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(ブロガー提案)伊丹空港を2026年に廃港して、TSMC半導体工場を誘致すべき

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伊丹空港

TSMC(台湾積体電路製造)が、大阪府内に最先端の「3ナノメートル」半導体工場(第3工場)を建設するかもしれないという情報がある。

当ブログの考えでは、伊丹空港(大阪国際空港)を2026年に廃港して、TSMC半導体工場を誘致すべきだと思う。

TSMC第3工場は、回路幅3nm(ナノメートル)はスマホ用半導体を生産し投資額は200億ドル(約3兆円)と予想される。

ちなみに、TSMC熊本第2工場は、2024年4月着工、2026年末に生産開始予定なので、TSMC第3工場は2026年着工、2028年末に生産開始だと思う。

そのためには、伊丹空港を2026年初めにも廃港をしないと間に合わない。

TSMCは第1工場を熊本県に建設し、第2工場も熊本県に建設する予定。したがって、第3工場を誘致できれば、第4工場も誘致できる可能性が極めて高い。

投資額は第3工場が3兆円、第4工場も3兆円以上と予想され、合計6兆円以上の巨大投資事業となる。

この誘致が成功すると大阪・関西の地番沈下を食い止め、逆に発展する可能性もある。

 

日本におけるTSMCの3番目となる3nmプロセス対応ファブが、リスク分散を目的に第1工場ならびに第2工場の建設地である熊本県ではなく、大阪に建設される可能性が出てきたと2024年1月に入って複数の台湾メディアが報じている。

引用 マイナビ

 

伊丹空港は、JR大阪駅から約10kmの場所にあり、空港バスや鉄道で約30分でアクセスできる。

伊丹空港の敷地面積は約311haで、再開発にあたり道路2割・公園2割とすると残り6割の約186haを工場用地に割り当てられる。

TSMCの第1工場の敷地面積は21.6haなので、8棟の工場を建設することができる。

そうなると、大阪が世界的な半導体製造拠点になる。

 

関西3空港実績(2019年4月~2020年3月)

空港 発着回数 旅行者数 滑走路
関西国際空港 19.6万回 2,877万人 4,000m

3,500m

大阪国際空港 13.7万回 1,577万人 3,000m

1,828m

神戸空港 3.3万回 329万人 2,500m

大阪国際空港の利用者数1,577万人のうち伊丹=羽田路線の利用者数は約800万人で伊丹空港が廃港になった場合、新幹線を利用する人が400万人程度いるのではないか?

そうなると、約1,200万人が関西空港や神戸空港を利用するのではないか?

関西空港の年間発着回数は現在23万回だが、2025年には30万回に増加する予定。

また、神戸空港も現在の発着回数年間3万回(80回/日)が、2025年には年間4.4万回(120回/日)、2030年には年間5.8万回(160回/日)に増加する予定。

2025年には伊丹空港を廃港しても、関西空港と神戸空港で対応できる。

 

伊丹空港の勤務者数

2018年12月1日時点で大阪国際空港に事務所・店舗を設置している事業者の従業員数は5,980名だった。

事業所等 従業員数
空港運営会社・官公庁 318
航空会社 1,528
グランドサービス、機内食、航空機燃料供給等 1,813
旅行代理店、旅客送迎 194
貨物代理店 91
報道、施設管理、警備 832
物品販売業 425
飲食業 604
建設業 175
合計 5,980

伊丹空港の勤務者のうち、中核的な空港運営会社、航空会社、グランドサービスの合計は約3,600人。

TSMCの第1工場の従業員は1,700人で、大阪に第3工場、第4工場を誘致できれば3,500人程度になる。

警備・施設管理・飲食・物販の人員はTSMCの工場でも必要になると思うので、従業員数という点でも大きな変化はない。

さらに、伊丹空港跡地には敷地面積20haの工場を8棟建設できるので、最大2万人が勤務する可能性がある。

TSMCの工場の食堂のパート時給は3,000円というネット情報もある。真偽不明だが伊丹空港の飲食店従業員にとってもTSMC進出の方が時給が高いというメリットがあるのではないか?

 

都市型半導体工場のメリット

工場勤務というと地方都市で自宅と工場の往復という生活スタイルになる。しかし、伊丹空港ならばJR大阪駅まで約30分で都市生活をおくることができる。

また、関西には京大・阪大・神戸大・大阪公立大という有名国公立大学があり、優秀な卒業生を社員として確保できる。

第1工場は回路幅12ナノメートルの半導体を製造するが、第3工場では3ナノメートルの半導体を製造するのでより優秀な人材を確保する必要がある。

TSMCの初任給は大学学部卒28万円、修士32万円、博士36万人と日本の大手メーカーよりも高い。

そのため、TSMCに入社するために京大・阪大・神戸大・大阪公立大に入学する高校生が全国から関西に集まる可能性がある。

 

伊丹空港の将来性

2037年にリニア中央新幹線が新大阪駅まで延伸する予定で、伊丹空港利用者数1,600万人の半数(約800万人)を占める伊丹=羽田路線利用者数が大幅に減少する可能性がある。

さらに神戸空港の発着枠拡大・国際化により、伊丹空港の利用者数は600万人~800万人まで減少する可能性がある。

伊丹空港のターミナルビルは1970年竣工で老朽化している。2020年にターミナルビルをリニューアルしたものの、2040年には築70年となり、建替えに1,000億円が必要になるのではないか?

 

まとめ

TSMCの工場進出は50年に1度のチャンスだと思う。こういうチャンスを確実に生かすことが大阪・関西にとって重要だと思う。

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