セントレジスホテル大阪(御堂筋)
2019年6月に日本で初めて開催される「主要20か国首脳会議」(G20サミット)は、大阪市で開催することに決定した。
「G20サミット」開催のためには、スイートルーム(500室)を含む約3万室のホテル客室が必要とされる。
しかし、福岡市内のホテル客室数は合計2万6000室で、スイートルームの客室数も不足していたため、今回の開催は見送られた。
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福岡市開催浮上の理由
当初は、開催地を大阪市とすることで調整していたが、2025年の国際博覧会(万博)と国際的行事が大阪で重なることから、福岡市の開催が浮上してきた。
福岡市には、各国首脳が宿泊する「スイートルーム」が不足しているが、既存ホテルを改装して対応する方針だった。
コメント
福岡市の既存ホテルを改装した「スイートルーム」で本当に対応できるのか?
ANAクラウンプラザホテル(福岡市)の「クラブルーム(スイートルーム)」に宿泊したことがあるので写真をアップします。
ANAクラウンプラザホテル福岡・クラブデラックスツインルーム(スイートルーム)
客室は約45平米でスイートルームとしては一般的な広さだが、2つの客室を1室に改装したような感じで、水回りなど使い勝手が悪い。
一般人が宿泊する「スイートルーム」としては、いいホテルだが、首脳クラスが宿泊して、満足するのだろうか?
ザ・リッツ・カールトン大阪(コーナースイートルーム)
「ザ・リッツ・カールトン大阪」のスイートルームは、最初から「スイートルーム」として設計されているので、各国の首脳が宿泊しても満足すると思う。
大阪のスイートルームのあるホテル
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- コンラッド大阪
- インターコンチネンタルホテル大阪
- セントレジスホテル大阪
- ウェスティンホテル大阪
- 大阪マリオット都ホテル
- 帝国ホテル大阪
- ホテル日航大阪
- ヒルトン大阪
- スイスホテル南海大阪
- ホテルニューオータニ大阪
- ホテル阪急インターナショナル
- リーガロイヤルホテル
どのホテルも、G20の首脳や随行員が宿泊するのにふさわしいホテルだ。
福岡は一般人が旅行するのには非常にいい都市だが、各国首脳や高級官僚1,000人以上が宿泊できる都市ではない。
福岡と大阪のスイートルームの差は一般人が宿泊しても分かるくらいのレベルの差がある。大阪の方が圧倒的にG20サミットの開催地にふさわしい。
高級ホテルのサービス
記念日や趣味なども顧客情報として蓄積し、社内で共有するなどIT(情報技術)を活用する。
例えば、記念日には客室担当者がお祝いのメッセージを用意したり、レストランの担当者が特別メニューを準備したりする。
データに基づいてきめ細かくもてなし、富裕層らのリピート客を取り込み、満足度も高める。
引用 日経新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ08HKG_Y5A400C1000000/
G20に出席する各国首脳は世界的高級ホテルチェーンに宿泊したことがあると思われる。
したがって、高級ホテルチェーンは、顧客の「料理の好み」、「ミネラルウォーターの銘柄」まで把握している。
各国首脳は、そういう対応が当然と思っているのに、福岡のホテルでそういう対応ができないと、日本に対しての満足度が下がることになる。