神戸市営地下鉄西神・山手線で、1995年の阪神大震災以降運行を取りやめていた快速電車の復活を検討している。
途中駅での待避施設の改修工事など数百億円規模の投資が必要で、将来的な阪急電鉄との相互直通運転を視野に入れている。
引用 産経新聞
神戸市地下鉄、震災以来の「快速」検討…阪急との乗り入れ視野 – 産経WEST https://t.co/dGgpYG3NYS @Sankei_newsさんから
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2018年9月19日
スポンサーリンク
過去の「快速電車」の概要
- 運行航路線 神戸市営地下鉄西神・山手線
- 運行期間 1993年7月~1995年1月
- 運行時間 午前10時~午後5時
- 便数 13往復
- 所要時間 西神中央駅~新神戸駅26分(普通列車32分)
- 停車駅 「西神中央駅」「名谷駅」「新長田駅」「三宮駅」「新神戸駅」
- 駅数 16駅
快速電車中止の理由
快速電車が普通電車を追い抜く場所が名谷駅しかなく、ラッシュ時など便数が多い時間帯には運行できなかったため取りやめになった。
神戸市の快速電車復活案
神戸市の案では、数百億円の費用で上沢駅など複数の駅施設を拡張し、早ければ2019年度に沿線需要や工事費の本格調査を行い、2024年度の実現を目指す。
阪急電車との相互直通運転?
産経新聞では、
快速復活の先には、市営地下鉄と阪急神戸線の相互直通運転を見据えている。
としている。引用 https://www.sankei.com/west/news/180920/wst1809200007-n1.html
コメント
神戸市西区、北区では交通アクセスが悪く人口が減少している。そのため、快速電車を導入し利便性を向上させ人口減少を食い止めようとする目的があると思われる。
阪急電車との相互直通運転は1,000億円の費用がかかる。神戸市営地下鉄区間の快速電車導入のため数百億円かけると両事業の事業総額はかなり大きくなる。
個人的感想だが、「阪急電車との相互直通運転」よりも、「神戸地下鉄区間へ快速電車導入」の方が費用対効果が高いと判断し先行して事業化すると思われる。
つまり、阪急電車との相互直通運転は先送りされた可能性がある。
また、三宮駅で阪急電車と乗り入れ工事をしながら、神戸市営地下鉄区間の待避施設工事を実施するのは難しいと思う。
そうなると、待避施設が完成する「2024年度」以降に、阪急電車との相互直通運転工事を実施する可能性が高い。完成は早くても2030年頃にかもしれない。
但し、三宮駅で相互乗り入れするとは決定していない。そもそも、阪急電車との相互運転をする気があるならば、「快速電車導入」よりも早く「相互直通運転工事」を実施するのではないか?