完成予想図(変更の可能性あり)
現在の「JR大阪駅」に隣接する「グラングリーン大阪(うめきた2期地区)」の地下に「JR大阪駅(うめきた地下ホーム)」が2023年3月18日に開業した。
2023年3月
既存の「JR大阪駅」の中央口付近から「うめきた地下ホーム」へは約500m・徒歩8分~10分程度かかる。(ただし、大阪駅ホーム西端からは4分~5分程度)
2023年3月
「うめきた地下口」⇔「大阪駅西口」は20分間なら無料で通り抜けできる(ICカードで入退出でき、料金は0円)
改札外・うめきた2期方向(2023年3月)
大阪の新しい玄関口が誕生したようなイメージ。近未来的で高揚感を感じられる。
グラングリーン大阪(うめきた2期)は2024年から一部街びらきする。
顔認証自動改札(通常のICカードでも入退出できる)
改札内(2023年3月)
ドイレの混雑状況が表示される
フルスクリーン・ホームドア(2023年3月)21番のみ
2023年3月
うめきた地下ホーム(乗場)
番線 | 位置 | 列車 | ホームドア |
24番線 | 北側・外側 | 新大阪行(はるか・くろしお・貨物) | 無 |
23番線 | 北側・内側 | おおさか東線(折り返し) | 無 |
22番線 | 南側・内側 | おおさか東線(折り返し) | 無 |
21番線 | 南側・外側 | 西九条行(はるか・くろしお・貨物) | 有(フルスクリーン) |
- 「おおさか東線」は中央の2線で折り返し運転をすると予想される。
- 「はるか」「くろしお」「貨物」は外側の2線を使用すると予想される。
乗換イメージ
出典 JR西日本
「JR大阪駅構内」と「うめきた地下ホーム」間の移動は、改札内で繋ぐ地下連絡通路を利用する。(ただし、現大阪駅の11番ホームからは、地下連絡通路にはいけない。)
出典 JR西日本
既存のホーム西端から「西出口」方向を撮影
エスカレーターで1階へ行く(手前に階段がある)
西口の地下1階
西口の地下1階
一旦、地下2階の改札内連絡通路に下りる
エスカレーター
地下2階の改札内連絡通路から、奥の上りエスカレーターで地下1階にあがる
巨大な防水扉も設置されている
南海トラフ地震による津波は地震発生から約2時間後に大阪梅田(高さ2m)に到達する予想なので、十分避難の時間はある。
2023年3月18日に開業した「大阪駅西口(1階)」から地下連絡通路経由で「うめきた地下ホーム」に行ける。
グランフロン大阪(南館)側の地下通路
2023年3月撮影
2023年3月撮影
オレンジ色のフェンス部分は、仮設の通路かもしれない。
地下ルートがメインで、地上ルートは、サブまたは非常用のような感じがする。
今のところ、横断歩道も(仮)西北ビル方向しか設置されていない。
2023年3月撮影
2023年3月撮影
出入口の前はアスファルト舗装されるようだ。
2023年3月
エレベーターは「地下1階⇔地上階」のみ稼働
出典(JR西日本)
大阪駅(地下ホーム)の概要
名称 | JR東海道線支線地下化「駅部工区」 |
施設名 | JR大阪駅(地下ホーム) |
敷地面積 | 約12,500㎡ |
階数 | 地上3階 |
店舗面積 | 約3,750㎡ |
形式・規模 | 島式ホーム2面4線 |
ホーム番線 | 21番線~24番線 |
ホーム長さ | 240m |
施工 | 大鉄・清水JV |
事業費 | 690億円(地下化工事が540億円、新駅設置が150億円) |
開業 | 2023年3月18日 うめきた(大阪)地下駅 開業 |
2023年3月18日 | (改札内連絡地下通路 供用開始・大阪駅 西口改札口 暫定供用開始) |
2024年夏 |
|
2025年春 | 全面開業(商業施設含む) |
2031年春 | なにわ筋線開業 |
特急「はるか」「くろしお」「おおさか東線」が乗り入れ
区間 | 改正後 | 運行本数(改正後) | 改正前 |
大阪=関西空港 | 47分(特急はるか) | 1日上下合計60本 | 67分(関空快速) |
大阪=和歌山 | 57分(特急くろしお) | 1日上下合計36本 | 90分(紀州路快速) |
おおさか東線 |
|
特急料金一律390円(平日ネット予約)
2023年3月中旬~2023年4月28日の平日にネット予約「e5489」で全区間一律特急料金を390円「J-WESTチケットレス390」で販売する。
区間 | 特急指定席(自由席) | J-WESTチケットレス(特急料金) | J-WESTチケットレス390(特急料金) |
大阪=関西空港 | 1,520円(990円) | 650円 | 390円 |
大阪=和歌山 | 1,520円 | 750円 | 390円 |
大阪=京都 | 1,190円 | 550円 | 390円 |
大阪=草津 | 1,730円 | 750円 | 390円 |
当ブログ試算では、大阪=関西空港は乗車券1,210円+特急料金390円=1,600円(片道)となる。
ちなみに、通常の特急自由席の場合、乗車券1,210円+特急自由席990円=2,200円(チケットレスなら合計1,860円)となる。
「おおさか東線」が乗り入れ
現在、新大阪~久宝寺駅間で運転している「おおさか東線」の列車が「大阪駅(うめきたエリア)」に乗り入れる。普通列車上下合計134本、直通快速上下合計8本。
区間 | 改正後 | 改正前 |
大阪=南吹田 | 8分 | 12分 |
大阪=JR淡路 | 10分 | 14分 |
大阪=城北公園 | 13分 | 17分 |
大阪=JR野江 | 16分 | 20分 |
うめきた2期地区の西側を走行する地上の貨物線路をJR大阪駅寄り(東寄り)に変更し地下化する。
現行のJR大阪駅から最短50mの場所に、地下新ホームと地上駅舎を設置するもので、東海道線支線地下化事業全体の事業延長は2.4km・総事業費690億円。
ただし、駅前広場・連絡デッキ等は2024年夏頃に一部供用開始する。
さらに、地下駅の直上部(地上)の地上3階建ての商業施設(延床面積約9,200㎡)は、2023年12月中旬に着工し、2025年3月末に竣工する予定。
配置図
2023年3月
2023年1月(駅前ロータリーの進入路か?)
