関西空港(筆者撮影)
関西国際空港を運営する「関西エアポート」は、関空2期島に本格的「第3ターミナル」建設の検討を本格化させる。
引用・参照 産経新聞
https://www.sankeibiz.jp/business/news/190904/bsd1909041614019-n1.htm
関空ターミナルの処理能力
ターミナル名 | 2019年現在 | T1改修後(2025年) | T3完成後(2030年以降?) |
T1 | 2,500万人 | 3,500万人 | 3,500万人 |
T2 | 835万人 | 835万人 | 835万人 |
T3 | 2,000万人? | ||
合計 | 3,350万人 | 4,335万人 | 6,335万人? |
2018年度の関空利用者は2,940万人で、現在の第1、第2ターミナルの処理能力は合計3,350万人なので余裕があるように思える。
しかし、飛行機の発着のピークである朝夕には、搭乗手続き待ち時間が1時間以上、混雑する時は3時間となっており限界に近い。
そこで、1,000億円(防災対策270億円を含む)をかけて関空T1を改修し国際線フロアの拡張を計画している。
それでも、2030年頃には、外国人訪問者は2,400万人(往復で4,800万人)になると予想され、またIRの誘致が成功するとさらに年間700万人(往復で1,400万人)の外国人来場が見込まれているため、関空の処理能力が不足する懸念がある。
これらの需要の対応するためには、2期島の「第3ターミナル」の処理能力は2,000万人規模以上が必要となる。