総務省の過剰接待問題は、旧自治省と旧郵政省との対立が原因か?

総務省は、旧自治省、旧郵政省、旧総務庁の3官庁が統合して2001年に設置された。

当初は3官庁出身者が交代で事務方トップの事務次官に就任していたが、権力基盤の弱い旧総務庁出身者は事務次官に就任できなくなった。

その後、ここ10年くらいは、旧自治省出身者が2代続けて事務次官に就任し、旧郵政省出身者が1代のみ事務次官に就任するということが続いていた。

総務省事務次官
在任期間氏名出身官庁
2012年~2013年小笠原倫明郵政省
2013年~2014年岡崎浩巳自治省
2014年~2015年大石利雄自治省
2015年~2016年桜井俊郵政省
2016年~2017年佐藤文俊自治省
2017年~2019年安田充自治省
2019年~2019年鈴木茂樹郵政省
2019年~黒田武一郎自治省

鈴木茂樹氏は、かんぽ生命保険の不適切販売問題に関する行政処分の情報を日本郵政側に漏洩したとして短期間で辞任した。

今回、過剰接待で問題となった総務省幹部4人は全員、旧郵政省出身者で、特に「谷脇康彦氏」は次期事務次官と目されていた。

官僚は国を発展させるのが仕事だが、現実は、自分たちの出身官庁の利益や天下り先の確保が一番大事なのだ。そして、間違った国策で国や都道府県が不利益を被ることがある。
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