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【コラム】JR西日本は、神戸を諦めたかもしれない

2018/12/01

JR西日本は、2019年春、姫路駅~大阪駅間に通勤特急の運行を開始する。JR西日本の意図はなんだろうか?

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「姫路~大阪」の通勤特急の特急料金の平均を800円とすると、351座席なので、1日1往復で約56万円となる。

平日のみの運行なので年間約250日で約1億4000万円となる。確かに大きい金額だが、JR西日本の連結売上1兆5000億円の0.01%でしかない。

近年、沿線人口が減少しており、鉄道会社は運賃収入以外の売上を増加させようとしている。

例えば、大阪~三ノ宮の運賃は410円だが、三ノ宮駅ビルに高級ホテルを建設すれば、1泊3万円くらいになる。

また、JR西日本は沿線の住宅開発を進めている。

例えば、JR大久保駅(明石市)南側のJT(日本たばこ)工場跡地をJR西日本など4社共同で購入し、771戸のマンションと17戸の一戸建て合計788戸の住宅開発をする。

1戸当たり4,000万円とすると、788戸で約315億円になる。

 

一方、神戸市は三ノ宮駅周辺でのマンション建設を条例で禁止しようとしている。

鉄道会社としては、鉄道収入が伸び悩む中、ホテル、商業施設、住宅開発で生き残りを図ろうとしているため、三ノ宮の再開発よりも、明石市などの再開発を優先するのではないか?

結局、神戸市は、鉄道会社のビジネスの邪魔をしているだけではないか?

 

また神戸市は税金を投入して外資系企業や客船を誘致して、表面上の数字だけ繕っているが、実際は、客船の9割は大阪と京都に買い物や観光に行って神戸は素通りしている。

三ノ宮駅周辺にオフィス需要があれば、神戸市が税金投入したり、マンション規制しなくても、自然とオフィスビルが建設されるはずだ。

それがないということは、三宮にはオフィス需要がないということだ。

したがって、神戸市のように税金投入してたり、マンション規制をしても、オフィスビルは建たないだろう。

神戸市のマンション規制により、住宅開発も神戸を素通りして、明石周辺が中心になって行くのかもしれない。

そうなれば、明石駅始発で三ノ宮駅通過という電車も運行されるようになるかもしれない。

神戸は、オフィスもダメ、住宅も素通りで、衰退が加速するかもしれない。

「三宮ターミナルビル」は、2018年3月末に閉鎖されたが、半年以上経過しても、寂れたままで、JR西日本の再開発意欲は全く感じられない。

JR西日本にとって、三宮の再開発の優先順位は明石市よりも低いかもしれない。

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