【全国百貨店売上】2019年4月 東京-0.8%減少 大阪+2.0%増加

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阪急うめだ本店(大阪市)

日本百貨店協会が発表した2019年4月の全国百貨店売上高によると、全国で前年比-1.1%と減少した。

東京地区も前年比-0.8%とマイナスだったが、大阪地区(+2.0%)、名古屋地区(+1.6%)、福岡地区(+0.8%)の3地区のみ増加となった。

 

2019年4月 月間百貨店売上高

地区売上高(億円)前年比増減率(店舗数調整前)増減率
全国4,488億円-1.1%-1.7%
東京1,261億円-0.8%
横浜271億円-0.3%
名古屋287億円+1.6%-2.8%
大阪681億円+2.0%
京都188億円-2.8%
神戸108億円-3.3%
札幌118億円-1.7%
仙台58億円-2.1%
広島89億円-0.5%
福岡159億円+0.8%

コメント

東京の百貨店業界では鉄道系のデパートのブランド力が低い。そのことが東京の百貨店売上が不振となっている原因ではないか?

東京のデパートのブランド力(当ブログまとめ)

ブランド力デパート名
第1グループ伊勢丹・三越・高島屋
第2グループ東急・松屋・大丸・そごう
第3グループ西武・東武・松坂屋

東京はJR利用者が多く、JR山手線の駅前が利便性が最も高い。しかし、東京のブランド力のあるデパートは非鉄道系で、駅前立地ではない店舗が多い。

例えば、伊勢丹新宿本店もJR新宿駅からは遠いし、また、高島屋日本橋店も東京駅からは遠い。

東京でも共働き家庭が多くなっており、買い物に時間がかかる駅から遠いデパートを敬遠する傾向があるのではないか?

JR山手線の駅に近いデパートは、鉄道系デパートが多くブランド力が弱い。その結果JR駅直結の「ルミネ」の売上が増加していると思われる。

訪日外国人にとっても山手線駅から遠いデパートでは買い物しにくい。

大阪の場合は、梅田、なんば、天王寺のターミナルに有力デパートがあり、買い物が便利にできる。また、訪日外国人にも便利だ。

したがって東京のデパートよりも大阪のデパートの方が将来性が高いと思われる。

2019年4月に売上が増加している都市は、大阪、名古屋、福岡で駅前立地のデパートの売上が増加して地区全体の売上増加につながっていると思われる。

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