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大阪大学と大阪公立大が包括連携協定締結

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大阪大学と大阪公立大は、感染症対策に携わる医療人材の育成などで協力する包括連携協定を結んだ。

今後は、大学の垣根を超えて医学部の学生などを対象に感染症に関するセミナーを開いたり、学生がそれぞれの大学の授業を受けて単位を取得したりできるよう協議する方針。

また、両大学は、一方の大学にしかない獣医学部や薬学部などの幅広い分野で、学生や教員の交流を行い、双方の大学の研究に相乗効果を生み出す方針。

 

重複しない学部

大学 薬学部 歯学部 獣医学部
大阪大学 ×
大阪公立大 × ×

 

国立大と公立大は統合できるか?

今回は連携協定だけで、将来的な統合については言及されていない。

しかし、平成19年4月26日、大阪市立大学(当)と大阪府立大学(当時)は、包括的な連携強化についての協議会を設置することで合意している。

個人的には、将来的な統合の可能性もあると思う。

 

大学法人の違い

大阪大学は「国立大学法人」で、大阪公立大は「公立大学法人」で、学校法人の組織が違うので統合できるだろうか?

学校法人 運営・資金
国立大学
公立大学 自治体
私立大学 国の私学助成金

2019年5月に国立大学法人法が改正され、1つの国立大学法人が複数の大学を運営(アンブレラ方式)できるようになった。

企業でいうと「持ち株会社制」のようなシステムだと思う。

2020年4月には、「国立大学法人名古屋大学」と「国立大学法人岐阜大学」とが統合し、「国立大学法人東海国立大学機構」が設立された。

さらに、「国立大学法人」と「公立大学法人」の組み合わせでは、「国立大学法人山梨大学」と「公立大学法人山梨県立大学」が、一般社団法人「大学アライアンスやまなし」を2019年12月に設立しており、国立・公立大学法人としての独立性を保持したまま、2つの大学が社団法人に参画する方針を取っている。

当ブログの考察では、「国立大学法人大阪大学」と「公立大学法人大阪公立大」が今の組織のまま完全に統合することは難しいと思われる。

しかし、法律を改正すれば、将来的には統合(アンブレラ方式)も可能ではないか?

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