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日本の石油備蓄「239日分」は本当あるのか? 実は「4ヶ月しかもたない?」

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「日本の石油備蓄は約239日分ある」(2026年3月24日時点)

この数字を見ると、
「半年以上は余裕がある」
と感じる人が多いでしょう。

しかし、この認識は半分正しく、半分誤解です。

当ブログの解釈では、

  • 備蓄量   :「原油」
  • 石油消費量 :「原油」と「ナフサなどの石油製品」

そのため、備蓄量1日分(180万バレル)と消費量1日分(300万~330万バレル)の間に違いが生じていると考えられます。

原油とは別枠でナフサを単体で輸入(当ブログ試算で1日60万バレル)していますが、ナフサの輸入量の7割は中東からであり、その輸入も停止しています。

結果、(原油の)備蓄量ベースでは239日分あるとしても、(原油とナフサなどの石油製品)消費量ベースでは130日~140日分(4ヶ月分)しかないかもしれません。

もちろん、日本国内で原油からナフサを精製することは可能です。しかし、その分ガソリンや軽油など他の石油製品への配分が減少するため、全体としてのエネルギー供給余力は低下します。

したがって、備蓄日数(239日分)で余裕があるように見えますが、実際はそれより短くなる可能性が高いと考えられます。

 

結論:実際は約4ヶ月分しかない?

日本の石油備蓄は

  • 約4.4億バレル
  • 「239日分」とされる

ですが、日本の実際の石油消費量は

  •  1日 約337万バレル(2023年)

これで計算すると

  •  4.4億 ÷ 337万 = 約131日分(約4ヶ月分)

 

なぜ「備蓄量」とズレるのか?

備蓄の計算では(原油のみ)

  • 約185万バレル/日(計算用)

が使われています。

しかし現実の消費は(原油+石油製品ナフサなど)

  • 消費量:337万バレル/日

約1.8倍の差

  • 原油輸入    :235万バレル/日
  • ナフサ輸入:58万バレル/日
  • 輸入合計    :293万バレル/日

 

  • 消費合計(原油+石油製品):337万バレル/日(2023年)

これでも誤差が多いので、2025年では300万バレル/日まで減少している可能性があります。

まとめ
備蓄日数=「完全に止まってもその日数もつ」ではない点に注意が必要です。
見えにくい3つの論点

石油備蓄を正しく理解しようとすると、いくつもの疑問が浮かびます。

  • 備蓄量は原油だけなのか、それとも石油製品も含まれるのか
  • 消費量にはナフサなどの石油製品が含まれているのか
  • ナフサの備蓄はどの程度あるのか

これらが明確でなければ、
「○日分」という数字の実態は見えてきません。

政府には、こうした点について丁寧な説明が求められます。

以下は資料

石油備蓄の現状
原油輸入量
石油連盟によると、2024年度の日本の原油輸入量は1億3,629万㎘で、1日当たり約235万バレルとなります。
一方、備蓄量は7,289万㎘であり、これは原油輸入量ベースで約193日分に相当します。
日本のナフサ輸入量
石油化学工業協会によると、2024年の日本のナフサ輸入量は3,390万㎘で、1日当たり58万バレルになります。
日本の石油消費量
当ブログの解釈では、石油消費量には原油に加え、ナフサなどの石油製品も含まれると考えられます。2023年の石油消費量は、1日当たり約337万バレルとされています。
引用 外務省
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