出典 大阪メトロ(今後、関係者と協議・調整)
2025年の大阪万博の会場となる夢洲(大阪ベイエリア)へ2024年までに大阪メトロ中央線を延伸し、「夢洲新駅」に直結するタワービルを建設する。
高さは275m(55階建)で、投資額は1,000億円、低層階はエンターテインメントエリアとし、中高層階にはオフィスやホテルが入居する。
実現すれば、大阪府内では高さ日本一の「あべのハルカス」(300m)に次ぐ高さとなる。
引用・参照 共同通信
https://this.kiji.is/448425787668563041?c=39546741839462401
大阪メトロ「夢洲駅」の位置(出典 大阪メトロ)
大阪メトロ夢洲駅(今後、関係者と協議・調整)
夢洲新駅では、自動運転の「モビリティー」に乗り換える構想がある。
コメント
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大阪メトロは、ほぼ南北方向に敷設されるので、この完成予想図は東から見た図と思われる。
右側の建物のイラストは「IR(統合型リゾート)」の建設予定地と思われる。
建物内部の完成予想図も合わせて判断すると、大阪メトロ「夢洲駅」の真上に建設されるのではなく、「夢洲駅」の西側に建設されると思われる。
地下駅と超高層ビルを一体で建設することもできるが、工事が複雑になり工期も長くなるので、駅の真上には建設しないプランと思われる。
発表された完成予想図をじっくり見ると、かなり考えられたプランだと分かる。
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左側の列車は、全面ガラス車両で、島内の「自動運転モビリティー」と思われる。
右側が、「大阪メトロ中央線延伸部分」と思われる。
夢洲駅で「大阪メトロ中央線」と「自動運転モビリティー」を同一ホームで乗り換えるプランのようだ。
伊丹空港の「高さ制限回答システム」によると、夢洲駅付近の高さ制限は「(海抜)約285m」となっている。
このため、夢洲駅(西側)直結のタワーの高さは275mになると思われる。
航空法の高さ制限は6種類があって、「円錐表面」(航空法第56条第3項)の場合、建設用タワークレーンもその高さを超えることはできないが、当局の許可があれば、建設用タワークレーンが高さ制限を超えることができる。
しかし「新大阪駅周辺」は航空法の「延長進入表面」で、当局でも「建設用クレーン」が航空法の高さ制限を超える許可は出せない。
https://youtu.be/xGI9bVIJTLM?t=7m58s
大阪メトロ発表の動画
まとめ
今回発表された夢洲タワービルは、伊丹空港による高さ制限も考慮しており、単なる「構想」ではない。
建築デザインはともかく、かなり入念に計画されたもので、実現可能性は高いと思われる。
しかし、日程的には、2024年完成だとすると工期4年で逆算すると、2020年には着工しないと間に合わない。
今後1年~2年で地権者との調整が完了すれば、2024年に間に合うかもしれない。
「島内モビテリー」は、いかがなものか?
というのは、神戸のポートライナーは、輸送力が小さく、結局6両から8両に改修する計画が浮上している。
また大阪南港の「ニュートラム」も乗り換えが不便だ。
したがって、大阪メトロと同じ車両で島内ループ線を建設する方がいいと思う。その場合、中央線から直接「島内ループ線」に乗り入れできるようにすれば利便性が高まるはずだ。
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