交通 神戸/兵庫

神戸市長、阪急電車と神戸市営地下鉄乗り入れ本格検討

2017/12/12

(神戸市の久元喜造市長は阪急電車と神戸市営地下鉄の)相互直通は「過去から案はあったが検討が進んでいなかった。

大幅な利便性の向上、商業の活性化、ダイヤ再編によるスピード化なども期待できる。

早期に阪急側とすり合わせを始めたい」と話した。

2017年9月28日 神戸新聞

https://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2017/kobesityou/news/201709/0010596211.shtml

 

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阪急電車と神戸市営地下鉄の相互乗り入れは2014年頃から浮上していたが、具体的な動きはなかった。

今回、神戸市長は2017年10月22日の神戸市長選挙の公約として「阪急と地下鉄の相互乗り入れ」に言及した。

2017年10月24日の報道では2017年度(2018年3月まで)にルートや事業費などを含む複数案をまとめる予定。

 

現在約5つのルート案がある

神戸市と阪急電鉄は2014年度から実務者レベルの勉強会を実施し、現在約5つのルート案があるという。

2017年度内に2案~3案に絞り込む方針。

主なルート案
阪急神戸線の王子公園駅から阪急三宮駅間(約3.1km)を地下化し、三宮から神戸市営地下鉄山手線に乗り入れる(2014年に公表された案)
阪急王子公園駅から新神戸で神戸市営地下鉄に乗り入れる
長田駅、板宿駅で神戸市営地下鉄に乗り入れる

三宮駅周辺の阪急電鉄の路線を地下化することで、現在の高架線路を再開発しビルを建設する可能性もある。

 

建設費は1,000億円以上か?

約3.1kmの地下化工事と三宮駅の乗り入れ工事を含めると建設費は1,000億円以上になると予想される。

はたして、費用負担はどうするのか?

 

建設費負担割合(予想)

過去の実例から建設費の負担割合を当ブログで予想してみた。

250億円
神戸市 250億円
兵庫県 250億円
阪急電鉄 125億円
神戸市営地下鉄 125億円
合計 1,000億円

神戸市は自治体でもあり、神戸市営地下鉄という鉄道事業者でもあるので、負担額が大きくなる可能性がある。

 

神戸阪急ビル東館との関係

阪急の計画では、阪急神戸線を地下化し神戸地下鉄を相互乗り入れして、現在の高架の三宮駅の場所に超高層ビルを建設する計画だったと思われる。

しかし、阪急と地下鉄の相互乗り入れの話が具体化しないので、現在の狭い敷地で「神戸阪急ビル東館」の建替工事を着工した。竣工は2021年の予定。

今さら、「阪急と地下鉄の相互乗り入れ」と言われても、すでに超高層ビルを建設しているので計画変更はできない。

2014年に「阪急と地下鉄の相互乗り入れ」を決定していれば、阪急三宮駅ビルとJR三宮駅ビルの200m級超高層ツインタワーが実現していたかもしれない。

 

神戸市西区の人口減少

阪急と地下鉄の直通運転が着工していれれば、神戸市西区から大阪市への通勤の利便性が格段に向上すると予想されるので、神戸市西区の人口も減少しなかったかもしれない。

実際、神戸市西区に隣接する明石市の人口は増加している。その理由はJR明石駅からJR大阪駅に電車1本でいけるからだ。

 

コメント

2018年3月までに、ルートと事業費など複数案をまとめる段階で、具体案はでていない。

JR三宮駅ビル建替え計画、H2Oリテイリングが買収した「そごう神戸」の建替え計画など三宮駅周辺の再開発にも影響するが、調整はかなり時間がかかると思われる。

計画がまとまって着工できるのは早くて2020年頃、竣工は2030年頃になると思われる。

神戸阪急ビル東館は2021年に竣工する予定だが、すでに神戸市営地下鉄への動線も考慮して設計されているので、今回の相互乗り入れ計画があっても大幅な計画変更はないと思われる。

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