大学は2023年にも東京都心の「文京区大塚1丁目」に「法学部」移転する。今後、東京では郊外から都心にキャンパスを移転する動きがあるかもしれない。

 

大阪公立大「森之宮キャンパス」

大阪公立大は、1,000億円をかけて「森之宮キャンパス」を2025年4月に開学する予定だ。しかし、森之宮キャンパスでは「1回生・2回生の基幹教育」を行う予定で、3回生・4回生は現行のキャンパスで専門教育を受けることになる。

「大阪公立大の森之宮キャンパス」はJR大阪駅から乗車時間10分の「JR大阪城公園駅」とペデストリアンデッキで直結されるので交通アクセスは阪大や神大よりも格段にいい。

もし、「森之宮キャンパス」に3回生・4回生・大学院も移転すれば、阪大や神大を抜くことは可能と思われる。

しかし、現在の計画は、森之宮キャンパスは「1回生・2回生の基幹教育」のみを行うという中途半端な計画で、とても「阪大や神大を抜くために何でもやる」という熱意は全く感じられない。

企業合併でもよくある既存体制を温存した「バランスをとっただけの中途半端な計画」に思える。

 

 大阪公立大・森之宮地区「メインキャンパス」全体概要
所在地大阪市城東区
新大学学生数16,000人(学部12,430人+院3,488人)/学部入学定員2,850人
森之宮地区メインキャンパス1回生・2回生
整備費用1,000億円
開校2025年4月
敷地面積108,500㎡(合計)
うち(12,500㎡)大阪市ごみ焼却場跡地(2013年閉鎖・既存建物あり)
うち(26,000㎡)もと焼却場建替計画地(現在は更地)
うち(70,000平米)地下鉄検車場(今後移転予定)(20,000㎡を先行開発する可能性もある)

アクセス

 大阪公立大・阪大・神大キャンパス面積
大学キャンパス敷地面積延べ床面積学生数内容
大阪公立大森之宮キャンパス108,500㎡
大阪大学豊中キャンパス440,000㎡250,000㎡12,000人1回生・2回生・文系3回生・4回生・大学院
吹田キャンパス1,000,000㎡720,000㎡9,900人理系3回生・4回生・大学院
箕面キャンパス(現行)140,000㎡60,000㎡2,500人外国語学部
合計1,030,000㎡
神戸大学六高台地区270,000㎡
楠地区137,500㎡医学部
合計580,000㎡

大阪公立大の森之宮キャンパスの敷地面積は合計で108,500㎡もあるので、実験棟の必要がない法学部・商学部・経済学部・情報処理などの学部については、3回生・4回生・大学院も含めすべて「森之宮キャンパス」に移転すべきだと思う。

大阪公立大は阪大や神大をベンチマークにしているようだが、なんか構想が小さいなあ。全国から優秀な学生を集めるという気概が全く感じられない。国立の「阪大」と統合して「東大・京大」を抜くような気概が欲しい。

また、大阪公立大の森之宮キャンパスの敷地面積は合計108,500㎡で大きいと思ったが、阪大豊中キャンパスの440,000㎡、阪大吹田キャンパスの1,000,000㎡に対して小規模過ぎて話にならない。

結局「大阪公立大」の長所ってJR大阪駅から乗車時間10分の「JR大阪城公園駅」に近いというアクセスの良さしかない。しかし、その「森之宮キャンパス」では「1回生・2回生の基幹教育」のみなので「唯一の長所である立地のよさ」を全く生かせていない。これでは、阪大・神大を抜くことは永遠に無理だと思う。

思うに「森之宮キャンパス」に全文系学部、特に「法学部3年+法科大学院2年の法曹養成コース」を集約すれば、阪大・神大を抜くことは十分可能と思われる。

阪大・神大に勝てるポテンシャルを持ちながら、それを既存のバランスを重視して、生かし切れていないのは非常に残念だ。

今からでもいいから、せめて「法学部3年+法科大学院2年の法曹養成コース」だけでも「森之宮キャンパス」への移転を再考してもらいたい。
error:Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました