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スカイマーク、5年ぶりに国際線復活! 神戸空港~台北(桃園空港)チャーター便運航決定(2025年10月に4往復)

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スカイマーク、5年ぶりに国際線復活!

スカイマークは、2020年以来5年ぶりに国際線へ再参入します。 2025年10月4日~10月10日の期間、神戸空港と台北(桃園空港)を結ぶ国際チャーター便を就航させます。

この期間中、4往復8便の運航が予定されている。使用機材はボーイング737-800型機。

2025年6月18日16時より、旅行代理店にて販売を開始した。

引用 スカイマークPDF

運航スケジュール(時系列)

運航日 便名 出発地 到着地
10月4日(土) BC1193 神戸空港(9:25) 台北(桃園空港)(11:25)
10月5日(日) BC1193 神戸空港(9:25) 台北(桃園空港)(11:25)
10月6日(月) BC1193 神戸空港(9:25) 台北(桃園空港)(11:25)
10月7日(火) BC1193 神戸空港(9:25) 台北(桃園空港)(11:25)
10月7日(火) BC1941 台北(桃園空港)(12:25) 神戸空港(16:45)
10月8日(水) BC1941 台北(桃園空港)(12:25) 神戸空港(16:45)
10月9日(木) BC1941 台北(桃園空港)(12:25) 神戸空港(16:45)
10月10日(金) BC1941 台北(桃園空港)(12:25) 神戸空港(16:45)

引用 スカイマークPDF

スカイマークは、台湾の桃園国際空港で重整備(1年~1年半毎)を行っている。

 

今後の見通し

今後、神戸空港は2030年に国際定期便が就航する予定で、スカイマークも神戸空港発着の国際定期便の就航の検討を開始する。

神戸空港では、2025年4月18日より国際チャーター便の運航が開始され、韓国(ソウル)、台湾(台北・台中)、中国(上海・南京)の3か国5都市と週40往復の便が運航されています。しかし、これまでの国際チャーター便はすべて海外の航空会社による運航でした。

スカイマークが神戸空港国際チャーター便を運航することで、日本の航空会社として初めて神戸空港発の国際チャーター便を運航することになります。

 

スカイマークの国際線参入の目的

スカイマークは、現在の国内線事業で厳しい状況にあります。
ANAやJALといった大手航空会社や、格安航空会社(LCC)との競争が激しく、売上が伸びにくくなっています。

さらに、整備費や燃料費が上がっているにもかかわらず、そのコストを運賃に反映できないため、業績が悪化しています。

こうした状況を打開するために、スカイマークは国際線への参入を進めようとしています。
これは、訪日外国人(インバウンド)の増加をチャンスと見て、その需要を取り込むことで、新たな収益源を確保しようという方針と考えられます。

スカイマークの業績(2025年3月期)

売上高 1,088億円(前期比+4.6%)
営業利益 18億円(前期比▲61%減)
経常利益 8億円(前期比▲90%減)
当期純利益 21億円(前期比▲28%減)

 

当ブログの考え

 スカイマークが神戸空港から国際線定期便に参入する可能性は約50%
 採算ラインはギリギリ黒字だが、経営的インパクトは小さい

試算モデル:神戸=韓国・インチョン線(例)
項目 内容
想定ルート 神戸=ソウル・インチョン(韓国)
海外拠点の必要性 韓国に事務所・整備・カウンター業務要員が必要
拠点スタッフ 約20名(人件費・オフィス・設備費など)
年間コスト 約3億円
想定搭乗率 80%(B737:177席 → 実質142名/便)
運賃 片道2万円
必要搭乗者数 年間15万人(片道換算)
便数 1日2往復(片道4便)必要

収支イメージ

項目 試算
年間売上高 30億円~41億円程度(搭乗率80%想定)
粗利益(10%) 約4億円
海外拠点コス 3億円
最終利益 1億円程度の黒字見込み

判断ポイント

  • 利益は見込めるが「微妙」な水準

    • 1日2往復運航でようやく黒字ライン

    • 需要や運賃水準が下がれば赤字リスクも

  • 売上規模が小さい

    • スカイマークの全体売上:約1,000億円

    • 年間1億円の利益では経営インパクトが小さい

 

本格参入する場合の想定戦略

  • 就航都市数:海外3~5都市(例:韓国、台湾、フィリピンなど)

  • 売上規模:100億~200億円規模に拡大

  • 拠点展開:複数国に拠点設置し、国際線事業を1つの柱に育成

 

まとめ

ポイント 内容
参入可能性 50%
黒字化条件 1日2往復4便、搭乗率80%以上
収益性 年間1億円程度の利益想定
課題 拠点コスト・人材確保・採算性の不安
見通し 本格参入には複数都市への展開が前提

 

国際定期便参入の課題

神戸空港には大韓航空などが国際チャーター便を2025年4月18日から運航した。

スカイマークは後発になるし、日本のエアラインなので韓国人インバウンド客を取り込めるか未知数。

関空にはLCCが就航しており、日本=韓国で最安値1.5万円程度で運航しており、スカイマークが価格競争に勝てるか疑問。

一般的に、大手エアラインはファースト・ビジネスクラスを設定しており、エコノミークラスが空席でも黒字になる。

しかし、スカイマークはファーストクラスやビジネスクラスがないので、エコノミークラスの運賃は大手よりも高くなる可能性がある。

また、スカイマークの機材ボーイング737は貨物コンテナが使えないので、貨物輸送で利益を上げることはできない。

 

コメント
神戸空港の国際線就航は2022年に決定しており、スカイマークが本気で国際線に参入するのであれば、準備期間は十分あったはずだ。
ここにきての国際線参入の発表は、業績が悪化したための苦肉の策と思われる。
したがって、国際線単独で利益を上げられる目途が立たないと国際線には参入しないと思う。
例えば、国際線に参入して5年~10年かけて黒字化するという計画ではない。
また、国際線に参入しても赤字になれば早期に撤退すると思う。
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