兵庫県西宮市の武庫川女子大学が2027年度から共学化し、名称も「武庫川大学」に変更する。
ただし、一部の学部では共学化が2028年度以降になる可能性もある。また附属中高校は女子校のまま継続する。
武庫川女子大学は1949年に設立され、1958年に現学校名に改称された。
学生数は9,635人と日本最大規模の女子大で、文学部、教育学部、心理・社会福祉学部、健康・スポーツ科学部、生活環境学部、社会情報学部、食物栄養科学部、建築学部、音楽学部、薬学部、看護学部、経営学部、環境共生学部(2025年4月開設)の13学部を備える。
ちなみに、大学院はすでに共学化している。
共学化の背景
日本全体の出生者数は、1973年の209万人をピークに減少に転じ、2014年に100万人、2024年には72万人まで減少している。
今後、18歳人口が減少するのは確実で、女子のみを入学対象とすると大学を維持できない可能性がある。
共学化の影響
関西圏の中堅私大(京都産業大・神戸学院・佛教大など)の志望者が、アクセスのいい「武庫川大学」に流入する可能性がある。
アクセスの悪い郊外の大学の志願者は減少傾向にあり、さらに不利になると予想される。
武庫川女子大学
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 武庫川女子大学 |
本部所在地 | 兵庫県西宮市池開町6-46 |
運営 | 学校法人武庫川学院 |
学部数 | 13学部(2025年4月現在) |
学生数 | 9,635人 |
アクセス(本部) | 阪神本線「鳴尾・武庫川女子大前駅」から徒歩約7分
阪神本線「武庫川駅」から徒歩約10分 |
共学化 | 2027年度(一部は2028年度以降) |
新名称 | 武庫川大学(2027年度) |