大阪中之島美術館(大阪市北区)で開催された「モネ 連作の情景」が2024年5月6日に閉幕した。
2024年2月10日からの80日間の会期で延べ45万2943人が来場し、個別の展覧会として同館の最多動員記録を更新した。
ちなみに、「モネ 連作の情景」東京展(会期99日間)の来場者数は46万4129人だった。
展覧会 | 来場者数(会期日数) |
---|---|
モネ 連作の情景(大阪展) | 45万2943人(80日)
1日当たり5,662人 |
モネ 連作の情景(東京展) | 46万4129人(99日)
1日当たり4,688人 |
コメント
「モネ 連作の情景」の大阪展と東京展の来場者数が約45万人と約46万人でほぼ同数になった。
中之島という場所に新しい美術館を建設したことで広域から集客できたと思われる。
従来、大阪府民は、京都の美術館に「桜の花見」「秋の紅葉狩り」を兼ねて行っていた。
しかし、京都はインバウンド客が多く、美術館に行くのも大変な状況になっている。
また、美術館に行く層も高齢化しており、大阪から遠い京都に行くことが少なくなっている。
今後は、大阪府内で開催される「展覧会」が多くなり、より来場者数が増加すると予想される。
さらに、2031年春には、なにわ筋線が開業し、JR大阪駅から1駅で新「中之島駅」に行けるようになるので、アクセスが大幅に改善される。
主な展覧会の来場者数
展覧会 | 来場者数 |
⼤阪中之島美術館 開館記念 Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり― | 約12万7千人 |
開館記念特別展 モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─ | 約14万6千人 |
展覧会 岡本太郎 | 約16万3千人 |
テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ | 約12万4千人(東京展約29万人) |
モネ 連作の情景 | 約45万3千人(東京展約46.4万人) |
大阪中之島美術館
名称 | 大阪中之島美術館 | |
英名 | Nakanoshima Museum of Art, Osaka | |
所在地(地名地番) | 大阪市北区中之島4丁目32番14 | |
用途 | 美術館・店舗・駐車場 | |
敷地面積 | 12,870.54㎡ | |
建築面積 | 6,680.56㎡ | |
延床面積 | 20,012.43㎡(主要室17,305㎡) | |
容積率対象面積 | 18,126.36㎡ | |
構造 | 鉄骨造 | |
高さ | 36.9m | |
階数 | 地上5階 | |
4階~5階 | 黒い直方体 | 展示室 |
3階 | 黒い直方体 | 収蔵庫 |
1階~2階 | ガラス張り黒い直方体 | レストラン、カフェ |
整備費 | 122億円 | |
設計 | 遠藤克彦建築研究所・大阪市都市整備局建築部 | |
施工 | 錢高・大鉄・藤木特定建設工事共同体 | |
着工 | 2019年3月1日 | |
竣工 | 2021年6月30日 | |
開館 | 2022年2月2日 | |
アクセス | 大阪メトロ「肥後橋駅」から徒歩10分 阪神「福島駅」から徒歩10分 京阪中之島線「渡辺橋駅」から徒歩5分 JR大阪駅から徒歩20分 |