英国の経済紙「エコノミスト」の調査部門「エノコミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」によると、世界172都市の中で、「大阪」は世界で住みやすい都市10位となった。なお、東京は10位圏外となった。
このランクキングは、世界の各都市を治安、医療、教育、文化と環境、インフラの5項目について指標化し、ランク付けしたもの。
出典 英エコノミスト誌「エノコミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」
The Global Liveability Index 2022
https://www.eiu.com/n/campaigns/global-liveability-index-2022/
大阪は、治安、医療体制、教育で100ポイントを獲得したが、「文化と環境」は83.1ポイントでトップ10では最も低い結果となった。
新型コロナの感染予防のため、日本ではマスク着用が事実上続いており、このことが「文化と環境」のポイントが低い原因かもしれない。
世界で最も住みやすい都市ランキング2022
順位 | 都市名 | 総合 | 治安 | 医療 | 教育 | 文化と環境 | インフラ |
1位 | ウィーン(オーストリア) | 99.1 | |||||
2位 | コペンハーゲン(デンマーク) | 98.0 | |||||
3位 | チューリッヒ(スイス) | 96.3 | |||||
4位 | カルガリー(カナダ) | 96.3 | |||||
5位 | バンクーバー(カナダ) | 96.1 | |||||
6位 | ジュネーブ(スイス) | 95.9 | |||||
7位 | フランクフルト(ドイツ) | 95.7 | |||||
8位 | トロント(カナダ) | 95.4 | |||||
9位 | アムステルダム(オランダ) | 95.3 | |||||
10位 | 大阪(日本) | 95.1 | 100 | 100 | 100 | 83.1 | |
10位 | メルボルン(オーストラリア) | 95.1 |
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うめきた2期完成予想図
JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」が2024年夏から街開きし、2027年度の全体が完成する。
その中には4.5haの都市公園も整備され、ヒルトンの最上級ラグジュアリーホテルブランド「ウォルドーフ・アストリア」も入居する。
2023年春には、「JR大阪駅」の地下ホームが開業し、関空への直通特急が運行を開始する。(現行、関空特急「はるか」は大阪駅に停車しない)
さらに2031年には「なにわ筋線」が開業し、JR大阪駅~関西空港まで最速38分で結ばれる。
2029年には米ブーム社の超音速旅客機「オーバーチュア(Overture)」が商用利用が開始される予定で、日本ではJALが米ブーム社に出資しており、もしかしたら関空に就航するかもしれない。
そうなれば、関空=シンガポール間は現行6時間~7時間かかっているが、その半分の約3時間半で行けるようになる。
地階将来、世界の富裕層が大阪を訪問し、5つ星ホテルに宿泊し、JR大阪駅周辺のデパートや心斎橋のブランド街で買物し、京都や奈良などの観光地を訪問するようになるかもしれない。
その頃、東京は低賃金の外国人ばかり増加して、貧富の差は拡大するだろう。
平均的年収(400万円~600万円)の日本人は、平日は毎日往復2時間の満員電車で疲れ果て、休日もショッピングモールで人が多く疲れ果て、人気店には行列で入れず、高くて不味い飲食店で無駄金を使って「人生って何だろう?」と思うのかもしれない。