出典 日本国際博覧会協会
2025年大阪・関西万博 開催概要
テーマ | いのち輝く未来社会のデザイン |
会期 | 2025年4月13日(日)~2025年10月13日(月)/ 184日間 |
会場 | 大阪市此花区の人工島「夢洲」 |
所在地 | 大阪市此花区夢洲 |
会場面積 | 155ha |
アクセス | 大阪メトロ中央線(北港テクノポート線)延伸・新駅設置予定 |
経費 | 1,850億円(会場建設) |
800億円~830億円(運営費) | |
来場者数 | 2,800万人 |
パビリオン数 | 約110 |
入場料(予想) | 4,800円(当日・大人)→6,000円 |
「海と空を感じられる会場」をテーマとし、大阪湾に浮かぶ人工島「夢洲」の上空に、1周約2kmのリング状の大屋根を地上10m以上の高さに設置する。
このリング状の大屋根は、パビリオンを繫ぐ動線として上を歩くことができ、海を含めた会場全体を見渡すことができる。
さらに、基本計画では会場を「未来社会ショーケース」と位置付け、「脱炭素社会」や、人を乗せて移動する「空飛ぶクルマ」など先端技術の実証を推進する。
アクセス
2025年の国際博覧会(万博)は大阪市西部の人工島(夢洲)で開催される。
2025年大阪・関西万博 パビリオン
民間パピリオン |
飯田グループホールディングス |
一般社団法人大阪外食産業協会 |
住友EXPO2025推進委員会(住友グループ) |
特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン |
玉山デジタルテック |
電気事業連合会 |
一般社団法人日本ガス協会 |
NTT |
バンダイナムコホールディングス |
パソナグループ |
パナソニック |
三菱大阪 |
関西万博総合委員会(三菱グループ) |
吉本興業ホールディングス |
入場料金と予想入場者数
当初は4,800円の想定だったが、6,000円に引き上げられる予定。
以下、過去情報
入場料金は4,800円(当日・大人)で入場者数は2,820万人と予想し、売上約700億円を見込む。
4,800円×2,820万人は約1,354億円だが、前売り券や小人料金などを勘案して売上700億円としたのだろう。
万博会場整備費用は1,250億円と予想される。会場アクセス道路や鉄道建設費用は730億円と予想されるが、これが万博会場整備費用に含まれるかどうから分からない。
2025年大阪万博開催地「夢洲」
出典 大阪市
2025年の大阪万博の会場となる大阪湾の「夢洲」だが、2008年のオリンピック誘致が失敗し、その後、コンテナターミナルが建設され、現在では、メガソーラー発電所もある。
何度も計画が変更され、最終的にIR(統合型リゾート)70haと万博会場155haを建設することになった。
夢洲の開発概要
夢洲全体の開発面積 | 390ha |
コンテナターミナル(稼働中) | 90ha |
物流ゾーン(トラック待機) | 50ha |
IR(統合型リゾート)2028年頃部分開業 | 70ha |
万博 2025年 | 100ha |
万博(ウォーターワールド)2025年 | 55ha |
緑地未開発面積 | 25ha |
出典 大阪市
夢洲の現状は開発面積390haのうち、先行開発地区140haの埋め立てが終了している。
この先行開発面積140haのうち、90haがコンテナターミナルで残り50haが産業・物流ゾーンとなる。
産業・物流50haのうち、約8.3haがすでに分譲されている。
万博の計画図をみると、本来「産業・物流ゾーン」だった50haも万博会場のようになっている。
万博会場の面積は当初100haの計画だったが、国際博覧会協会の要請で155haに拡大する。
埋め立て工事が間に合わないので海水面を「ウォーターワールド」とし水上にパビリオンを建設し、それらを網目状の桟橋でつなぐ計画になった。
2020年ドバイ国際博覧会は開催延期
ドバイ万博は新型コロナウイルス感染症の影響のより、当初の予定から約1年間の後ろ倒しとなる2021年10月1日(金)~ 2022年3月31日(木)に開催される。
このため、2025年4月の大阪・関西万博までの準備期間が当初よりも1年短くなった。
ミラノ万博が成功した理由
2015年のミラノ万博(イタリア北部)は「食文化」をテーマにして大成功した。
インターネットで、世界中の情報がリアルタイムで分かる時代だが、ネットでは「食べる」ことができない。
つまり、ミラノ万博が成功した理由は、「インターネット」で体験できない「食文化」をテーマにしたからだ。
大阪万博2025のテーマは「人類の健康・長寿への挑戦」だから、「健康食・長寿食」をテーマの一部にすべきだ。
日本食は「健康食」というイメージがあるが、それを科学的に分析することは意義のあることだ。