2023年1月南から撮影
阪急「大阪梅田駅」近くの「東阪急ビル」の地下飲食店「すーぱー百番」が「建替のため閉店する」と告知したことから、時期は未定ながら将来的に「東阪急ビル」が建替すると見られる。
「東阪急ビル」の規模は、地上9階建・敷地面積約1,300㎡、延床面積約17,000㎡で、1966年竣工の築約57年。
アクセスは、阪急「大阪梅田駅」から東へ徒歩3分。
地図
東阪急ビル
名称 | 東阪急ビル |
所在地 | 大阪市北区角田町1-1 |
敷地面積 | 約1,300㎡ |
延床面積 | 約17,000㎡(5,195坪) |
階数 | 地上9階建・地下4階建 |
構造 | 鉄骨造 |
竣工 | 1966年3月 |
容積率 | 800%(当ブログ調べ) |
建ぺい率 | 80%(当ブログ調べ) |
アクセス | 阪急「大阪梅田駅」から東へ徒歩3分 |
当ブログの予想
敷地面積約1,300㎡、容積率800%で試算すると、延床面積は約1万㎡となる。
JR大阪駅直結の(仮)梅田三丁目計画(40階・高さ188m・延床面積約23万㎡・2024年3月竣工)などと比較すると規模が小さい。
大阪梅田周辺のオフィスビルであれば、延床面積5万㎡以上が理想だと思う。
また、「東阪急ビル」の北側に阪急系の「FEP FIVE アネックス」があるが、その間には別の地権者のビルが複数あり、一体開発も簡単ではない。
駐車場主体のビルの可能性?
阪急阪神HDは「大阪新阪急ホテル・阪急ターミナルビルの建替」「阪急三番街の全面改修」プロジェクトである「芝田1丁目計画」を計画しており、2035年頃竣工する予定。
優先順位としては、「芝田1丁目計画」の方が高いと思われる。
別の再開発物件ではあるが、(仮)梅田三丁目計画では既存の駐車場の代替として大阪ステーションシティ駐車場を増築した後に新築着工した。
同様に阪急阪神HDの「芝田1丁目計画」を再開発するにあたって、既存の駐車場の代替地が必要になるのではないか?
「芝田1丁目計画」の代替駐車場の立地としてはちょっと距離はあるが、「東阪急ビル」を解体後、地下や低層階を駐車場とし、上層階にオフィス、商業施設、ホテルが入居する形になるのではないか?
JR大阪駅前の10万㎡~20万㎡のオフィスの場合、社用車を使いづらいと思う。
したがって、社用車を利用する会社にとっては、駐車場を使いやすいオフィスビルであれば、JR大阪駅から徒歩5分と距離があっても入居すると思う。
実際、「パークス サウス スクエア」(14階建・高さ約58m・延床面積約2万㎡・2023年1月竣工)も、大阪メトロ「なんば」駅から徒歩約6分の距離があるが、低層部を駐車場、上層階はオフィスビルとなっている。
パークス サウス スクエア
2022年11月(南面を撮影)
南海電鉄、双日、日本政策投資銀行が設立した「なんば開発特定目的会社」は、南海電鉄「難波駅」南側に「パークス サウス スクエア」を2023年1月10日に竣工した。
建物の規模は、地上14階建・高さ約58m・延床面積約2万㎡で、設計は大成建設、 施工は大成・南海辰村特定建設工事共同企業体が担当した。