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京阪HD、京阪「三条駅」前に、高級ホテル2029年開業を目指す「(仮称)三条駅周辺プロジェクト」

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※本記事は、AI技術を活用して自動生成された内容をもとに構成されています。内容の正確性には十分配慮しておりますが、最新の情報については公式発表などもあわせてご確認ください。

「東山の玄関口」に新たなランドマーク誕生へ

京都・三条に、またひとつ注目の新スポットが誕生します。

2025年6月30日、京阪ホールディングス株式会社(大阪市)は、「三条駅周辺プロジェクト」の都市計画提案書を京都市に提出しました。本計画は、京都市東山区の京阪電車「三条駅」前の約6,400㎡の敷地を対象に、高級ホテルを核とした複合施設を整備するという大規模プロジェクトで、2029年の開業を目指しています。

歴史と文化が色濃く残る鴨川東岸の一等地で、どのような再開発が行われるのか。この記事では、その全容をわかりやすく解説します。

 

(仮称)三条駅周辺プロジェクトの規模

名称 (仮称)三条駅周辺プロジェクト
所在地 京都市東山区大和大路通三条下る東側大黒町139-1ほか
敷地面積 6,400㎡
延床面積 27,000㎡
用途 高級ホテル・商業施設
高さ 25m
階数 地上6階・地下2階
事業主 京阪ホールディングス
開業時期 2029年度

位置図

出典(京阪HD)

地図

 

プロジェクトのコンセプトと課題

この場所は、京阪電鉄「三条駅」および京都市営地下鉄「三条京阪駅」に直結する、交通至便なエリア。鴨川と三条大橋を望むロケーションは、まさに“東山の玄関口”としてふさわしいポテンシャルを持っています。

  • 京都・東山・鴨川の風景に調和
  • 地元と観光客の交流拠点
  • 高級ホテルや文化施設を中心に国際性も意識

 

課題

現在、鴨川沿いの地区には厳格な高さ制限が設けられており、鴨川沿いでは12m、鴨川から離れるに従って15m、20mと段階的に制限されています。しかし本プロジェクトでは、良好な景観を維持しながらも都市機能の高度化を図るため、「都市再生緊急整備地域」への指定を見据え、高さ規制の緩和(最大25mまで)について関係機関と協議を進めています。

この規制緩和により、周辺景観との調和を保ちつつ、より魅力的で滞在性の高い空間づくりが可能となることが期待されています。

 

再開発の背景:都市再生緊急整備地域への指定

三条駅周辺(9.6ha)は、2023年12月に京都市から「都市再生緊急整備地域」に指定されたばかり。この指定により、国の支援を受けた都市機能の集積や、再開発の円滑化が可能になります。

京阪HDはこの流れを受けて、三条エリアを「京都の未来を支える拠点」と位置づけ、都市再生特別地区の制度を活用した提案に踏み切ったかたちです。

計画の柱となるのは、以下の3点です。

① 歴史と調和する「良好な都市景観」の創出

計画地の西には鴨川、東には東山が広がり、周辺には三条大橋、八坂神社、知恩院、祇園など京都を代表する観光地が点在します。

そのため本プロジェクトでは、「ただの再開発」ではなく、京都の歴史・文化・自然と調和した建築デザインが求められます。

京阪HDは、建物の外観設計にあたっては京都市美観風致審議会の意見を踏まえ、景観との調和に最大限配慮する姿勢を打ち出しています。京都の街に溶け込む、気品あるファサードの建物が期待されます。

 

② 高級ホテルと文化商業施設による「賑わい創出」

三条駅周辺は観光需要が非常に高い一方で、高級クラスの宿泊施設は限定的です。そこで今回の開発では、富裕層や長期滞在の訪日外国人をターゲットにした高級ホテルを中核に据えています。

ホテル以外にも、和文化や京都の伝統を体験できる商業施設の導入が検討されており、単なるショッピングだけでなく「滞在」「体験」「交流」がセットになった空間づくりが目指されます。

これにより、三条という街に「歩いて楽しむ」「泊まって楽しむ」魅力が加わることになります。

 

③ 魅力的な屋外空間:展望テラスと緑の広場

都市の再開発において、近年ますます重要視されているのが屋外空間の魅力です。

三条駅周辺プロジェクトでは、以下のような空間整備が盛り込まれています。

  • 3階に鴨川ビューの展望テラスを設置
     → 川の風と音、東山の四季を感じながら過ごせる「京都らしさ満点」のスポットに。

  • 駅前広場の整備
     → ベンチや植栽を配置し、観光客・市民の憩いの場を創出。待ち合わせや散策にも便利な空間に。

これらの取り組みにより、施設と街が分断されることなく、「まちと一体化した駅空間」としての魅力が生まれます。

 

今後のスケジュールと展望

現時点(2025年6月)の段階では、都市計画提案が行われた段階であり、今後は以下のプロセスが想定されます。

  • 都市計画の審議・認可(2025〜2026年度)
  • 建築設計・環境評価・景観調整(2026〜2027年度)
  • 着工(2027年〜)
  • 竣工・開業:2029年予定

※スケジュールはあくまで想定であり、今後変更される可能性があります。

【参考資料】
・京阪ホールディングス プレスリリース(2025年6月30日)
・京都市 都市再生緊急整備地域指定概要(2023年12月)
・京都市都市計画局 関連資料

 

過去写真

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三条駅前の駐車場

旧有済(ゆうさい)小学校(太鼓望楼が保存されている)

 

都市再生緊急整備地域「京都市三条周辺地域」

2024年12月、国はの京阪「三条駅」周辺9.6haを「都市再生緊急整備地域(京都市三条周辺地域)」に指定した。

これにより、容積率などが緩和される可能性がある。

 

周辺情報など

京阪・三条駅

京阪「三条駅」は1915年に開業したが、1987年地下化され、地上部分は駐車場などに利用されていた。

旧有済小学校

1869年下京第24番組北学校として開校、1897年京都市有済尋常小学校と改められた。その後、1952年に鉄筋校舎の屋上に「望楼」が移築されたが、2004年に閉校となった。

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