JR西日本は2016年9月26日、おおさか東線の新駅の概要を発表した。
それによると、現在、放出~新大阪の北区間(11.1km)を建設中で、その間に4つの新駅を建設する。
新大阪駅の北側1km(おおさか東線と東海道線が高架で交差する)
4つの途中駅の構造はすべて「相対式ホーム2面 8両編成対応」となる。
新駅名 | 所在地 | 他社接続線 |
新大阪駅 | 新幹線 | |
2.0km(駅間距離) | ||
西吹田駅(仮称) | 吹田市南吹田 | |
1.3km(駅間距離) | ||
淡路駅(仮称) | 大阪市東淀川区菅原 | 阪急電鉄京都線、大阪市営地下鉄 |
2.1km(駅間距離) | ||
都島駅(仮称) | 大阪市旭区赤川 | |
2.2km(駅間距離) | ||
野江駅(仮称) | 大阪市城東区野江 | 京阪電車・野江駅まで約100m |
1.8km(駅間距離) | ||
放出駅(開業済) |
「都島駅」(仮称)については、地元から「城北公園通駅」という駅名の提案がある。
おおさか東線(全体)路線図
出典 大阪府
開業時期
開業予定は2019年春(平成31年春)とされる。
報道では「2018年度に開業」とされるが、2019年3月も2018年度ということになる。
2023年には、新大阪駅から南下し、北梅田駅(仮称)に接続する予定で、現在「うめきた2期」用地では東海道支線地下化工事が実施されている。
(仮称)北梅田駅には関空特急「はるか」「ラピート」、南紀行き「くろしお」、さらに阪急電鉄も乗り入れする予定なので、「おおさか東線」直通電車まで乗り入れすると過密が懸念される。
区間 | 距離 | 開業年 |
南区間(久宝寺ー放出) | 9.2km | 2012年開業済 |
北区間(放出ー新大阪) | 11.1km | 2019年予定 |
全体区間(久宝寺ー新大阪) | 20.3km | 2019年予定 |
北梅田駅(仮称)乗り入れ | 4km | 2023年予定 |
コメント
地図だけ見ていると、「おおさか東線」をなぜ建設するのかよくわからなかった。
しかし、現地に行ってみると、最寄り駅まで徒歩20分~30分のエリアが大阪市内にあり、駅から遠いために、倉庫などに利用されているだけだった。
この「おおさか東線」が北梅田駅までの乗り入れると、JR大阪駅まで電車で10分以内という好立地のエリアになる。
マンション、ホテル、オフイスなどの再開発が期待できるエリアになる可能性がある。
JR西日本にとっても沿線人口が拡大し、鉄道収入の増加につながると予想される。