ニュース 話題 プロジェクト 交通 神戸・兵庫

阪急電車と神戸市営地下鉄とJR三ノ宮駅北側で接続構想【相互直通運転】

投稿日:

JR三ノ宮駅北側

2019年11月25日の神戸新聞によると、「阪急電鉄と神戸市は、JR三ノ宮駅北側の地下に新駅を設けて接続させる案を検討している。」

引用・参照 神戸新聞 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201911/0012905766.shtml

 

当ブログの考え

「相互直通運転」の接続ルート

神戸市と阪急電鉄は2014年度から実務者レベルの勉強会を実施し、約5つのルート案が検討されてきたが、大まかに言って3つのルートに集約できる。

接続駅 主なルート案
三宮駅接続 阪急神戸線の王子公園駅から阪急三宮駅間(約3.1km)を地下化し、三宮から神戸市営地下鉄山手線に乗り入れる(2014年に公表された案)
新神戸駅接続 阪急王子公園駅から新神戸で神戸市営地下鉄に乗り入れる
長田駅、板宿駅接続 長田駅、板宿駅で神戸市営地下鉄に乗り入れる

阪急電鉄の目的は、現在の阪急「神戸三宮駅」と「線路」を撤去し、巨大な駅ビルを建設することだと思う。

したがって、長田駅、板宿駅で接続したのでは、阪急神戸三宮駅を撤去できないため阪急としては絶対に飲めない案だったと思われる。

また、新神戸で接続すると現在よりも神戸三宮~大阪梅田駅の所要期間が長くなるし、高低差が大きいルートで工事も難航が予想されることから見送られたと思われる。

三宮で接続すると、現在の阪急「神戸三宮駅」と周辺の線路を撤去することができ約5,000平米の空間ができる。

そこに高さ150m~200m、延床面積100,000平米という巨大なターミナルビルを建設できるかもしれない。

これが阪急の本当の目的と思われる。

 

なぜ、神戸市営地下鉄と相互運転するのか?

阪急の目的が阪急神戸三宮駅の撤去ならば、神戸市営地下鉄と接続する意味はない。

しかし、阪急王子公園駅~阪急神戸三宮駅(約3.1km)の地下化には2,000億円の建設費がかかると予想され、阪急1社で負担することは不可能だ。

そこで、阪急は神戸市営地下鉄と相互運転することで、神戸市に建設費の一部を負担してもらう計画ではないか?

 

なぜ、JR三ノ宮駅北側に新駅なのか?

阪急神戸線を神戸市営地下鉄山手線に乗り入れするだけなら、現在の神戸市営地下鉄「三宮駅」を利用すればよく、新駅を建設する必要はない。

現在、阪急神戸線は10分間に特急1本と普通1本の2本を運行しており、神戸市営地下鉄山手線は普通(各駅停車)を6分に1本運行している。

これが、相互運転となると10分間に新神戸行を10分に2本、阪急の特急1本、普通1本の合計で10分間に4本を運行することになりダイヤ的に難しくなる。

そのため、阪急の普通電車や通勤ラッシュ時の特急は、JR三宮駅北側の地下にホームを新設して折り返し運転するしかない。

JR三ノ宮駅北側新駅の案が出てきた背景には、阪急と神戸市との交渉がかなり進んできたと思われる。

 

2,000億円の建設費問題

阪急神戸線の地下化事業費は以前1,000億円とされてきたが、JR三ノ宮駅北側に新駅を建設するなどで追加費用がかかり2,000億円と報道されている。

伝聞で確証はないが、地上線路を高架線路にする場合、踏切撤去により交通渋滞が解消されることから「道路関連」の予算から補助金が支給されると聞いたことがある。

しかし、高架線路を地下化する場合、交通渋滞とは無関係のため道路関連予算から補助金が支給されないと思う。

そのため、阪急神戸線の地下化事業はここまで実現しなかったのだと思う。

しかし、阪急神戸三宮駅を撤去し、10万平米の巨大駅ビルを建設すると神戸市に入る固定資産税が増加する。

というのは、駅ビルは鉄道施設のため固定資産税が安いが、商業ビルになると固定資産税が高くなる。

当ブログの試算では10万~15万平米の商業ビルの場合、年間20億円くらいの固定資産税になるのではないか? 40年間で試算すると800億円になる。

さらに5,000人が働くとすると、住民税で年間15億円、40年間で600億円になるのではないか?

阪急神戸線地下化事業によって、神戸市の税収は40年間で1,400億円増加する可能性もある。

そうだとすれば、この事業を実現する価値は十分にある。

 

JR神戸線も地下化できないか?

JR神戸線も地下化すると、JR三ノ宮駅は10,000平米~15,000平米の敷地面積を再開発できるのではないか?