2023年1月
出典(JR西日本)
JR大阪駅(地下ホーム)
出典(JR西日本)
コンコース階(地下)
ホーム階(地下)
出典(JR西日本)
連絡通路
JR大阪駅(地下ホーム)の規模は島式ホーム2面4線・ホーム長さ240mで、現在、大阪駅を通過している関空特急「はるか(9両または6両)」や南紀特急「くろしお(6両)」がこの大阪駅地下ホームから発着する予定。
JR大阪駅を発着する関空快速の所要時間は現行64分だが、関空特急「はるか」は48分で関空と結ぶ予定。
年 | 最速所要時間 | 運賃 | 本数/h(予想) |
2022年現在 | 56分(関空特急はるか+大阪環状線天王寺駅乗換)/67分(関空快速) | 1,870円
乗車券1210円+特急券(自由)660円/(関空快速1210円)
|
JR(関空特急はるか1本/h・関空快速4本/h) |
2023年3月 | 47分(関空特急はるか) | 2,200円(予想)
乗車券1210円+特急券(自由)990円 |
JR(関空特急はるか2本/h・関空快速4本/h) |
2031年春 | 40分(最速38分の可能性も) | JR(関空特急はるか2本/h・関空快速4本/h)・南海(ラピート2本/h・空港急行4本/h) |
当ブログの予想では、特急乗車距離が50kmを超えるため、特急料金が一段階高くなると思われる。
また、2031年春開業の「なにわ筋線」に関空快速(8両)が乗り入れる予定が、2023年春の大阪駅地下ホーム開業時には乗り入れしないと思われる。
これは、2023年春時点では、JR大阪駅(地下ホーム)~JR大阪環状線「福島駅」の間は一部単線のままなので、1時間に上下線合計8本の関空快速をすべて乗り入れさせるのは困難と思われる。
大阪駅(うめきた地上部分)概要
出典(JR西日本)
名称 | うめきた(大阪)駅 |
敷地面積 | 約12,500㎡ |
延床面積 | 約9,200㎡ |
階数 | 地上3階 |
店舗面積 | 約3,750㎡ |
ビル主要用途 | 歩行者広場、商業施設、連絡デッキなど |
駅前広場主要用途 | 観光バス・タクシー乗降場等 |
開業時期 | 2024 年夏頃 一部供用開始(駅前広場・連絡デッキ等) |
2025 年春頃 全面開業(商業施設含む) | |
建物設置者 | JR 西日本不動産開発株式会社 |
商業施設運営者 | JR 西日本大阪開発株式会社 |
過去画像
2022年11月
2022年6月(北から撮影)
2022年6月(南東から撮影)
2022年6月(南西から撮影)
2022年6月(南西から撮影)
中津付近(2022年3月)
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影)
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影・別角度)
2022年3月(中津付近から御堂筋方面を撮影)
過去写真
2022年5月
2022年5月(南西から撮影)
2022年5月(北東から撮影)
2022年5月(北東から撮影)
2022年3月
2022年3月
2022年3月現在、大阪駅の地下ホームの工事の8割は完了している。
2022年3月
JR西日本
2022年3月(ホームの延長工事がはじまっている)
2022年3月撮影
「うめきた2期」(2022年3月)
「うめきた2期」(2022年3月)拡大
JR東海道線支線地下化・新駅設置事業
出典 鴻池組
工区 | 距離 | 建設会社 |
北1工区 | 725m(掘割320m+トンネル405m) | 奥村・鉄建JV |
北2工区 | 310m | 錢高・西松JV |
北3工区 | 305m | 鴻池・前田建設JV |
駅部工区(島式ホーム2面4線) | 240m | 大鉄・清水JV |
南1工区 | 420m | 大林・浅沼JV |
南2工区 | 340m(掘割) | 大成・大鉄JV |
合計 | 2,340m |
別の資料では、事業延長約2,400mとなっている。
2022年3月
出典 大阪市
2022年3月(中津付近からJR大阪駅方面を撮影)
2022年3月(中津付近から新御堂筋方面を撮影)
2022年1月(阪急線の高架下を撮影)
北1工区と北2工区の間の地下トンネルは完成していると思われる
北1工区の工事計画
(写真とは逆に、北から南を見たイメージ図)
出典 大阪市
2019年9月
2019年9月(中津付近を北方向に撮影)
2019年9月(中津付近を南方向に撮影)
阪急電鉄の鉄橋が見える。
2019年9月(北1工区を撮影)
中津の高さ1.4mのガード下、従来の線路は撤去され現在は「仮線」となっている。
2019年9月(北1工区を撮影)
高さ2.6mのガード下
2019年9月(北1工区を北方向に撮影)
左側(西側)に地上線があったがすでに撤去され、右側(東側)に「仮線」が設置されている。
左側(西側)に新線(掘割+地下)を建設する。
2019年9月(駅部工区と北3工区)
2019年9月(駅部工区と北3工区)
2019年9月(南1工区と駅部工区)
2019年9月(南1工区)