神戸新聞によると、新神戸駅~谷上駅(7.5km)の「北神急行」の事業を阪急電鉄から神戸市へ譲渡する交渉が基本合意し、2020年度上半期にも譲渡される見込み。
売却額は200億円で、三宮ー谷上の運賃540円は半額の270円程度になる。
引用・参照 神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201903/0012191954.shtml
北神急行電鉄
北神急行電鉄は、阪急電鉄や神戸電鉄が株主となり、1988年4月に開業し、2007年からは阪急阪神ホールディングスの連結子会社となっている。
しかし、建設費が700億円を超えたため、初乗り運賃が360円と高額になっていた。
神戸市は2020年上半期に運営を引き継ぐ見通しで、神戸市営地下鉄の運賃体系を適用すると「三宮駅~谷上駅」の運賃は現在の片道540円から片道270円となる。
現在、北神急行の資産は400億円で、借入金は650億円だが、神戸市は借入金を引き継がないという。
コメント
神戸市の北区と西区は交通が不便なため人口が減少している。そのため鉄道運賃を引き下げるために、神戸市が事業を引き継ぐものと思われる。
運賃を下げたとしても、あまり効果がないと思う。というのは、神戸市北区の住民は車で移動するのが多いからだ。したがって鉄道運賃を値下げしたところで、車で移動する生活を変えることはないと思う。
また、神戸市北区から通勤する会社員は、通勤定期だから元々自己負担はないので、運賃値下げによるメリットはない。
2020年上半期までに、事業譲渡に関して神戸市議会の承認が必要になるのではないか?