神戸市がその気になれば高さ300m以上の日本一の超高層ビルの建設も可能となる。

JR線を4km地下化する場合、3,000億円かかるかもしれない。しかし、三ノ宮駅ビルの固定資産税年間30億円、従業員10,000人で住民税30億円とすると、年間で60億円の増収、40年間で2,400億円の市税増加になるのではないか?

 

神戸空港が神戸衰退の原因か?

神戸空港の建設費は約3,000億円、ポートライナーや道路の延伸、高度処理水施設など周辺整備も合計すると7,000億円かかっていると思われる。

阪急神戸線地下化2,000億円、JR神戸線地下化3,000億円だとしても5,000億円で完成する。

これが実現してれば、三宮に阪急とJRの高さ200m級の駅ビル2棟が建設されていたかもしれない。

さらに2,000億円余るわけで、神戸市営地下鉄をポートアイランドに新設することもできたはずだ。

神戸衰退の原因は、神戸市の開発失敗が原因ではないのか?

そして、ポートアイランドの神戸市営地下鉄を関空まで約30km延伸(建設費1兆円)すれば、三宮~関空20分となったはずだ。

しかし、現在、三宮~神戸空港はポートライナーで18分もかかっている。

 

以下は以前に書いた当ブログ記事です。(速報ニュースのため、今後以下の部分を書き直す予定です)

神戸阪急再開発ビル(予想)

阪急三宮駅は、3線+島式2ホームあり、幅は目視で20m、また10両編成対応なのでホーム長は200mある。

したがって、駅跡地の再開発面積は20m × 200m=4,000平米となる。

現在建設中の「神戸阪急ビル東館」の敷地も合わせると5,000平米くらいになって、容積率2,000%まで緩和されれば、延床面積100,000平米という巨大ビルが建設されていたかもしれない。

 

三宮駅接続案

阪急神戸線の王子公園駅から阪急三宮駅間(約3.1km)を地下化し、三宮から神戸市営地下鉄山手線に乗り入れる案で一番有力と考えられてきた。

しかし、阪急は10分間に特急1本と普通1本を運行しているので、新神戸行電車も10分に1本になる可能性がある。

現在、新神戸行地下鉄は6分に1本運行しており、これが10分に1本となると利用者にとって不便となる。

しかし、新神戸行を10分に2本運行すると、阪急の特急1本、普通1本の合計で10分間に4本を運行することになり、ダイヤ的に難しくなる。

したがって、阪急の普通電車は、JR三宮駅北側の地下にホームを新設して折り返し運転するしかない。

 

新神戸接続案

三宮で接続すると、新神戸駅行の本数が「6分に1本」から「10分に1本」と少なくなる可能性があり、それを解決するために「新神戸接続案」が考えられたと思われる。

しかし、新神戸駅通過後の北側のトンネルの中で分岐し、阪急王子公園駅に接続するのは難工事になる可能性もあり、実現は不可能と思われる。

また、現在の地下鉄新神戸駅を南に300m移動させて、JR新神戸駅より南で分岐することも考えられるが、地下鉄新神戸駅からJR新神戸駅までの距離が長くなるので、これも実現不可能と思われる。

 

長田駅、板宿駅接続案

長田駅(板宿駅)で接続する場合は、現行通り阪急の普通電車は新開地から折り返して運行できる。

その結果、地下鉄山手線は、「6分に1本の新神戸行電車」と「10分に1本の阪急接続特急」を運行すればいい。

列車の運行ダイヤ的には一番可能性が高い。

しかし、この案では、現在の「阪急神戸三宮駅」が残ることになり、跡地を再開発できない。したがって、阪急にとっては受け入れられない。

 

阪急の相互運転の目的

阪急電鉄は、不動産開発と鉄道運行を両輪として経営してきた。しかし、阪急が神戸市西神地区で大規模な不動産開発をしているという情報はない。

したがって、阪急にとって、地下鉄山手線と接続するのは、沿線の不動産開発が目的ではないと思われる。

また、神戸市西区は人口が減少しており、「相互直通運転」しても、鉄道利用者が劇的に増加するとは思えない。実際、三宮駅でJR線新快速に乗り換えた方が速い場合もある。

しかし、相互運転すれば、現在の神戸三宮駅のホームや線路が不要になり再開発ビルを建設できる。

つまり、阪急にとっての「相互運転」の目的は、三宮に大規模再開発ビルを建設することではないか?

そうなると、現在の神戸三宮駅を使用する「長田駅、板宿駅接続案」は飲めない案だ。

 

建設費負担割合(予想)

過去の実例から建設費の負担割合を当ブログで予想してみた。

500億円
神戸市 500億円
兵庫県 500億円
阪急電鉄 250億円
神戸市営地下鉄 250億円
合計 2,000億円

神戸市は自治体でもあり、神戸市営地下鉄という鉄道事業者でもあるので、合計750億円を負担すると予想される。

-ニュース 話題, プロジェクト, 交通, 神戸・兵庫

error: Content is protected !!

Copyright© 関西散歩ブログ , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.